目次


預けたお金が問題だった。

マネックス松本大が変えたかったこと


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


プロローグ 「自分の頭で考える」ということ


お前は「人を殺せ」と言われたら、殺すのか
これからの時代に求められる金融をつくりたい


第1章 素朴な疑問から始まった──日本のお金はおかしくないか


預金は、実は借金だった?
▲銀行に預けたお金は、どう使われているか
預けたお金が無駄な公共事業に化けている?
▲金融機関が日本の「国債」を買うということ
預けたお金は誰が使っている?
▲国や銀行員に、お金の使い道を委ねている現実


第2章 お金の流れがおかしいその原因を考える──なぜ、預貯金中心の金融になったのか


なぜ、みんなが預貯金に向かうのか?
▲“貯蓄意識”は国の奨励政策が生み出した
高すぎた株式取引手数料
▲投資から人々の目を遠ざける政策


第3章 誰のための金融? ──日本では個人のお金は虐げられている?


個人のお金は大事にされているか?
▲お金について知識がない、だから、ナメられる
預貯金のお金も、その価値は減っていく?
▲二〇年後、そのお金は価値をとどめているか


第4章 日本にも危機感はあった──金融自由化をビジネスチャンスに


アメリカのお金は動いている
▲産業界にダイナミックにお金が流れる仕組み
日本にもあった金融自由化への動き
▲国が立ちゆかなくなる、と気づいた政治家と官僚
オンライン証券はなぜできた?
▲投資家を増やすことを、国も求めていた
お金の流れを変えよう
▲自分たちの手で、自分たちのための金融機関をつくりたい


第5章 自分たちの手で新しい金融機関をつくる──オンライン証券の創業という実験


なぜ金融マンは集まった?
▲誰一人、株式投資の経験がなかった創業メンバー
ソニーはなぜ金融ベンチャーに出資したのか?
▲出井伸之元ソニー会長が語る新しい金融への共感
新しい会社を一からつくる苦労
▲つぶれるかもしれない、と覚悟したシステム障害
金融のプロとして、やるべきか、やらざるべきか
▲信用取引をめぐる全社員での話し合い
なぜ投資教育に力を入れた?
▲三〇年後の「やっておけばよかった」を聞きたくない
新しくて面白いことを実験する
▲個人投資家のためのイノベーション
顧客が主役のビジネスモデルをつくりたい
▲トップ自ら、三カ月に一度、顧客十数人と、直接対話する
“正しいこと”が誤解されることもある
▲“マネックスショック”の教訓


第6章 投資家は増えた でも、いびつな構造は変わらない──日本とあなたの生活はどうなる?


結局、投資家は増えたのか?
▲若者が変わった? スマートインベスターが増え始めた
日本人は投資に向いていないのか?
▲実は賢い日本の個人投資家
構造的な問題は何も解決していない
▲日本は「次の世代」から、巨額のお金を借りている
預貯金が日本の未来を滅ぼす?
▲ダメな人にお金を貸し続けているのが、日本人
このままだと日本はどうなる?
▲厳しい円安とハイパーインフレで没落する前に


第7章 それでもあるべき姿に向かう──日本のお金の流れを変えるために


夢を夢で終わらせたくない
▲日本のお金の流れは変わっていない
個人投資家のために何ができるか?
▲一番大事なのは「儲かること」である
あるべき姿に向かって変わり続ける
▲知のインフラづくりへの挑戦


エピローグ 今、若い人に求められていること


「変わらなければいけない」という意識
人間は弱いもの、だから、自分を使いきりたい
「自分の頭で考える」ことへの第一歩を踏み出そう!


あとがき



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著者

上阪 徹(うえさか・とおる)
1966年、兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、95年よりフリー。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。インタビュー集に累計40万部を超えるベストセラーとなった『プロ論。』(B-ing編集部編/徳間書店)シリーズ、『外資系トップの仕事力』(ISSコンサルティング編/ダイヤモンド社)シリーズ、『我らクレイジー☆エンジニア主義』(リクナビNEXT Tech総研編/中経の文庫)、著書に『新しい成功のかたち 楽天物語』(講談社)、『六〇〇万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』(角川SSC新書)、『「カタリバ」という授業』(英治出版)、『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)などがある。


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