目次


劣化する政治 自民の凋落と民主の混迷の果てに

永田町の暗闘


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに──日本政治の「劣化」を考える


第1章 菅政権


鳩山首相が小沢幹事長と道連れ辞任 「クリーンな民主党に戻したい」

「機敏なリアリスト」菅氏が「反小沢」掲げて登場 支持率がV字回復。消費税一〇%でブレーキに

参院選で民主敗北、自民、ひと息つく 菅首相は“死に体”政局の混迷さらに


第2章 安倍政権


醜聞続きで支持率急降下 安倍政権にまとう失望感

失態続きでさらに支持率急降下 安倍内閣のダッチロール

事務所費公開で仕掛けた小沢代表逆襲戦略の成否

予算案採決で敵前逃亡? 小沢民主党代表の“評判”

松岡前農林水産相の自殺で談合事件捜査に波紋広がる

二〇〇七年参議院選挙 自民大敗の衝撃

政界を大混乱に陥れた安倍首相の“プッツン辞任”


第3章 福田政権


福田氏に雪崩の自民総裁選 禅譲目論んだ麻生氏の失敗

続発する防衛省の不祥事に防戦一方で苦境の福田政権

大連立で挫折した小沢氏 党首続投までの一部始終

政権奪取の“ウルトラC” 小沢代表大連立構想の心算

つなぎ法案寸前で激突回避 戦えない与野党の〝及び腰〟

ガソリンの次は高齢者医療 失策で自滅間際の福田内閣

憲政史上初の首相問責決議 自民vs民主 激闘の舞台裏

温暖化問題で一歩前進でも支持率上がらぬ首相の苦悶

野田氏不出馬であっけなく幕切れした民主党代表選

福田首相までもがプッツン辞任の舞台裏


第4章 麻生政権


解散・総選挙をにらむ攻防 麻生と小沢のばらまき合戦

一一月投票はあるのか!? 諸説乱れ飛ぶ解散・総選挙

景気対策に緊急サミット 先送り濃厚の解散総選挙

中央省庁が百家争鳴で抵抗 国家公務員改革議論の顛末

選挙協力までギクシャク 自民・公明の微妙な関係

渡辺氏の造反が端緒となり 風雲急告げる第三極の誕生

中川財務相が酩酊で辞任 麻生内閣を襲う末期症状

米政府も疑心にかられた小沢代表の第七艦隊発言

小沢代表の公設秘書が逮捕 激震に襲われた民主の衝撃

公設秘書の逮捕で勃発した小沢代表vs検察の戦い

小沢代表の続投宣言でも収まらない民主党の動揺

攻守が一気に逆転した小沢代表辞任の舞台裏

民主党代表に鳩山氏が就任 党執行部人事の微妙な均衡

東国原知事に出馬要請で露呈した自民の末期症状

都議選の歴史的大敗で露呈した自民の末期症状


第5章 鳩山政権


歴史的な圧勝を収めても民主が不安を抱える理由

すでに一〇年参院選に照準か 鳩山内閣人事決定の舞台裏

谷垣氏が総裁に決定で拭いがたき自民党の不安

モラトリアムをぶち上げた亀井金融相の緻密な戦略

脱小泉郵政改革で電光石火 亀井氏が見せた豪腕人事

山場迎えた普天間移設問題 「対等な日米関係」の試金石

普天間めぐりブレた首相発言 日米首脳会談が深めた不信

炎上? それとも沈静化? 首相の偽装献金問題の行方

六〇〇人超の小沢訪中団と 天皇特例会見事件の“相関”

首相への不信? 資金疑惑? 藤井財務相辞任が生む疑心暗鬼

政府vs検察にまで発展 小沢幹事長金脈疑惑の泥沼

小沢氏不起訴でも拭えない民主党政権への国民の不信

「平成の脱税王」と呼ばれ再燃した首相の献金問題

鳩山邦夫氏の自民党離党で加速する新党結成への動き

普天間移設でダッチロール 追い込まれる首相の窮地

「埋め立ては自然への冒涜」でつぶれた 勝連半島沖のホワイトビーチ案

鳩山首相の「腹案」は徳之島だった 後手後手の対応で暗礁に乗り上げる

安保認識「浅かった」と告白 辺野古回帰の首相の「お粗末」

首相が署名拒否の福島大臣を罷免 社民が連立離脱、首相退陣論強まる


おわりに──日本没落は政治家の責任



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著者

鈴木棟一(すずき・とういち)
1939年東京生まれ。父祖は和歌山藩士。早稲田大学政経学部を卒業後、毎日新聞社入社。津支局、中部本社(名古屋)を経て東京本社政治部記者。首相官邸、自民党、野党クラブを担当し、霞クラブ(外務省)、国会の各キャップ、編集委員を歴任。91年、政治評論家として独立し、東京永田町に事務所を構える。
主な著書に『永田町の暗闘 小泉は日本を変えられるか』『永田町の暗闘 日本を裏切った政治家たち』『永田町の暗闘 小泉政権50の功罪』(いずれもダイヤモンド社)、『永田町の暗闘』(全九巻・毎日新聞社)、『田中角栄VS竹下登』(全四巻・講談社プラスアルファ文庫)等がある。


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