まえがき

第一章　闘魂　……負けじ魂、そして出会い
　気迫と闘志の、わが青少年時代
　福井地震で江守清喜が見せた不屈の精神
　営業の仕事をやりたくてたまらなかった
　「どうだお前、名古屋の市場をつかんでこい」
　強者ぞろいだった、草創期の名古屋駐在所
　標的を仕留めるにはトップを狙え
　夜討ち朝駆けで懐に飛び込む
　メナード化粧品創業者・野々川氏との出会い
　「サンレックスブルー」の失敗が残した教訓
　いい勉強になった、歌謡ショーでの出来事
　二〇〇〇人の大観衆を前に震えた、舞台挨拶
　セールストークのセオリーを学ぶ
　営業マンたる者の心構えについて
　困ったときは素直に飛び込んでいく

第二章　決断　……福井の日華から日本の日華へ
　福井は素晴らしい特性を持っている
　「開発」と「営業」は車の両輪
　本社見学＋研究員とのディスカッション
　何としても、価格決定権を手に入れる
　大手代理店への宣戦布告
　三方一両得の、日華会設立に向けて
　覇をとなえて闘うか、下請けに甘んじるか
　「技術の日華」があってこその日華会
　専門商社、三栄化成品とサンコーの設立
　日華、江守がそれぞれ新しい企業モデルを
　デミ化粧品・全国ディーラー会を組織する

第三章　飛躍　……日本の日華から世界の日華へ
　世界への夢は大きく広がっていった
　慶應商工時代の先輩・片岡幸彦氏との再会
　海外進出第一号、韓国に狙いを定める
　韓国進出の失敗、そして残された教訓
　海外進出成功のカギは、人との信頼関係
　ベクトルを合わせるという経営哲学
　「ミスター江守、すべてあんたに任せる」
　大企業の底力を見せつけられた
　世界的大富豪・スクリ氏の豪邸に招かれて
　関東工場設立で千葉県庁と大喧嘩する
　願ってもない絶好の物件に巡りあう
　紆余曲折のあったインドネシア日華
　中国大陸への進出戦略に着手する
　杭州日華を立ち上げ、浙江日華を設立
　グレーターチャイナ構想の実現に向けて

第四章　発展　……伝統を踏まえてさらなる前進を
　主役を演じるのは社員
　大家族的経営を絶やすことなく
　社会に貢献すべく最大限の努力を払う
　新幹線誘致と福井の発展を願って
　「苦難を伴わない発展など絶対にない」
　闘うＤＮＡは連綿と受け継がれていく

あとがき

日華化学、江守商事に関する主な出来事