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[新版] わかる! 経営のしくみ

図解 基礎から最新手法までつかめる


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


PART 1 経営の基礎知識を押さえる
会社経営の基本的なしくみと会社に関連する法律について、まず理解しておこう

1 そもそも会社とは何か?

社会的に“人格”をもった存在
個人事業と会社の違いは?

2 「会社法」のポイントは?

1円で株式会社がつくれる
国際競争力を高めるために

3 株式会社の基本的なしくみは?

資本と経営の分離が特色
株主もリスクを負っている

4 株式上場のしくみは?

株式上場のメリットは?
2部市場から1部市場へ
ベンチャー企業専門の市場

5 取締役と執行役員の違いは?

取締役は会社の舵取り役
執行役員は取締役ではない

6 取締役会とは何をするところか?

議決事項は会社法で定められている
社外取締役制度の導入が進んでいる

7 監査役の仕事とは?

業務監査と会計監査を行う
監査役の独立性が求められる

8 会社の税金にはどんなものがあるか?

利益の30%を法人税として納める
日本の実効税率は約40%

9 経営の基本とは何か?

ヒト、モノ、カネ、情報
アイデアで付加価値を生み出す

10 経営理念と社風の関係は?

経営理念は会社発展の見えざるエネルギー
経営理念が社風をつくる

11 日本における会社の歴史は?

日本の会社は明治時代に誕生した
農業国から工業国へ
日本の会社は第三の創業期を迎えている

12 「日本的経営」とは何か?

日本の会社の“三種の神器”
新しい日本的経営が求められている

13 コーポレート・ガバナンスとは?

経営体制を監視・規律する
委員会設置会社を採用する

14 経営学とはどんな学問なのか?

最善の経営手法を考察する
組織管理論から戦術論へ

Column 井深大と盛田昭夫


PART 2 会社を成長させる計画と戦略
会社はどのように成長するのか——経営計画のつくり方と戦略の立て方を知っておこう

1 会社はどのように成長するか?

成長する企業はオリジナルをもっている
三つの発展段階を経て成長する

2 経営計画とは何か?

会社の発展には目標と計画が不可欠
長期・中期・短期の計画がある

3 企業分析と環境分析の目的は?

経営の課題点は何かを分析する
会社の強みと弱みを明確にする

4 企業ビジョンとは何か?

企業ビジョンは経営計画の前提
ビジョンにもさまざまな性格がある

5 長期経営計画とは?

安定成長を期すための「総合的計画」
長期経営計画の中身は?

6 中期経営計画とは?

長期計画を実務に落とし込んだもの
中期計画は会社運営の設計図

7 短期経営計画とは?

短期計画は行動レベルを策定する
一人ひとりの行動目標を明確にする

8 経営戦略はなぜ必要か?

ライバルに勝つためのシナリオ
競争戦略と成長戦略

9 ボストン・コンサルティングのPPMとは?

市場の成長性と市場のシェアに着目する
四つのフレームで事業を分析する

10 マッキンゼーの七つのSとは?

企業を診断し改善するポイント

Column  本田宗一郎と藤沢武夫


PART 3 組織と人の役割
社員をやる気にさせる制度や、効率的な組織のあり方を学んでおこう

1 組織の役割とは何か?

「分業」と「協働」が組織の基本
縦長型組織と横広型組織の違い

2 組織にはどんな形態があるのか?

日本の会社の大半は事業部制
事業部制からマトリックス組織へ
日本独特の職能別事業部制
SBUによる組織

3 ライン・スタッフ組織とマトリックス組織の違いは?

スタッフはラインをサポートする
機動性に優れたマトリックス組織

4 プロジェクト・マネジメントとは?

特別な事業のための暫定的なチーム
部門を超えて人材を集める

5 親会社と子会社の関係は?

子会社と関連会社の違いは?
日本の子会社も曲がり角にある

6 持ち株会社のしくみは?

グループ各社の戦略立案や調整を行う
純粋持ち株会社と事業兼業持ち株会社

7 モチベーションとインセンティブとは?

動機づけと報奨
人はなぜ働くのか?
目標の達成度に応じて報酬を決める

8 成果主義で会社はどう変わるのか?

終身雇用の崩壊
年功給から能力給への移行
能力給で組織を活性化させる
やがて全社員が年俸制に

9 目標管理制度とは?

自分で自分の目標を決める
会社の目標と個人の目標とのズレ

10 企業年金はどうなる?

今、企業年金はどうなっているのか
日本版401kとは?

Column 松下幸之助


PART 4 製品をつくって売るしくみ
経営活動に欠かせないマーケティングと生産管理の基本を押さえておこう

1 そもそもマーケティングとは何か?

「まず顧客ニーズありき」が原則
マーケティングの基本は4P

2 新製品はどのように開発されるのか?

プロジェクト・チームで開発を進める
商品開発コンセプトを決める

3 生産管理にはどんな手法があるか?

必要なモノを必要なだけ
トヨタのかんばん方式とは?

4 品質管理はどのように行うか?

不良品や商品の質のバラツキをなくす
QC、TQC、TQMとは?

5 シックスシグマとは?

GE奇跡の復活の大きな要因
トップ主導の品質管理手法

6 TOCとは何か?

ボトルネック工程に注目する
スループット会計でコストを管理する

7 商品の価格はどうやって決めるのか?

価格の決め方は大きく3種類
重要なのは“値ごろ感”

8 どんな市場で商品を売るべきか?

市場を属性別に細分化する
市場に合った企画・販売・宣伝

9 商品をどのように流通させるか?

商品によって販売チャネルは異なる
インターネットによる通信販売

10 広告戦略のポイントは何か?

消費者に商品を知ってもらう
まずターゲットを絞る

11 CRMとは?

コンピュータを使ったマーケティング
関連した商品・サービスの情報を流す

12 ブランド戦略とは?

商品やサービスの価値を明確にする
ブランドの三つの機能

Column ヘンリー・フォード


PART 5 経営とお金の関係
決算書の読み方、経営分析など、会社の業績を判断する方法を理解しよう

1 会社のお金の流れはどうなっているのか?

生産・販売・現金回収のサイクル
生み出した利益を何に使うか?

2 決算は何のために必要なのか?

会社の成績表と財産簿
企業の会計には3種類ある

3 貸借対照表で何がわかるか?

会社の財産状態を映し出す
自己資本比率はどうか?

4 損益計算書で何がわかるか?

損益計算書は会社の成績表
利益を生み出す源泉に着目する

5 キャッシュフロー計算書とは?

キャッシュと利益の違いとは?
キャッシュフロー計算書の中身

6 経営分析で何を見るのか?

会社を総合的に判断する
総資本利益率で総合力を見る
収益率で会社の強さを見る
自己資本比率で安定性を見る
ROEで投資価値を判断する

7 企業価値とは何か?

企業価値を計算する方法
評価を基準値として調整する

8 国際財務報告基準(IFRS)とは何か?

国際会計基準から国際財務報告基準へ
多くの計算方式が変更される

9 連結決算とは?

企業グループ全体で決算を行う
連結決算で子会社が変わる

10 直接金融と間接金融の違いは?

間接金融から直接金融へ
中小企業には間接金融が必要

11 会社はどのように倒産するのか?

銀行取引停止によって倒産する
債務超過はなぜ起こるのか?
会社の再建と清算

Column ビル・ゲイツ


PART 6 経営の情報化はどう進むか
IT(情報技術)は経営の必須の要素となった。会社の情報化の進展を押さえよう

1 情報化によって経営はどう変わったか?

経営はどう情報化してきたか?
大量事務処理からリアルタイム処理へ

2 インターネットが経営に与える影響は?

店舗も販売員も不要に
働き方も変わった

3 コンピュータと生産の関係は?

会社の情報化は工場から始まった
コンカレント・エンジニアリングとは?

4 コンピュータと流通の関係は?

流通業に欠かせないPOSシステム
品切れせず売れ残らない受発注

5 コンピュータと販売の関係は?

顧客情報をコンピュータで解析する
顧客データを全社員で共有する
SFAで営業活動を効率化する

6 サプライチェーン・マネジメントとは?

在庫ゼロと最適な販売効率をめざす
SCMで物流コストを軽減する

7 ロングテールとは何か?

恐竜の尻尾と販売総量の関係
ネット上の新たなマーケティング概念

8 個人情報保護法と経営の関係は?

個人情報流出というリスク
個人情報保護に関する五つのルール

9 インターネットビジネスの今後は?

ネットビジネスの形態
世界中の人が顧客対象
コンテンツを競う時代に

Column グーグル


PART 7 これからの経営環境と新しい経営手法
経営のグローバル化が進むなか、新たな経営手法に企業はどう取り組んでいくのか

1 経営のグローバル化はなぜ必要か?

世界経済はボーダーレス化している
メガ・コンペティションの時代がくる

2 キャッシュフロー経営とは?

現金を稼ぐ能力が問われる
キャッシュフローはこうして生み出す

3 M&Aにはどんな手法があるのか?

多角化や事業の見直しの手段として
M&Aのおもな手法

4 MBOとは何か?

子会社が自社株を買い取って独立
上場企業のオーナーが上場を廃止する

5 業界再編成はどのように進むのか?

経済がグローバル化するなかで
再編成はすべての業界で起きる

6 三角合併とは何か?

外国企業による日本企業の買収
三角合併のしくみ

7 「環境経営」とは何か?

環境に配慮した経営
「環境会計」で成果を把握する

8 CS経営はなぜ大切なのか?

顧客の満足を最重要視する
ニーズを科学的に分析する

9 コンプライアンス経営とは?

法令遵守のための社内制度をつくる
利益を上げる前提に「信用」を置く

10 内部統制とは?

不祥事をなくすために
「内部統制報告書」の提出

11 リスク・マネジメントの方法は?

リスクごとに対策をシステム化する
企業を取り巻く七つのリスク

12 企業経営とステークホルダーの関係は?

いったい会社は誰のものか
利益を適正に評価して分け合う

13 ナレッジ・マネジメントとは何か?

「暗黙知」を「形式知」に置き換える
知識を全社員で共有する
「知識」は5番目の経営資源

14 IR(インベスター・リレーションズ)とは何か?

財務と広報の両方の機能を兼ねる
投資家を増やし株価を維持する

15 ゲーム理論とは何か?

人が行う意思決定にも原則がある
優位性を見つけるゼロサム2人ゲーム
「囚人のジレンマ」ゲームとは?

16 複雑系の経営とは?

予測不能な複雑な現象にも法則がある
自己組織化とは?

17 ゴミ箱モデルとは?

不確実な状況に柔軟に対応する
仮説・検証・実行・やり直しのサイクルを回す


索引&用語解説



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編著者

栗原 昇(くりはら・のぼる)
経済ジャーナリスト。出版社勤務を経て独立。週刊誌や月刊誌をフィールドに、経営戦略、人事論、人材論、業界動向、経済全般をテーマに取材・執筆活動を展開。幅広い業界の先進事例や経済の動きをわかりやすく解説する記事が好評を博している。主な著書に『図解 わかる! 経済のしくみ[新版]』(ダイヤモンド社)、『逆転の仕事術』(PHP研究所)、『身近な経済・金融100』『これでわかる株式100』(以上、アイ・イーシー)などがある。


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