目次


サントリー知られざる研究開発力

「宣伝力」の裏に秘められた強さの源泉


[目次] [著者紹介]


表紙




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プロローグ——今、サントリーは反転攻勢中

オールド・ショック
サントリーはその時、どう動いたのか
「本物にこだわる」商品開発
九〇年代に大変身——ドラマチック・サントリー


第1章 『伊右衛門』の記録的な快進撃


縁茶の新商品『伊右衛門』が度肝抜くデビュー
それまで失敗の連続だった
茶の原点に立ち戻って新たなチャレンジ
「急須で淹れたお茶の味わい」に挑む——失敗しても再チャレンジさせてくれる
NZプロジェクト始動す
福寿園を共同開発パートナーに
福寿園の取り組み
商品名を福寿園の創業者の名前に
「縁茶飲料のスタンダードをつくってみたい」


第2章 プレミアムビールで躍進するビール事業


ビールでも本物づくりへの挑戦
ザ・プレミアム・モルツの快進撃の理由
「世界最高峰のビールをつくりたい」——ミニブルワリーと水
サントリーのビール事業の歴史
麦芽一〇〇%ビール『モルツ』の開発
プレミアムビールの時代が必ずくる
ようやく黒字化の手応え


第3章 『—196℃』が低アルコール飲料市場を拡大


拡大傾向の低アルコール飲料市場——缶チュウーハイが索引
サントリーとして何ができるのか
「果実丸ごと」のコンセプトが決まり、瞬間凍結粉砕製法を知る
原料部の苦労の数々
瞬間フリーズ製法は生産者の顔が見える


第4章 トップブランドを急追する『BOSS』


日本だけの巨大な缶コーヒー市場
缶コーヒーにも新たな変化が求められる
本格的な味わいを求めて——『レインボーマウンテンブレンド』
一位ブランド『ジョージア』に、どう肉薄するか


第5章 急拡大が続く健康食品事業の戦略


健康食品事業の出発点であるポリフェノールの研究
医薬事業へ進出したが撤退、そして健康食品事業部の発足
ウーロン茶重合ポリフェノールの脂肪吸収抑制作用の発見——トクホ『黒烏龍茶』の開発
アラキドン酸とドコサヘキサエン酸の臨床実験——『アラビタ』の開発
ゴマから抗酸化力をもつ『セサミン』の開発
健康科学研究所の設立と『自然のちから』シリーズ、『フラバン茶』『マカディア』発売


第6章 世界で初めて咲かせた「青いバラ」


歴史的快挙にわく
飲料メーカーがフラワービジネスになぜ挑むのか
これまでになかったものをつくりたいとは研究者の本能
青いカーネーションづくりに成功する
青いバラも咲く
これからの花ビジネス


第7章 水と生きる——佐治信忠社長に訊く


過去最大の危機から、研究・開発部門の力もあって反転攻勢へ
ビール事業の黒字化が視野に
一位二位ブランドの商品でないと生き残れない
『伊右衛門』は、なぜ大ヒットしたのか
危機に際し、経営陣先頭に全社革新路線
「水と生きるサントリー」のこころ
株式非公開企業であること
ウイスキーの今後はどうなるか?
「人間」らしくやりたいナ、「人間」なんだからナ——そういう会社でありたい


おわりに



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著者

秋場良宣(あきば・よしのぶ)
1952年北海道に生まれる。76年早稲田大学卒業。経済誌編集記者を経て、83年フリージャーナリストとして独立。雑誌や新聞を舞台に、経営、金融、雇用、教育などをテーマとして幅広く執筆活動を続ける。
主な著書は『団塊管理職の逆襲』『男五十歳からの選択』『イトーヨーカ堂業革委員会』(以上、講談社)、『旅行業の未来戦略』(日本能率協会)、『JAルネサンス』(実業之日本社)、『セコム新ネットワーク革命』(TBSブリタニカ)、『飯田亮 意志を貫く』(東洋経済新報社)、『大学は挑戦する 早稲田大学』(栄光)、『いま「三菱グループ」から目を離すな』(かんき出版)、『鈴木敏文の「説得力」』(成美堂出版)など。共著に『巨大銀行の誕生』(プレジデント社)、『ヒット商品ネーミングの秘密』(講談社)、『社長の器 張富士夫の現場力 御手洗冨士夫の説得力』(ビジネス社)などがある。


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