目次


国家対巨大銀行

金融の肥大化による新たな危機


[目次] [著者紹介]


表紙




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序 章 一三の銀行


第1章 トーマス・ジェファーソンと金融貴族たち


ジェファーソンの復讐
産業トラスト
フランクリン・デラノ・ルーズベルトとアンドリュー・ジャクソン


第2章 よその国の金融寡頭制


新興市場危機の内幕
救命ボートが足りない
心配は無用


第3章 ウォール街の台頭


退屈な銀行稼業
変身する銀行
ごきげんな銀行稼業
巨大化する銀行


第4章 強欲はいいことだ──乗っ取り


選挙献金
回転ドア
ウォール街の価値観
ウォール街・財務省複合体


第5章 金の卵を産むガチョウ


マネーマシンの登場
最後の悪あがき
グリーンスパンの凱歌
ゴールドマン・サックス用のセーフティネット


第6章 大きすぎてつぶせない


断崖絶壁の縁で
他人の金
いつものやり方


第7章 アメリカの金融寡頭制──六つの銀行


ウォール街モデルの解体
客を食いものにする銀行
生かしておくには大きすぎる


解説──金融の問題はいまだ未解決(倉都康行)

原注

索引



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著者

サイモン・ジョンソン(Simon Johnson)
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院教授、ピーターソン国際経済研究所シニアフェロー。国際通貨基金(IMF)元チーフエコノミスト。ジェームズ・クワックと共同執筆している経済ブログ“The Baseline Scenario”は、ポール・クルーグマン教授が「必読」と推奨し、ビル・モイヤーズが「ブログ界で最も有益なニュースサイトの一つ」と激賞している。
2009年には英国のプロスペクト誌による「本年の知的貢献者25人」に、スティグリッツやクルーグマン、ルービニとともに選出。25人の中から栄えある金賞を受賞。危機後の金融規制に関して、世界で最も影響力を与えたことを評価された。

ジェームズ・クワック(James Kwak)
マッキンゼーの元コンサルタント、ソフトウェア開発会社の創業者。“The Baseline Scenario”の共同執筆者。現在はイェール大学ロースクールに在学中。

訳者

村井章子(むらい・あきこ)
翻訳者。上智大学文学部卒業。訳書にジョン・スチュアート・ミル『ミル自伝』(みすず書房)、ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』(日経BP社)、マービン・バウワー『マッキンゼー経営の本質』(ダイヤモンド社)、タラ・ハント『ツイッターノミクス』(文藝春秋)など。

解説者

倉都康行(くらつ・やすゆき)
国際金融アナリスト/RPテック代表取締役。主な著書に『危機第三幕』(ビジネス社)、『金融vs.国家』『金融史がわかれば世界がわかる』(以上、ちくま新書)などがある。


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