目次

金融・解体か再生か

タブーなき大再編が始まった


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表紙




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—はじめに—

第1章 大地殻変動がやって来る
 この5年間で起きたこと—日系金融機関の地盤沈下と外資の躍進
 大地殻変動に備えよ!


第2章 なぜ地盤沈下が進行したか—「対症療法」の限界
 限界にきた受身の再編
 銀行—資本効率の低さが致命傷に
 生保—運用力と商品開発力に遅れ
 損保—後戻りなき消耗戦へ
 証券—「取次業者」から脱皮できず
 ノンバンク—寡占化が大きく進展
 公的金融機関、協同組織金融機関—民間との棲み分け、最終局面に
 世界の金融界—加速する再編統合


第3章 大予測・これからの5年間
 大手銀行—「不良債権処理」の後に来る大波
 地域金融機関銀行—大手銀脅かす攻めの連合を形成
 証券会社—リテールが生き残りの道
 生命保険—外資・簡保交え商品競争が本格化
 損害保険—グループ化の波にのまれる
 ノンバンク—リテールの地殻変動の震源
 郵貯・系統機関—「ナローバンク」化、外資との提携も
 事業会社—「トヨタ銀行」の誕生も


第4章 日本の15年先を行く最先端モデル
「失われた10年」で格差拡大
「勝ち組」米系投資銀行も体質転換
「グローバル・トップファイブ」への5つの必須条件


第5章 金融ビジネスの変貌
「情報」と「IT]と「知恵」の金融ビジネス
 ハイリターンに突き動かされるホールセール
 熾烈を極めるホールセールの情報戦
 大きく進展する決済の電子化
 棲み分けが崩壊する個人ローン
 資産運用も将来ニーズの先取り競争


第6章 ニッポン金融業の再生
 リテールの鍵は人材価値の把握
 国内のホールセールの市場に勝機



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梗概

残る銀行は? 保険・証券・郵貯はどうか?
迫る不良債券処理の最終期限。すべての産業・企業を巻き込んで、業界と業態と国境を超えて、タブーなき合従連衡・整理淘汰が進む。金融界のこれから5年を大予測!

●世界の金融機関の間では、90年代を通じて、国境をまたいだ合従連衡・統合再編が一気に進み、いまや「グローバル・トップファイブ」をめぐる争いにまで集約された。

●かつて日本の金融機関が拠り所とした前提はもはや崩れた。技術革新とコモディティ化のスピードが激しい金融ビジネスのなかで、勝ち残れる企業はきわめて限定される。

●日本の15年先を行く世界の最先端モデルを示し、勝ち残る企業の条件と変貌する金融ビジネスの近未来を明らかにする。



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著者紹介

富樫 直記(トガシ ナオキ)
1960年10月24日生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本銀行へ入行。営業局、米国留学、考査局、信用機構局、ロンドン駐在などを経て、97年12月営業局調査役を最後に同行を退職。この間、一貫して内外の金融の現場に身を置き、バーゼル銀行監督委員会のマーケットリスク規制の策定やBIS規制および金融コングロマリットの監督をめぐる問題の検討に従事。また、邦銀の国際業務活動や外資系金融機関の在日活動全般のモニタリングなどを通じて、日本版金融ビッグバンの影響や金融機関の国際競争力に関する調査・研究に携わる。
現在、金融機関に対し、フューチャーシステムコンサルティング株式会社と一体的に戦略・ITコンサルティングを提供するフューチャーフィナンシャルストラテジー株式会社代表取締役社長。
主な著書に『ポスト・ビッグバン 銀行勝ち残り戦略』(ダイヤモンド社)、『「IT革命」で銀行が甦る』(時事通信社)などがある。



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