序　地域を元気にするために

地域の中小企業が、地域から発信するプロジェクト
東京に行かなくても、ビジネスはできる
ブランドとは、消費者に伝えるための手段である
84円のサイダーが、200円になってもどんどん売れる
中小企業にこそ、ブランディングが必要


其の壱　黎明　岡崎の材木屋、ブランドに出会う

本当はアメリカ人になりたかった
木曾檜はなぜ売れる？　——ブランド第一の原点
アメリカに行くために、自分自身をブランディングする
アメリカでブランド第二の原点に出会う
日本製より質が劣るのに、アメリカ製はなぜ売れる？
ノーブランドの国、中国での闘い
ブランドとOEM。日本はアメリカか中国か
「安くていいもの」なのに売れない——ブランド第三の原点
「作る時代」から「セレクトする時代」へ
ブランディングの第一号、「コンチネンタルスタジオ」
「雑誌に載りたい」からスタート
東京より上海のほうが有利だ
フリーのプロデューサーとして、単身東京へ
餃子とイタリアンは同じ人が食べている


其の弐　初陣　「サムライ日本プロジェクト」はこうして生まれた

地元、岡崎から始まる地域ブランド
トレンドは“国産”
うまくいっていない地域ビジネスに共通すること
地域の問屋を活かせ
流通は“手足”、ブランドは“顔”
「藩」で区切った地域ブランド
予算がないからこそ、地元の人を応援団にする
大勢が集まると、発信しやすいものだ
地域の中小企業だからこそ、コラボレーションが必要
国主と武士——同じブランドのもとで商売する「本気」を共有
汗をかいた人みんなが、やってよかったというプロジェクト
地域ブランドだからこそ、地域での信用が大切


其の参　勃興　三河の国から生まれた５人のサムライ

サイダーしかないのに思わず手を挙げた
人に人を紹介するという責任
世界20ヶ国で売られているHatcho Miso
日本古来の室内照明・灯明を今も支え続ける
地域に愛される洋菓子は、地域を代表する味といえる
１本ずつ手で蝋をぬり重ねながら形作る和蝋燭
サムライキャラクター完成。バーチャルシティ建国
あるものを活かしながらのパッケージデザイン
東京に初陣。東京ミッドタウンでオープニングを飾る
ニューヨークに出陣。サムライキャラクターに「OH！」


其の四　版図　サムライ日本プロジェクト、全国に飛び火する

加賀国参入。武士は醤油屋と漆器屋
新たな武士はかりんとう屋、仏壇屋、材木屋に卵屋
安芸国参入。武士は珈琲屋、牡蠣漁師、きな粉屋
永年のライバル、尾張国が参入する
大江戸夏の陣、始まる。表参道ヒルズへ出店
サムライ日本プロジェクト、加速する
駿河国参入。新聞、雑誌、テレビ取材も増える


其の伍　陣形　あなたの会社を伝えるブランドづくり

“たたき上げ”ブランディングの極意
逆境はメリットだ！　——見方を変える　その１
トレンド照らし合わせて見よ——見方を変える　その２
シロウトに聞け——見方を変える　その３
いい感じがする要素は見逃さない
ブランディングの第一歩、100字と75字でまとめる方法
ブランディングとは代表者が決めること
ニュースや記事になるために——マスコミにアプローチする　その１
すぐに反応がなくても諦めない——マスコミにアプローチする　その２
会社案内と商品カタログは意外に重要
ブランドを伝えるWEBサイトと商品パッケージ
商品のアウトレットとブログには要注意
中小企業こそ、コラボレーションのススメ
毎週メディアに載り続ける方法
企業に顔ができると、みんなに張り合いが出る


抜　ブランディングの可能性

武士と武士がコラボする。知らないうちに新商品
ブランディングは、プラットフォームを作るようなもの
若い世代に引き継がれる地域ブランド
地域ブランドの新しい展開。キャラクターが発信する
動けば風が起きる


あとがき