目次


ホテルの常識を変えるコロンブスの壁


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


第1章 ホテルの5つ星システムを吟味する
〜ホテルのセグメントの基本〜


ホテルのランク付け──アメリカでは
日本のマーケットに“セレブ”はいない
破綻した中規模総合化ホテルへの道
安さを追求した宿泊特化型ホテルの台頭
新たな宿泊主体型ホテルの登場
ニューヨークのミッドプライスゾーンのホテル事情
デザイナーズホテルが、ニューヨークのホテルの料金設定を保持している
日本でのデザイナーズホテルへの道
ミッドプライスゾーン確立へ
コラム──ニューヨーク・魅惑のデザイナーズホテル
3つ星から+星2つで5つ星へジャンプ


第2章 今、なぜミッドプライスホテルなのか
〜ホテルの「ハイエンド」と「バジェット」の間にあるもの〜


ホテル2007年問題が提起したもの
ホテルはやっぱり客室が勝負
バジェットホテルの問題点
進行するホテルの「コモディティ化」
コラム──「ハイエンド」と「バジェット」=両極端だけしか存在し得ないのか?


第3章 “5つ星ビジネスホテル”『デザイナーズイン』とは?
〜どこが、「価値創造」なのか?〜


『デザイナーズイン』が目指す差異化とは?
(2)「広さ」よりも「コージー」であることを重視したルーム設計
(3)高級サロンを付帯
(4)ミッドプライスの魅力
(5)価値創造の裏側に経営ノウハウのイノベーションが満載


第4章 デザイナーズインは超都心を目指す
〜首都圏A級ロケーションに、なぜこだわるか〜


ミッドプライスホテルの価値が輝くロケーションを探す
工場等制限法撤廃がもたらすもの
急速に進行する都心回帰現象
「立地が最高のホスピタリティ」
攻めの立地戦略でドミナント形成へ


第5章 コンパクトだけどスタイリッシュ
〜デザイナーズインが目指す客室とは〜


コンパクト・ミーツ・ラグジュアリー
バスルームの独立が意味するもの
“コロンブスの壁”で「思い切りバスライフを楽しめる」
フローリングまたはタイル床の魅力
コラム──日本人の日常の「ケ」


第6章 デザイナーズインをどうオペレーションするか
〜そのマーケティング戦略の実現性〜


ビジネスホテルカテゴリーをさらに分類すると
“5つ星ビジネスホテル”の誕生
1平方メートル950円前後のルームチャージの意味
アメニティ・付帯設備の説得力
コラム──バジェットクラスからスタンダードへ移行=ドーミーインの例


第7章 デザイナーズインの稼働計画
〜幅広いホテル需要をキャッチ〜


日本のビジネスホテル稼働の特質
ウイークエンド需要開拓の出来る器を追求


第8章 デザイナーズイン建築のイノベーション
〜新しい技術、新しい取り組み姿勢〜


作れるホテルに取り組むのではない。創りたいホテルを作る
柱のない構造を可能にするPRC工法
“コロンブスの壁”によるトイレの個室化
外廊下システムの採用
ファブコンという新業態でもある


第9章 J-REIT市場を含む不動産証券化事業への挑戦
〜なぜ、ホテル物件が有利なのか〜


不動産金融市場とホテル
5〜6%の利回りは確保したい
ホテルイノベーションでビジネスホテルが魅力ある投資対象に


おわりに

巻末付録

ニューヨークのデザイナーズホテル動向と『デザイナーズイン』の可能性



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著者紹介

齋藤 工(さいとう・たくみ)
マークス投資顧問(株)CEO
マークスホールディング(株)CEO
宅地建物取引主任者、ビル経営管理士、衛生管理者、賃貸住宅管理士

1973年大成建設入社、1984年10月から営業本部でホテルプロデュースによる営業活動で活躍、大成建設他8社で構成した「インテリジェンスホテル研究会」の中心的メンバーとして活動、ホテル事業革新への提言を続けてきた。大成建設退社後、1991年10月㈱チョイスジャパン代表取締役就任、1995年9月(株)マークス・ホテルズ・インターナショナル(その後マークス(株)に商号変更)代表取締役就任、2002年6月マークスホールディング(株)およびマークス投資信託(株)取締役、同年12月マークス投資信託(株)(その後マークス投資顧問(株)に商号変更)代表取締役、2005年6月マークスホールディング(株)代表取締役を兼任。
著書に「新時代のホテル経営論」(1989年柴田書店)「老人大国2020年」(1991年アビックス出版)「日本における高収益のホテル経営」「宿泊特化型ホテルの動向」「ホテル不動産投信・ホテルの再生とその実態」他(1995年〜2001年いずれもサービス研究会レポートサービス)がある。


遠藤雅志(えんどう・まさし)
マークス投資顧問㈱専務取締役
宅地建物取引主任者、ビル経営管理士、賃貸管理士、マンション管理士、CPMィ(不動産経営管理士)

1967年8月生まれ、1990年東亜建設工業入社、2002年4月〜2003年3月みずほアセット信託銀行不動産コンサルティング部へ出向、2003年4月東亜建設工業経営企画室、同年10月プロパティマネジメント事業室室長。東亜建設工業退社後、2007年4月マークス投資顧問(株)専務取締役就任。
執筆活動として、不動産証券化ビジネス参入実務資料集(綜合ユニコム)、PM研究会発足記念講演レポート(財団法人日本賃貸住宅管理協会)、米国における賃貸住宅PM業の現況について(同)などがある。

●マークス投資顧問(株)
1994年12月に設立されたマークス(株)から、株式分割により2002年8月設立。ホテル等の開発業務、不動産投資顧問業(一般)、不動産投資業務を行っている。
●マークスホールディング(株)
マークス(株)、マークス投資顧問㈱の持株会社。2002年7月設立
●マークス(株)
1994年12月設立。ホテル企画・オペレーション(PM)、ブライダル事業を展開している。


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