目次


取引先や従業員に迷惑をかけない 小さな会社のたたみ方

社長が絶対に忘れてはいけない58のこと


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


第1章 迷惑をかけたくないなら会社はたたむべきです


1 自殺するくらいなら、倒産を選んだほうがいい
2 生命保険をかけていても解決できるわけではない
3 無理な継続を続けると、自分も周囲も泥沼にはまる
4 倒産は会社の最後でも、事業のエンドマークではありません
5 お金に執着する人ほど再起が遠くなる!
6 お金よりも大事なのは、やはり人間関係!


第2章 悲惨な倒産にならないためのチェックポイント


7 資金繰り管理ができなければ、会社は倒産する
8 危ない連鎖倒産! 倒産に至る過程には必ずサインがある
9 会社と社長の資産、本当に売れるものを確認する
10 いつでも倒産の相談ができる人をつくる
11 相談相手は肩書きで判断しない
12 従業員との信頼関係を築けば、非常事態でも協力してくれる
13 取引先はよきパートナーと考えて付き合う
14 銀行以外から高利の資金を借りていないかをチェック
15 倒産は次のためのステップ、ピンチでも将来への希望を失わない
16 一番やりたくないことを明確にする


第3章 最後の決断を下す前に、これだけはやっておこう


17 銀行借入はもう限界かを確かめる
18 本当に条件変更はできないか交渉してみる
19 在庫一掃セールはできるだけ早く実施しよう
20 販売先にお願いして、売掛金の回収を早めてみる
21 決断する前に、必ず何人かの専門家に相談しよう
22 まず、すべきなのは、本で学ぶこと!
23 やれるだけの改善策をなんでも打ってみる
24 収益があがっていない事業をもう一度見直してみる
25 会社の資産は可能な限り即売却しよう
26 家族会議で率直な意見を聞いておこう
27 倒産か継続か、究極の決断を下す


第4章 痛みを最小限にする「計画的な倒産」の手順


28 Xデーを決めるポイントは現金の多い日
29 倒産するかどうかは自分で判断するしかない
30 お金を残すよりも、知的資産を残すほうが大事
31 銀行への返済を優先しない
32 銀行のことを心配する必要はない!
33 話を聞いてくれる弁護士を選ぶ
34 社長の個人破産も検討しておこう
35 計画がばれないように、日常業務は冷静にこなす
36 仕入先はできるだけ数を減らす
37 売上入金の引落をストップし、入金は新規の口座に変える
38 苦しくなっても手形を切ったりジャンプさせたりしない!
39 人的資産と知的資産の棚卸をする
40 Xデーまでに確実な支払い計画を立てる
41 銀行よりも取引業者のほうが簡単には取引してくれない
42 第三者保証人の負担を減らすことを考える
43 従業員の最後の給料は必ず払う
44 最後の在庫一掃セールではなんでも売る!
45 当面の生活費と新しい携帯電話は必ず用意しておく


第5章 会社倒産の日に起きること、やるべきこと


46 最後の家族会議を開いて、よく話し合っておこう
47 前日までに弁護士と最終打ち合わせをしておく
48 倒産当日、従業員に説明し、給与、解雇予告手当を支払う
49 告知文を掲示し、関係者に告知FAXを送る
50 当日は、弁護士と一緒に会社で待機する
51 金融機関は手順を踏むので、強引な回収はしてこない
52 予想するような混乱はほとんど起こらない


第6章 再起のために始動しよう!


53 挫折から再起した先人たちに学んでみよう
54 まわりに迷惑をかけなければ、さまざまな形で再起はできる!
55 債権者集会では、とにかく誠意をもって謝るだけ
56 残った知的資産を使って再生計画を立てる
57 倒産処理が終わったら、関係者への挨拶を忘れない
58 信じていい! 支援者は必ず現れる


おわりに



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著者

海老澤 祥司(えびさわ・しょうじ)
行政書士、ファイナンシャルプランナー。大学中退後、さまざまな職を経た後に代議士秘書となる。代議士秘書の時代に役所の対応に疑問を感じ、行政書士を目指す。1997年に海老澤行政法務事務所を開業。多くの法律家と違って遠回りをしてきたため、さまざまな現場体験を持つ。こうした体験を生かして、経営の観点から法律を活用していく「つかえる法律研究会」を主宰。現在、約400社の中小企業の経営者が参加している。
また、これまで多くの倒産の現場に立会い、再起できる経営者とそうでない経営者を見てきた。その違いを分析した結果、生まれたのが本書である。

つかえる法律研究会
http://www.tsukaeruhouritsu.com/


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