目次


毒性別新型インフルエンザ対策完全マニュアル

強毒型から弱毒型までの個別対策のポイント&運用ガイド


[目次] [著者紹介]


表紙




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●巻頭言(国立感染症研究所 インフルエンザウイルス研究センター長 田代眞人)


第1章 重症度別のシミュレーションと対策のポイント


■新型インフルエンザ対策の基本と活用
新型インフルエンザの課題と今後の対策

■早わかり新型インフルエンザQ&A
Q1 新型インフルエンザとは何か?
Q2 H1型も、H5型も同じ新型インフルエンザなのでは? 違うとしたら、何が違う?
Q3 新型インフルエンザが発生したら、どんな症状に? H1とH5では、どう違う?
Q4 強毒型のH5N1型は、必ず発生するのか?
Q5 プレパンデミックワクチンとは何? H5型用だけあって、H1型用がないのはなぜ?
Q6 H5N1型プレパンデミックワクチンは どんな効果があるのか? なぜ必要か?
Q7 新型インフルエンザの治療薬とその効果は? H5N1型に感染した場合も、治療できるのでは?
Q8 プレパンデミックワクチンを有効活用するために何が必要か?
Q9 プレパンデミックワクチンの効果は、どのくらい続くのか。毎年変化するインフルエンザウイルスに対応して、プレパンデミックワクチンも毎年接種する必要があるのでは?
Q10 ワクチンを備蓄しないで、どんどん国民に接種すべきでは?
Q11 プレパンデミックワクチンの保存可能期間は?
Q12 実際にH5N1型が発生したら、患者が病院などに殺到して、プレパンデミックワクチンを接種する時間などないのでは?
Q13 国民の7割にプレパンデミックワクチンを接種すると、大きな流行は起こらず、季節性インフルエンザ並みの流行にとどまるというのは、なぜか?
Q14 季節性インフルエンザワクチン、新型インフルエンザ(H1N1)2009に対する国産ワクチンと輸入ワクチン、およびH5N1型のプレパンデミックワクチンは、どう違うのか?
Q15 鳥インフルエンザH5N1型ウイルスは、1998年以降、流行が続いているが、新型インフルエンザに変化していないのは、H5N1型は新型インフルエンザにならないからではないか?
Q16 H1、H2、H3型のウイルスしか、人の中で流行しないというインフルエンザウイルス循環説があるが、H5N1型は新型インフルエンザにはならないのか?
Q17 H5N1型のプレパンデミックワクチンを2008年に接種した成績は、どこに公表されているか?
Q18 今後の新型インフルエンザの対策のポイントは?

■病原性別シミュレーションと対策のポイント
カテゴリー分けとワクチンの使用について
特大:H5N1型強毒型新型インフルエンザ(致死率10%) 想定シミュレーション
強度:スペインインフルエンザ(致死率2%) 想定シミュレーション
中度:アジアインフルエンザ(致死率0.5%程度) 想定シミュレーション
軽度:香港インフルエンザ程度(致死率0.1%〜) 想定シミュレーション


第2章 今、なぜH5対策が必須なのか


■新型インフルエンザの基礎知識
新型インフルエンザ(H1N1)2009の考察

■新型インフルエンザの現状
H5N1型高病原性鳥インフルエンザの最近の流行状況


第3章 強毒型から弱毒型までの新型インフルエンザの取り組みおよび最新情報


■新型インフルエンザ(弱毒〜強毒型まで)対策の最新情報(産業医としての観点から)
大幸薬品株式会社 代表取締役社長 医学博士 柴田高
新型インフルエンザ(H1N1)2009を振り返って
新型インフルエンザ対策に関与する産業医の職務
産業医からみた企業における新型インフルエンザ対策
「3層防衛」について

■物流業界における新型インフルエンザ対策とマニュアル作成のポイント
社団法人 日本物流団体連合会 平山芳昭
今こそ、新型インフルエンザ対策マニュアルが必要
対策マニュアルの位置づけ
対策の概要と流れ
各役職・職務に応じたポイント


第4章 感染予防対策(家庭から個人自宅療養まで)


■新型インフルエンザのホームケアと注意ポイント
新型インフルエンザウイルスの毒性やリスクに応じた対策を
備蓄品と買い揃えのコツ
上手な備蓄のコツ

■予防対策の基本(ウイルス感染の機会を減らす・体調管理・手洗い・咳エチケット)
ウイルスの感染の機会を減らすことが重要
健康チェック表で体調管理を
覚えておきたい予防法(1) 手洗いのしかた
覚えておきたい予防法(2) 咳エチケット

■新型インフルエンザにかかったら
感染経路と症状
受診のしかた
緊急時連絡リストの作成を

■新型インフルエンザのホームケア
自宅療養のポイントと注意点
看護(1)患者のための環境づくり
看護(2)患者の食事と水分補給
看護(3)抗インフルエンザ薬について
看護(4)発熱時の世話のしかた
看護(5)衛生について
看護(6)トイレ・風呂・洗濯のポイント
看護(7)家族にうつさないための注意ポイント


●あとがき(21世紀政策研究所 シニア・アソシエイト 岡田晴恵)



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監修者

田代 眞人 (たしろ・まさと)
1948年、東京生まれ。東北大学医学部卒業、医学博士。自治医科大学助教授、国立感染症研究所ウイルス第3部部長を経て、インフルエンザウイルス研究センター長。専門はウイルス学、感染症学。共著書に『感染症とたたかう』(岩波新書)、『強毒性新型インフルエンザの脅威』(藤原書店)、『鳥インフルエンザの脅威』(河出書房新社)、『新型インフルエンザの企業対策』(日本経済新聞出版社)等。

著者

岡田 晴恵 (おかだ・はるえ)
共立薬科大学薬学部大学院修士課程修了。順天堂大学医学部大学院博士課程中退。アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員としてドイツマールブルク大学医学部ウイルス学研究所留学。国立感染症研究所ウイルス第3部研究員を経て、21世紀政策研究所シニア・アソシエイト。医学博士。専門は感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学。新型インフルエンザについての警鐘を鳴らすため、多彩なメディアにて活躍。著書に『感染症とたたかう』(共著・岩波書店)、『強毒性新型インフルエンザの脅威』(編著・藤原書店)、『人類vs感染症』(岩波書店)、『感染症は世界史を動かす』(筑摩書房)、『パンデミック・フルー』(講談社)、『H5N1強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』(ダイヤモンド社)、『新型インフルエンザの学校対策』(東山書房)、『新型インフルエンザの企業対策』(日本経済新聞出版社)、『病気の魔女と薬の魔女』(学研パブリッシング)など多数。


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