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経営者の精神史

近代日本を築いた破天荒な実業家たち


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表紙




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はじめに

1 経営者になった剣豪 伊庭想太郎
2 栄光と落魄の美学 中村道太
3 銀行家と宗教家 ある父子の近代 岩下清周・壮一
4 八十二銀行創立者は江戸文学研究家 飯島花月
5 共存する銀行家と陶芸家の肖像 川喜田半泥子
6 喜劇作家は三井財閥の経営者 益田太郎
7 茶人でもあったビール王 馬越恭平
8 商行為を変え百貨店文化をつくった男 日比翁助
9 洗練された商社が一代で消えた日 高田慎蔵
10 軍需産業の勃興を支えた商人の横顔 西村勝三
11 富岡製糸場創立者の一族 尾高惇忠
12 製糸業とジュール・ヴェルヌ 川島忠之助
13 製薬ビジネスの成功者は古銭通 守田宝丹
14 多くの建築作品を残した実業家 W・M・ヴォーリズ
15 ライオン歯磨の独創的広告戦略 初代、二代 小林富次郎
16 薬学と化粧品の導入者 福原有信
17 化学を修めた経営者にして写真家 福原信三
18 清兵衛・ぽん太と写真の時代 鹿島清兵衛
19 軽気球を飛ばした島津製作所創業者 初代 島津源蔵
20 トリックスターとしての経営者 平岡〓(ひろし)
21 四十代で実業界を去り文雅の道へ 西澤仙湖
22 日本美術を世界にGげた男 林忠正
23 南蛮美術館をつくった神戸財界人 池長孟

付録 日本近代における経営者と美術コレクションの成立 益田孝と柏木貨一郎
あとがきにかえて インタヴュー
初出・図版提供
人名索引



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著者紹介

山口昌男(やまぐち・まさお)
文化人類学者。1931(昭和6)年北海道網走生まれ。1955(昭和30)年東京大学文学部国史学科卒業。1960(昭和35)年東京都立大学大学院社会人類学修士課程修了。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、同研究所所長、静岡県立大学大学院国際関係学研究科教授、札幌大学文化学部学部長、同大学学長を歴任。パリ大学ナンテール分校客員教授、メキシコ大学院大学客員教授など海外教授歴も多い。道化・トリックスターの分析や「中心と周縁」理論などを通じてさまざまな知の分野に刺激を与え続けてきた。近代日本の敗者たちに着目した労作『「敗者」の精神史』(岩波書店)では第23回大佛次郎賞を受賞。『アフリカの神話的世界』『文化と両義性』『知の遠近法』『二十世紀の知的冒険』『文化の詩学』『「挫折」の昭和史』(以上、岩波書店)、『人類学的思考』『道化的世界』『道化の民俗学』『山口昌男著作集 全五巻』(以上、筑摩書房)、『敗者学のすすめ』『はみ出しの文法』(以上、平凡社)、『踊る大地球』『内田魯庵山脈』(以上、晶文社))、『山口昌男ラビリンス』(国書刊行会)など著書多数。



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