目次


ヤマハ発動機の経営革新

異色「世界」企業はいかにブレークスルーしたか


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき

第1部 異色「世界」企業・ヤマハ発動機の〈発展像〉

第1章 ヤマハ発動機の「NEXT50」

 1 経営革新への胎動——「NEXT50」登場の歴史的必然性
 2 「NEXT50」——戦略経営論の視点から見た〈意義〉と〈特質〉
 3 「NEXT50」の推進と実現(1)——「収益力向上」
 4 「NEXT50」の推進と実現(2)——「成長性確保」
 5 「NEXT50」の推進と実現(3)——「財務体質強化」
 6 「NEXT50」の推進と実現(4)——「企業体質の変革」
 7 「NEXT50」フェイズ2の構築と推進

第2章 ヤマハ発動機のDNA生成・誕生・発展の歴史的系譜

 1 はじめに——ヤマハ発動機に対する「歴史的アプローチ」の試み
 2 創業前史——ピアノ事業創業に見る「識別力」
 3 創業前史——航空産業黎明期におけるプロペラ事業進出に見る「先見力」
 4 創業前史——合理的経営革新の「構想力・実現力」
 5 創業期——二輪車事業への進出に見る「企業家精神」
 6 基盤形成期——レース活動をつうじた事業の発展(ヤマハイズムの醸成)
 7 発展期(第一期)——グローバル戦略・進出期
 8 発展期(第二期)——グローバル戦略・拡大発展期
 9 改革期——「NEXT50」へと連なる「絶えざる経営改革」の推進期

第2部 「戦略経営」から見たヤマハ発動機躍進の秘密

第3章 ヤマハ発動機における「経営理念群」の構築・運用

 1 はじめに——戦略経営論からの理論的アプローチの試み
 2 「経営理念群」とは何か?——その種類と特徴
 3 ヤマハ発動機における「経営理念群」のあり方
 4 「不易」と「革新」から見たヤマハ発動機の「経営理念群」
 5 ジョンソン・エンド・ジョンソンに学ぶ「経営理念群」の「普遍性」

第4章 二一世紀に羽ばたくグローバル成長戦略の展開

 1 「自画像発信型」成長戦略の構図づくり
 2 「三次元均衡型」戦略キューブへの発展
 3 不測事象対応戦略とアキレス腱分析の準備

第5章 システム・プロセス面での経営革新の顕著な成果

 1 二つの体制の導入
 2 二つの体制がもたらす著しい成果の仕組みとプロセス
 3 「システム・サプライヤー(SyS)体制」の底流にあるコンセプト
 4 中期経営計画「NEXT50」フェイズ2以降での新しい課題

第6章 「チャレンジ精神」を特徴とする企業文化

 1 「組織能力」のベースとしての「企業文化/組織風土」
 2 「企業文化/組織風土」の特徴(1)——「創発性」、「有極性」、「KTK」
 3 「企業文化/組織風土」の特徴(2)——「SWAN Cycle」志向
 4 「企業文化/組織風土」の特徴(3)——「社会貢献」志向

第7章 異色「世界」企業・ヤマハ発動機のコンピタンスを解明する

 1 戦略経営の鳥瞰図
 2 ヤマハ発動機のメタ・コンピタンス(5Sレベル)
 3 ヤマハ発動機のコア・コンピタンス(S0、S1、S2、S2'、S3)
 4 将来に向けての戦略課題

第3部 ヤマハ発動機の〈将来像〉

第8章 梶川隆社長とのインタビュー

 1 「自然体」でのインタビュー
 2 社長就任五〇日の感慨
 3 六代にわたる社長の企業家精神の継承
 4 「国際人」とは「価値観の違いがわかる人間」
 5 「一ドル一〇〇円、一ユーロ一〇〇円体質」の実現は七合目
 6 「SyS体制」の今後の課題——国内と海外
 7 特に川の上流と川中島+川の下流の融合がポイント
 8 川上源一のDNA・「現場主義」の継承
 9 「ヤマハ」ブランドによる差別化へのこだわり
 10 いずれ目指すのは「現地供給完結体制」の拡大と充実
 11 バイオをはじめ次々と控える新規事業
 12 多様性の一元化
 13 遠州地域の文化からの影響
 14 「グローバル・グループ最適型」×「分社自立型」経営——「究極の姿」

あとがき



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著者

中村元一(なかむら・げんいち)
1933年東京都生まれ。56年一橋大学商学部卒業。(株)中村元一経営研究所代表。戦略経営協会(JSMS)会長。〈東京都認証NPO法人〉日本ホスピタリティ協会理事・検定試験委員長。2つの私立大学の大学院教授を経て、現在、松蔭大学教授。帝京科学大学名誉教授。戦略経営、グローバル経営の世界的なエキスパート。北米圏、西欧圏、(日本を含む)アジア圏を対象に、このテーマに関する日本語・英語による研究・コンサルテーション・教育活動を展開。96年3月7日に、ジョージア日米協会から95年度“Outstanding Japanese”に選出され、“Mike Mansfield Award”を受賞。主な著書に、『価値創造のための戦略経営』、「成功経営の法則」(JSMSの2001年度アンゾフ・アウォード「最優秀文献賞」を受賞)など。書籍120冊、論文178篇。

嶋田淑之(しまだ・ひでゆき)
1956年福岡県生まれ。東京大学文学部卒業(日本近現代史専攻)。大手電機メーカー、経営コンサルティング会社勤務等を経て、現在、産能短期大学講師(戦略経営論、経営学総論、コミュニケーション)。戦略経営協会・会員。主要著書として、「我が子を中学受験で破滅させない法」(主婦の友社)、「経営戦略」(総合法令)、「競争・連携戦略」(総合法令)、「戦略経営論」(産能大学)、「Google なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」(共著、毎日コミュニケーションズ)、「43の図表でわかる戦略経営」(共著、毎日コミュニケーションズ)、など。

戦略経営協会(JSMS):戦略経営に関する日本で唯一の産学協同研究機関
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