目次


分析力のマネジメント

「情報進化モデル」が意思決定プロセスの革新をもたらす


[目次] [著者紹介]


表紙




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日本語版刊行によせて

はじめに

謝辞


第1章 企業の存続を脅かす七つの現実 なぜ、情報管理戦略の見直しが必要か


情報管理戦略の見直しが必要な理由
情報管理が企業の足かせとなるシナリオ
新しい時代に向けての情報管理の進化論


第2章 情報進化モデル 企業の存続をかけた進化の道


情報価値を最大化するための五段階
レベル1 個人レベルの企業——個人の日常的対応の重視
レベル2 部門レベルの企業——部門単位での視点の獲得
レベル3 全社レベルの企業——全社的なフレームワークの獲得
レベル4 最適化レベルの企業——機動性、順応性、効率性の重視
レベル5 革新レベルの企業——イノベーションによる連続的かつ持続的な成長の実現
情報進化モデルの実際の活用法


第3章 情報進化の五段階 四つの次元で現在のレベルを見きわめる


レベル1企業の詳細説明——個人主義と日常的かつ戦術的対応
レベル2企業の詳細説明——目標と情報を部門レベルに集約
レベル3企業の詳細説明——全社レベルの視点への統合
レベル4企業の詳細説明——最適化を通じた効率性と生産性の追及
レベル5企業の詳細説明——連続的イノベーション主導型へ


第4章 次元の対立 1+1が2より小さくなるとき


次元間の不整合の影響
さまざまな種類の「次元の対立」


第5章 企業のGPS 現状を客観的に把握する方法


自社の現状を把握する
情報進化モデルの自己評価テスト
採点結果の解釈
現状把握を怠った場合
それぞれの企業にふさわしい進化レベル


第6章 個人レベルからの脱却 レベル1からレベル2へ


レベル1からレベル2への移行
移行の障害となる課題
進捗の目印
レベル2に到達した企業にとってのメリット
●ケーススタディ:省庁における移行例


第7章 全社レベルの視点の獲得 レベル2からレベル3へ


レベル2からレベル3への移行
移行の障害となる課題
進捗の目印
レベル3に到達した企業にとってのメリット
●ケーススタディ:金融機関の移行例
●ケーススタディ:製造業における移行例


第8章 市場リーダーシップの獲得 レベル3からレベル4へ


レベル3からレベル4への移行
移行の障害となる課題
進捗の目印
レベル4に到達した企業にとってのメリット
●ケーススタディ:小売業の移行例
●ケーススタディ:生き残りをかけた進化


第9章 持続可能な成長の実現 レベル4からレベル5へ


レベル4からレベル5への移行
移行の障害となる課題
進捗の目印
レベル5に到達した企業にとってのメリット


第10章 情報進化アセスメント・プロセス 進化を計画するための五段階


情報進化アセスメント・プロセス
正式な評価プロセスが必要な理由
インフラに関する質問
ナレッジ・プロセスに関する質問
人的資本に関する質問
企業文化に関する質問
質問への回答に基づく評価の方法


第11章 ビジネス・インテリジェンスの知的活用法 BICCの導入


BIプロジェクトが高いパフォーマンスを発揮できない理由
BICCの役割
全社BICCの利点
BICC用資金の調達方法
BIに戦略をもたらすBICC


第12章 進化の財源 上位レベルに移行する資金を生み出す独創的方法


グリッド・コンピューティングによるハードウエア・コストの削減
ITポートフォリオによるソフトウエア・コストの削減
ITポートフォリオの合理化によるソフトウエア・コストの削減
アプリケーション・サービス・プロバイダーを利用した使用量課金モデル
成熟製品を「金のなる木」に変身させる
情報資産の活用
コストの計算——進化か現状維持か


最後に

付録●情報進化アセスメント用調査票

参考資料●国内におけるビジネス・インテリジェンスの先進事例 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ

刊行によせて



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著者

ジム・デイビス(Jim Davis)
米国SAS Institute Inc. 上級副社長兼最高マーケティング責任者
SASにおいて、製品、ソリューション、サービスに関する戦略方針の策定と、グローバルな情報発信を担当。業界リーダーとしても著名であり、ツール販売業者にすぎなかったSASが、現在のような顧客志向のソフトウェア・ソリューション提供者に転換する際に主導的な役割を果たした。本書で紹介する情報進化モデルの開発にも貢献した。ノースカロライナ州立大学でコンピュータ・サイエンスの学士号を取得。

グロリア・J・ミラー(Gloria J. Miller)
SAS International プロフェッショナル・サービス部門担当副社長
SASグローバル・サービス(SGS)取締役
ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋の45か国におけるコンサルティングと教育サービスを指揮。開発された広範な知識マネジメント手法は、世界各地で盛んに利用され、SASの業界別ソリューションの基盤となっている。「SASインダストリー・インテリジェンス・ソリューション」開発チームの開発担当エグゼクティブ・マネジャーとして銀行、通信、小売、保険など、各業界のソリューションを担当。このソリューションからビジネス戦略の実施、顧客リレーションシップの維持・強化、利益の最大化、全社データの活用、などを効果的に進めるための洞察が得られる。業界専用のデータモデルや分析モデル、スリムなプロセスと手法により、迅速にROIを改善できる。
ジョージア州立オーガスタ大学で科学の学士号を取得。メリーランド州立ボウイ大学で経営学修士号(MBA)を取得。

アラン・ラッセル(Allan Russell)
SAS International 戦略担当上級副社長
戦略担当上級副社長として、SASのソフトウエア開発を推進し、ヨーロッパにおけるソフトウェア開発プロジェクトを統括している。SASでの勤務は25年を越え、SASが提供する技術のあらゆる領域について、深い専門知識を蓄えてきた。SASシステムのビジネスへの応用についても造詣が深い。
SASのインテリジェンス・プラットフォームの主要作成者の一人。このオープンで拡張性のあるアーキテクチャにより、ユーザー・ニーズに適合し、しかも、変化への対応が容易なインテリジェンス・システムを迅速に開発できるようになった。
1975年、グラスゴー大学卒(コンピュータ・サイエンス専攻)。

監訳

SAS Institute Japan株式会社
ビジネス・インテリジェンスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.の日本法人(1985年設立)。SASのソフトウェアは全世界の40,000サイトで採用され、大量のデータからインテリジェンスを創出し企業の業績向上に貢献している。
その用途は、迅速で正確な意思決定、顧客やサプライヤーとの有益な関係構築、コンプライアンスへの準拠、研究開発の促進、そして製品の品質向上など多様である。

訳者

鈴木 泰雄(すずき・やすお)
京都大学文学部卒業(社会学専攻)。ノースウエスタン大学ビジネススクールでMBAを取得。6年間のロンドン駐在を含めてサントリー(株)に20年間勤務し、主に海外事業の企画業務に携わる。翻訳家として独立後、ビジネスからノンフィクションまで広範に活動。現在は『ハーバード・ビジネス・レビュー』の記事翻訳などに携わる。訳書に『顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」』『株式会社』(いずれもランダムハウス講談社)がある。

翻訳協力:(株)アークコミュニケーションズ
言語・時間・距離の壁を越えたビジネスに対応するため、高品質のコミュニケーションサービスを提供することを目的として2005年に設立。経営やビジネス翻訳を中心とした翻訳・ローカリゼーション事業、Web & クロスメディア企画制作事業、ライティング事業、人材派遣・紹介事業を手がける。
Homepage: http://www.arc-c.jp
Mail: arc-c@arc-c.jp


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