目次


知性のBasicシリーズ
新版  3日でわかる 世界史


[目次] [著者紹介]


表紙




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◆◆第1章◆◆ 人類の誕生と世界史の始まり
人類はどの地に生まれ、文明を築き上げたのか?


(この章のポイント)
人類が生まれ、農業が始まり文明が発展する
人類の誕生と発展を掴むポイント

■人類の起源
人類は本当にアフリカに生まれたのか?

■人類の進化
人類進化の道筋は、どこまでたどれるか?

■農業革命と都市革命
農業が歴史をつくり、都市出現が歴史を変えた

■文明のあけぼの
「四大文明」という考え方はもう古い

<COLUMN>
酒に弱いのは壊れた遺伝子のせい


◆◆第2章◆◆ 世界に数々の古代文明誕生
各地に発生した文明はどう発展し衰退したのか?


(この章のポイント)
人類は急速に発展し文明圏を拡げていく
世界の古代文明を掴むポイント

■メソポタミア文明の発祥
シュメールは中央集権国家として繁栄した

■シュメールと最古の物語
楔形文字に書かれていたこととは?

■古バビロニア王国
現代の法律に影響を与えたハンムラビ法典

■古代エジプト文明
ナイルの賜物・ファラオの王国2800年の隆盛

■ファラオとピラミッド
ピラミッドは冥界シミュレーション装置?

■インダス文明
アーリア人、カースト制度の原形をつくる

■黄河文明の発祥
伝説の「夏王朝」は実在していた?

■殷から周へ
「酒池肉林」が殷周革命を早めた

■ヒッタイトとアッシリア
鉄の民ヒッタイトと、軍事大国アッシリアの覇権

■フェニキア人の活躍
古代世界の海の王者・フェニキア人の活躍

■ヘブライ人とユダヤ教
ユダヤ教は苦しみ抜いた民族が生んだ宗教

■ペルシア帝国
古代オリエントに君臨した最後の大帝国ペルシア

■エーゲ文明(1)
ギリシアの夜明けはエーゲ海から始まった

■エーゲ文明(2)
神話は史実を語る。ミケーネとトロヤの関係

<COLUMN>
世界で活躍する日本の考古学調査隊
古代文字を解読する


◆◆第3章◆◆ 古代ギリシアは輝き、中国に諸子百家が現れる
古代の思想家たちは何を思い、どんな足跡を残したか?


(この章のポイント)
後世に伝えられる哲学・思想家が現れる
ギリシア文化・仏教・諸子百家を掴むポイント

■ギリシア文明(1)
ポリスの雄・アテネに民主政生まれる

■ギリシア文明(2)
自由と独立のギリシアが大帝国ペルシアに勝利

■ギリシア文明(3)
民主政のアテネが帝国に変貌していく

■ギリシアの文化
西洋文明の母体となったギリシア文化

■アレクサンドロス大王
アレクサンドロス大王が夢見た「世界帝国」

■ヘレニズム時代
世界帝国が三分裂しヘレニズム文化が広がる

■仏教の成立
カーストを超越した仏教が誕生する

■仏教の拡大
仏教はシルクロードを通り世界宗教に

■中国・春秋戦国時代
550年間もの大乱世、春秋戦国時代

■諸子百家
中国の偉大な思想の源流は乱世から生まれた

<COLUMN>
三十六計逃げるにしかずの三十六計って何?


◆◆第4章◆◆ 東に「秦・漢」西に「ローマ」の大帝国時代に
世界に大帝国が築かれ始めるのはなぜなのか?


(この章のポイント)
世界の東西に作られた大帝国の盛衰
東西の大帝国建設から崩壊の流れを掴むポイント

■秦帝国
始皇帝の偉業と蛮行が中国の基礎

■漢帝国
劉邦、項羽を破り漢王朝を開く!

■後漢帝国
積極外交の光武帝、日本の王に金印を贈る

■三国〜南北朝時代へ
英雄を輩出した三国時代に晋が終止符を打つ

■共和政ローマ
小ポリス・ローマが急成長して世界を征服

■ローマ帝国(1)
英雄カエサルの暗殺とローマ皇帝誕生

■ローマ帝国(2)
すべての道が、なぜローマに通じていたか

■キリスト教の成立
ローマ帝国の最盛期、ユダヤの寒村にイエスが誕生

■キリスト教の変遷
迫害されるほどキリスト教は強くなる

■ローマ帝国東西分裂
巨大帝国の東西分裂は歴史の宿命か

■ゲルマン民族の大移動
ゲルマンの大移動がヨーロッパ地図を変えた

■ビザンツ帝国
ビザンティウムこそ先進文化の地

■ヒンドゥー教
仏教誕生の地インドになぜヒンドゥー教が多いのか

<COLUMN>
日本にはキリストの墓がある!?


◆◆第5章◆◆ 隋・唐帝国とイスラム帝国の栄華
二大文明圏が融合し世界に拡大していく過程とは?


(この章のポイント)
東西の文明圏がシルクロードで一つになる
「隋・唐」とイスラム帝国を掴むポイント

■隋の統一と滅亡
40年で滅亡した隋が残した大運河と律令制

■唐の繁栄
日本の手本であり脅威でもあった唐の実像

■唐の衰退
楊貴妃に溺れた玄宗、帝国を傾ける

■シルクロード
「シルクロード」の名付け親はドイツ人

■物と文化の東西交流
シルクロードを行き交った人と物と文化

■五代十国から宋へ
科挙に合格すれば地位も財産も思いのままに

■宋の発展
お札を流通させた経済大国・宋の実像

■東南アジアの諸王朝
仏教一色ではない東南アジアの宗教

■イスラム教の成立
商人・ムハンマドがイスラム教を創始する

■アラブ帝国
「聖戦」によってアラブ帝国が急速に拡大

■イスラム帝国
イスラム商人が世界を征する

■セルジューク=トルコ
遊牧の民・トルコ人がイスラム世界を席巻

■フランク王国
カールの戴冠で西ヨーロッパに皇帝復活

■海の王者・ヴァイキング
ヴァイキングは500年早く新大陸に達していた

<COLUMN>
イスラムに暗殺集団あり!


◆◆第6章◆◆ 十字軍の遠征とモンゴル帝国の拡大
人が東から西へ、西から東へ、社会はみるみる膨張していった


(この章のポイント)
交通網が発達し商業圏がどんどん拡大した
十字軍とモンゴル帝国を掴むポイント

■神聖ローマ帝国
神聖ローマ帝国誕生。しかし皇帝の権力はいまいち

■ローマ=カトリック
教皇権は太陽なり。キリスト教会の権威が絶対!

■十字軍(1)
十字軍の発端はビザンツ帝国からのSOS

■十字軍(2)
後期十字軍の聖地奪回は単なる名目だった

■自治都市・都市同盟
都市が活発化し、商工業が自由になる

■中世ヨーロッパの生活
都市にギルドが生まれ、封建制も揺らぎ始める

■西ヨーロッパの中央集権国家
教皇権より王権。14世紀にパワーバランスが逆転

■英仏百年戦争
17歳の少女がフランスを勝利に導いた

■チンギス=ハン出現
一代で巨大帝国を築いたチンギス=ハンの実力

■モンゴル帝国の分裂と元
モンゴル帝国は広大過ぎて、瞬く間に分裂

■元と東西交流の道
モンゴル人は意外にも商業重視の民族だった

<COLUMN>
義経=チンギス=ハン説を検証する!
こんなに恐ろしかった中世のペスト


◆◆第7章◆◆ ルネサンスと宗教改革そして大航海時代へ
アフリカや南米の文明が忘れ去られたのはなぜか?


(この章のポイント)
新大陸の文明は大航海時代とともに滅んだ
宗教改革と大航海時代を掴むポイント

■ルネサンス(1)
人間賛美のルネサンスはイタリアに始まる

■ルネサンス(2)
ヒューマニズム賛美のルネサンスが北方へ広がる

■宗教改革(1)
カトリックとプロテスタントはなぜ分かれたのか

■宗教改革(2)
商工業者に支持されて、新教徒が増大する

■大航海時代
「もっと胡椒が欲しい」との欲望が大航海時代を拓く

■マヤ・アステカ文明
ピラミッドも天文台もあったマヤとアステカ文明

■アンデス文明
インカ、南米アンデスに巨大帝国を築く

■アメリカ大陸の悲劇
アステカ・インカ両帝国があっけなく滅亡した訳

■海上制覇
「日の沈まない国」スペインに訪れた黄昏

■オランダの台頭
スペインからオランダへ。大航海時代の主役交代劇

■モスクワ公国
東方の胎動の中、モスクワ公国が生まれる

■オスマン帝国
トルコ系のイスラム教国にスレイマン大帝現る

■ムガル帝国
インドにイスラム教国=ムガル帝国が出現

■元から明へ
貧農出身の洪武帝、江南に明をおこす

■西欧諸国の植民活動
英・仏・蘭も加わって植民地獲得競争激化

■絶対主義時代の奴隷貿易
黒人奴隷の悲劇は南米の農園に始まる

■アフリカの諸王国
アフリカにも輝ける文化はあった

<COLUMN>
コーヒーブームはアラブ世界から始まる


◆◆第8章◆◆ 自由を求める市民革命の時代到来
産業革命から市民革命、独立運動と世界が激しく動き出した


(この章のポイント)
英国が「世界の工場」と呼ばれた頃に市民革命が起き始める
産業・市民革命の時代を掴むポイント

■イギリス王国と立憲王政
イギリスの絶対王政がピューリタン革命に揺らぐ

■フランスとブルボン王朝
ルイ14世とヴェルサイユ宮殿が象徴する仏の絶対王政

■オーストリアとハプスブルク家
ハプスブルク帝国を守り抜いた女帝・マリア=テレジア

■プロイセンとフリードリヒ2世
辺境のプロイセンが列強の仲間入りを果たす

■ロシアとロマノフ朝
ロシアのツァーリの改革は近代化だったのか

■産業革命
現代社会の原点となった産業革命

■フランス革命
飢えた市民のバスティーユ襲撃でフランス革命が始まる

■ナポレオンの時代
ナポレオンは自分で自分を皇帝に任命した

■ウィーン会議
ウィーン体制は革命無視の復古的な戦後処理

■アメリカ独立
王も貴族もいない自由の国、アメリカ合衆国誕生

■中南米諸国とギリシアの独立
合衆国に続いて、ラテン=アメリカが独立に沸く

■クリミア戦争
オスマン帝国衰退が招いたロシアの南下を英仏が阻止

■清帝国
五族を支配した清帝国の巧みな内政策

<COLUMN>
仮面の男は実在したのか?


◆◆第9章◆◆ 世界を覆う帝国主義の時代
資本主義の発展で広い市場と多くの原材料が必要となる


(この章のポイント)
激しくなる植民地争奪戦に世界が巻き込まれる
帝国主義時代を掴むポイント

■七月革命と二月革命
フランスに再び革命。自由への道は曲がりくねっていた

■パックス=ブリタニカ時代
自由主義的改革でパックス=ブリタニカ時代到来

■アヘン戦争と太平天国運動
アヘンまで売るイギリスの東インド会社

■セポイの反乱
イギリスの傭兵から始まるインドの反植民地運動の拡大

■イタリアとドイツの統一
イタリアとドイツが遅ればせながら国家統一を達成

■アメリカ南北戦争
南北対立の原因は奴隷問題だけではない

■帝国主義の時代
激しい植民地獲得競争が世界中を巻き込む

■ドイツとイギリスの世界政策
「独・伊・墺」VS「英・仏・露」の対立に世界が激震する

■日清戦争
日清戦争で弱さを露呈した“眠れる獅子”清

■清の凋落
列強に分割される清に対抗する力なし

■日露戦争
世界が驚いた日露戦争での日本の勝利

■辛亥革命
清朝を倒した辛亥革命だが理想は成就せず

<COLUMN>
香港とマカオ、なぜここだけが植民地として残った?


◆◆第10章◆◆ 2つの世界大戦から現代へ
東西冷戦から各地の紛争まで歴史の問題点とは?


(この章のポイント)
現在も続く紛争解決の糸口は歴史の中にある
世界大戦から現代までの流れを掴むポイント

■第一次世界大戦
第一次世界大戦で戦争が変わった

■ロシア革命
レーニンからスターリンへ。社会主義革命はこう進行した

■国際連盟
平和維持のために結成された国際連盟が骨抜きに

■ヴェルサイユ体制とワシントン体制
敗戦国にも植民地にも厳しい大戦後の新秩序

■ドイツ、ワイマール共和国
敗戦で苦悩するドイツで何が起きたか

■世界の民族独立運動
列強への不信感が民族運動の火に油を注ぐ

■世界恐慌
アメリカの不況が世界経済を巻き込む

■ファシズムの台頭
世界恐慌による不景気でファシズムが台頭する

■スペイン内乱
心意気だけではファシズムに勝てなかった国際義勇兵

■第二次世界大戦
ファシストたちは戦争を求めていた!

■戦後処理と国際連合
冷戦で世界は東西にはっきり色分けされた

■中華人民共和国の建国
毛沢東の中国革命で壮大な共産国家が出現

■朝鮮戦争
米ソの代理戦争が生んだ韓国と北朝鮮

■第三世界の現代史
あいつぐ民族の独立と残された問題の数々

■中東戦争
パレスティナ人には「寝耳に水」のイスラエル建国

■ヴェトナム戦争
インドシナ紛争にアメリカが介入して負けた訳

■イラン革命から湾岸戦争へ
気になるペルシア湾岸の歴史と情勢

■冷戦の終結
冷戦の雪解けの後、ソヴィエト連邦は解体した

■現代世界の課題
紛争解決のカギは歴史の流れの中にある

<COLUMN>
永遠の謎 アナスタシア伝説!
ECからEUへヨーロッパの選択が世界を変える



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監修者

櫻井清彦(さくらい・きよひこ)
1922年、東京生まれ。1946年、早稲田大学文学部史学科卒。
元早稲田大学および昭和女子大学大学院教授、早稲田大学名誉教授。
専攻は、比較考古学。ミイラ研究・日本の北方文化研究のほか、西アジアや中国、東南アジア各地で発掘調査を行ない、数多くの成果を残している。著書は『エジプトを掘る』(実業之日本社)『世界の大遺跡ナイルの王墓と神殿』(講談社)など多数ある。

執筆者紹介

●田名部昭(たなべ・あきら)
本書の第1章〜第7章の執筆を担当する。
1945年、東京生まれ。作家。早稲田大学卒業。古代ギリシアやアフリカを主なフィールドとして執筆活動を行っている。著書に『古代アフリカの謎』『アレクサンドロス大王』(共に光文社)『ギリシャの神々』(講談社)などがある。

●町田隆吉(まちだ・たかよし)
本書の第8章〜第10章の執筆を担当する。
1952年、埼玉県生まれ。桜美林大学国際学部教授。専攻は中国古代史。筑波大学大学院博士課程修了後、東京学芸大学附属高等学校大泉校舎で、歴史教育に17年携わる。著書に『シルクロードの謎』(光文社)『中国歴史紀行 第二巻 三国・晋・南北朝』(学習研究社)などがある。


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