目次


原子炉時限爆弾

大地震におびえる日本列島


[目次] [著者紹介]


表紙




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序 章 原発震災が日本を襲う

原発産業がもたらすだろう暗黒時代
事故の確率は二万年に一回!?
現実に起こった『チャイナ・シンドローム』の悪夢
闇に葬られた秘密報告書
原発震災とは何か


第一章 浜岡原発を揺るがす東海大地震


いよいよ迫る東海大地震と、予期される浜岡の原発震災
周期的に起こる二つの巨大地震
沈み続ける静岡県御前崎
ここ二〇年間の日本の自然現象
日本は地底の激動期に突入した
駿河湾地震(静岡地震)は何を警告しているか
世界各地の大地震は何の予兆か
駿河湾地震の実害
原発災害は構造上避けられない
ステーション・ブラックアウトの恐怖
浜岡五号機が記録した大きな揺れ
専門知識を持たない原発関係者
防災予測はすべて外れた
安政東海大地震はどのような地震だったか
津波はどれほどこわいか
原発震災で何が起こるか──大都市圏の崩壊


第二章 地震と地球の基礎知識


地球は生きている
プレート運動とは何か
ヴェーゲナーの大陸移動説
日本列島はどのようにして誕生したか
日本最大の活断層「中央構造線」の誕生
造山運動が大地に刻んだ記憶
新生代後半の新しい造山運動
伊豆半島の誕生と六甲変動
縄文海進による地形の変動
「強固な岩盤」が存在しない日本


第三章 地震列島になぜ原発が林立したか


大陸移動説とプレートテクトニクスを認めなかった日本
阪神大震災で信頼を失った原発耐震指針
現在の原発の耐震性はどのように決められているか
大幅に引き上げられた耐震性で大丈夫?
新潟県中越沖地震で何が起こったか
変圧器火災でメルトダウンの危機に
無謀にも運転再開された七・六・一号機
地震学とは何か、変動地形学とは何か
変動地形学を知らない電力会社
原発を動かす資格もない素人集団


第四章 原子力発電の断末魔


放射能の基礎知識
永遠に消えない放射性物質
高レベル放射性廃棄物の地層処分
NUMOの子供だましの宣伝文
岩手・宮城内陸地震が立証したこと
青森県六ヶ所再処理工場で起こっていること
六ヶ所村の真下に走る大断層
原発震災は人災である
高速増殖炉“もんじゅ”の運転再開
“もんじゅ”の失敗は百パーセント保証済み
プルサーマルが加速する原子炉の危険性
行き場を失った高レベル放射性廃棄物
原子力産業が置かれた末期的な状況


電力会社へのあとがき──畢竟(ひっきょう)、日本に住むすべての人に対して

【巻末資料】地震学用語などについての解説



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著者

広瀬 隆(ひろせ・たかし)
1943年東京生まれ。早稲田大学卒業後、大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『危険な話』『柩の列島』などで原子力の危険性を訴え続けるとともに、反原発の市民活動を展開。その他の著書に『一本の鎖』『持丸長者』(以上ダイヤモンド社)、『赤い楯』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(以上集英社)、『世界金融戦争』『世界石油戦争』(以上NHK出版)など多数。


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