目次


アジア自動車産業の実力

世界を制する「アジア・ビッグ4」をめぐる戦い


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

第1部 アジア自動車産業の成長構造と市場展望

第1章 アジアを取り巻く自動車産業環境の変動

 1 日本自動車メーカーにおける“失われた一〇年”の意味
  (1)九〇年代前半の自動車構造不況の本質
  (2)“グローバル構造調整”が進んだ日本自動車メーカー
 2 アジア自動車市場を取り巻く環境変動と脅威
  (1)日本のグローバル構造調整が生んだアジアの台頭
  (2)アジア市場環境の変動と日本自動車メーカーの脅威

第2章 アジア自動車市場の将来展望

 1 最も高い成長を実現する地域
 2 二〇一〇年に欧米に並ぶ乗用車市場が実現する
  (1)内需が伸び悩む韓国
  (2)市場成長もまだら模様のASEANとインド
  (3)機会を内包する中国

第3章 中国の自動車産業

 1 中国の自動車産業の歴史
  (1)急速な発展をみせた中国自動車産業
  (2)中国自動車産業政策——自国企業による生産大国化をめざす
 2 中国の主要自動車メーカー
  (1)優位に立つ外資系自動車メーカー
  (2)独自な産業構造
  (3)地場企業の意外な存在感と実力
 3 優位を築くための日本企業の課題——日本メーカーは勝ち残れるか

第4章 ASEANの自動車産業

 1 ASEAN自動車産業の概要
 2 タイ自動車産業
 3 マレーシア
 4 インドネシア
 5 フィリピン
 6 世界自動車メーカーのASEANシェア

第2部 アジアをめぐる自動車産業の実力と日本企業の戦略

第5章 韓国の自動車産業—構造改革とグローバル・リーダー企業の誕生

 1 韓国自動車産業の成長と転換
  (1)韓国自動車産業の成長プロセス
  (2)業界再編後の韓国自動車産業
 2 現代自動車、大躍進の秘密に迫る
  (1)グローバル企業に躍り出た現代自動車
  (2)現代自動車の真の実力の評価

第6章 アジアが引き金となる国際再編 企業ランキング2005

 1 日本自動車メーカーのアジア展開(特にASEAN四カ国)
 2 アジア市場の生産台数規模と世界自動車メーカーシェア
 3 主要メーカー一二社の利益率、研究開発比率評価
 4 主要メーカー一二社の総合評価ランキング
 5 トヨタIMVプロジェクト
 6 本田技研工業のアジア二輪車戦略

第7章 アジアをめぐる国際競争、国際再編のシナリオと日本企業の戦略

 1 アジアをめぐる国際競争、国際再編のシナリオ
  (1)今後の焦点市場—アジアをめぐる競争と協調
  (2)現代自動車グループの脅威と国際再編の芽
 2 中国自動車市場競争のシナリオと勝者の条件
  (1)中国市場の競争構造と今後の注目企業
  (2)「アジア・ビッグ4」時代の出現と中国市場の勝者の条件
 3 二〇一〇年に向けての日本企業のアジア戦略
  (1)“アジア大”国際分業の時代を迎えて
  (2)日本自動車メーカーのアジア戦略——成功条件10のポイント

参考文献

索引



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著者

土屋勉男(つちや やすお)
(担当 はじめに、第1章、第5章、第7章)
1946年生まれ。1972年東京工業大学大学院理工学研究科卒業。同年三菱総合研究所に入社、同所で室長、部長、取締役・本部長、常勤監査役等を歴任。現在(株)三菱総合研究所 上席研究理事。専門領域は、自動車産業政策、経営戦略(グローバル経営、新規事業開発、マーケティング)等。社会経済生産性本部生産性研究所委員、東京商工会議所委員、経済産業省海外事業活動関連委員等を歴任。また日本放送大学、法政大学、桜美林大学講師等を兼任する。産業学会会員、組織学会会員。
著書として、『日本企業のグローバル戦略』(編著、ダイヤモンド社、1992年)、『日本企業はアジアで成功できる』(東洋経済新報社、1999年)、『テクノ図解 次世代自動車』(監修、東洋経済新報社、2001年)、『最新日本自動車産業の実力』(共著、ダイヤモンド社、2002年)など多数の専門書を執筆する。
E-mail:tsuchiya@mri.co.jp

大鹿隆(おおしか たかし)
(担当 第4章、第6章)
1948年生まれ。1972年東京工業大学工学部社会工学科卒業。同年住友電気工業株式会社に入社。1980年三菱総合研究所に入社、同所で経営開発部長、主席研究員を歴任。現在東京大学大学院経済学研究科 特任教授。2003年より東京大学ものづくり経営研究センター 研究部門 COE特任教授。三菱総合研究所では計量経済分析、事業戦略の調査コンサルティングを担当。自動車・部品産業の産業政策、事業・経営戦略(グローバル経営、マーケティングなど)の立案に携わる。主要プロジェクトとして、「自動車の未来2005年」、「自動車と技術2010年」、「オートマーケットウオッチング」等の自動車関連プロジェクトリーダー多数を担当。ものづくり経営研究センターでは、「統合型ものづくりシステムの一般体系化研究」「アーキテクチャの実証的研究」を担当。日本経済学会会員、組織学会会員、産業学会会員。
著書として、『最新日本自動車産業の実力』(共著、ダイヤモンド社、2002年)、『テクノ図解 次世代自動車』(監修、東洋経済新報社、2001年)など。
E-mail:oshika@mmrc.e.u-tokyo.ac.jp

井上隆一郎(いのうえ りゅういちろう)
(担当 第2章、第3章)
1951年生まれ。1979年東京大学経済学部経済学科卒業。産業材料調査研究所、日本リサーチセンターを経て、1984年三菱総合研究所に入社、同所でアジア市場研究部長、国際産業研究部長、産業戦略研究部長などを歴任。現在(株)三菱総合研究所 政策・経済研究センター長 参与。2003年度より大阪大学大学院経済学研究科客員教授を兼任。三菱総合研究所では機械産業分析、自動車産業分析、中国・アジア事業戦略などの分野で調査コンサルティングを担当。自動車産業、機械産業の産業政策、経営戦略(グローバル経営、競争力分析など)の策定に携わる。主要プロジェクトとして、マルチクライアントシリーズ「自動車の未来」、「アジアの未来」、「欧州の未来」等、「中国自動車産業政策と事業戦略」などの多数の自動車関連プロジェクトに参画。政策・経済研究センターでは、上記案件に加え、「内外経済見通し」「中国・アジア経済見通し」の総括責任を担う。
著書として、『全予測アジア2000』(共著、ダイヤモンド社、2000年)、『国際再編と新たな始動 —日本自動車産業の行方—』(共著、日刊自動車新聞社、2005年)など。
E-mail:ryuinoue@aol.com


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