目次

経営学100年の思想

マネジメントの本質を読む


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表紙




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第一部 経営学の歴史

第1章 製造イノベーション

1 テイラー(現代の生産管理の基礎をつくった「科学的管理法」)
2 フォード(産業社会の基礎をつくったヘンリー・フォードの思想)
3 大野耐一(日本的経営を世界に喧伝したトヨタ生産方式)


第2章 組織論

「組織論の生成と展開」
4 ファヨール(経営管理の一般理論の提唱者ファヨール)
5 シュマーレンバッハ(近代会計学の基礎を築いたシュマーレンバッハ)
6 バーナード(行動科学的意思決定論の創造)
7 ドラッカー(マネジメント理論の体系化への試み)
8 チャンドラー(アメリカ経営史の実証研究から生まれた経営戦略の概念)
9 ローレンス&ローシュ(コンティンジェンシー・セオリーによる伝統的組織論の統合)

「カーネギー学派とその影響」
10 サイモン(意思決定パラダイムによる組織論の研究)
11 サイアート&マーチ(経済学と組織理論の統合の試み)
12 ミンツバーグ(「マネジャーの仕事」の実証分析とプログラム化の試み)


第3章 行動科学

「人間関係論」
13 メイヨー(行動科学研究の端緒となったホーソン実験)
14 レスリスバーガー(ホーソン実験の再確認)

「行動科学」
15 マズロー(自己実現の心理学の産業社会への適用)
16 マグレガー(「協働」のあり方の革命——X理論vsY理論)
17 ハーズバーグ(動機づけ理論の実証的研究)


第4章 経営戦略論

「分析的戦略論」
18 アンゾフ(体系化された戦略経営のコンセプト)
19 コトラー(マーケティングにおける古典的にして現代的なテキスト)
20 ポーター(経営戦略の公式と実務——業界環境のタイプ別競争戦略)

「企業文化論」
21 アベグレン(日本的経営の先駆的研究)
22 オオウチ(セオリーZ——日本的組織のグローバルな価値の指摘)
23 ピーターズ&ウォーターマン(経営戦略研究における企業文化論の登場)

「創造性理論(能力ベース経営)」
24 ハメル&プラハラード(能力ベース経営の提唱)
25 野中郁次郎&竹内弘高(ナレッジ・マネジメントの日本発一般理論)


第5章 経営理念研究

26 ウェーバー(プロテスタンティズムが生んだ労働倫理と経営理念)
27 土屋喬雄(江戸時代商人の経営理念と日本資本主義の精神)
28 コリンズ&ポラス(ビジョナリー・カンパニーにおける事業理念の研究)


第6章 総括

29 シュンペーター(経済学と経営学の交点)
30 ワールドロップ(複雑系——知のパラダイムの転換)


第二部 経営学の100年が示す日本の経営

1 日本的組織原理の普遍性
2 経営理論の「史的Sカーブ」
3 21世紀経営(学)の透視図



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梗概

経営理論はどのように発展・貢献したか。経営学の巨人たちの代表作から21世紀経営を透視する。

経営学の歴史は100年を超えたか——。
テイラーの科学的管理法を嚆矢として、経営戦略論、組織論、行動科学、企業文化論、
経営理念研究など、経営理論は多くの人たちによって研究されてきた。
本書は、新世紀の節目に30冊を選び、経営学の歴史を俯瞰するものである。
21世紀における日本的経営の歴史的使命を問う。



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著者紹介

宮田 矢八郎(ミヤタ ヤハチロウ)

産能大学経営学部教授、駿河台大学大学院経済学研究科兼任講師。
1948年長崎市生まれ。1971年早稲田大学政治経済学部卒業後、中小企業金融公庫入庫。
本店融資部、大阪支店、審査部、経営情報部に勤務し、主に企業審査と経営支援業務を経験。
1984年中小企業大学校卒業(中小企業診断士)。1999年産能大学教授。
実践経営学会、日本中小企業学会、日本経営学会、経済社会学会会員。
著書・論文:
『伸びる企業伸ばす経営』(東洋経済新報社、1991年)
『企業経営の原点』(東洋経済新報社、1992年)
『金融マンのための経営解剖学』(東洋経済新報社、1994年)
『利益を生み出す管理会計のポイント』(TKC出版、1996年)
『情報創出型金融』(金融財政事情研究会、1997年、1999年実践経営学会学術研究奨励賞受賞)
「投資家の理解をサポートする格付システムの構築を」(『金融財政事情』2000.4.3号)
「格付システムの現状と今後の展開」(『近代セールス』2000.7.1号、7.15号)



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