目次


インテルの戦略

企業変貌を実現した戦略形成プロセス


[目次] [著者紹介]


表紙




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序文——アンディ・グローブ

日本語版へのまえがき

まえがき

[序論]——戦略形成の進化論の視点
第1章 戦略は運命である

戦略形成プロセスと組織進化論
視点1:企業発展のダイナミクス
視点2:戦略形成プロセスの進化論的枠組み
視点3:新規事業のプロセスモデル
結論

[第1期]——メモリ企業の時代
第2章 創業と変貌

創業
企業変貌
論考:企業変貌に至る道筋
結論

第3章 企業発展のダイナミクス

インテル発展を分析する五つの要因
論考:企業発展における戦略形成プロセスの役割
結論

第4章 基本戦略と製品市場戦略の共進化

EPROM事業とフラッシュメモリ事業の発展
戦略的撤退の段階
戦略間に潜むジレンマ
論考:戦略の不協和音を活かす
結論

第5章 戦略形成の内部生態系

インテルにおける二つの戦略形成プロセス
トップ主導の戦略形成プロセス
現場主導の戦略形成プロセス:マイクロプロセッサ事業の立ち上げ
四つの適応形態
論考:企業の変化への適応力
結論

[第2期]——マイクロプロセッサ企業の時代
第6章 トップが戦略のベクトルを指し示す

マイクロプロセッサ市場で卓越した地位を確保する
RISC対CISC
戦略のベクトルを合わせる
論考:トップ主導の戦略形成でのリーダーシップ
結論

第7章 現場からの戦略ベクトルに直面する

チップセット事業
論考:新規事業におけるリーダーシップ
結論

第8章 戦略と外部環境の共進化

インテルの戦略とパソコン業界の共進化
論考:外部環境をコントロールする戦略
結論

第9章 戦略の硬直化

第二期における新規事業の展開
戦略の硬直化の第一の形
戦略の硬直化の第二の形
論考:戦略の硬直化へのリーダーシップの課題
結論

[第3期]——インターネット関連企業の時代
第10章 企業戦略の範囲を拡げる

戦略のベクトルと共進化ロックインによる硬直化
戦略ベクトルを伸ばす
新規事業を開発する
戦略形成プロセスの進化が意味するもの
結論

第11章 戦略の焦点を再び絞る

混沌に支配させろ。その上で混沌を支配せよ。
混沌から学んだこと
プラットフォーム企業への変貌
二〇〇五年以降の戦略上の課題
結論

[結論]——戦略形成への示唆
第12章 リーダーシップの四つの課題

戦略の本質を受け入れる
戦略の不協和音を活かす
二つの戦略原則を同時に実行する
戦略変更のサイクルタイムを管理する
結論

付録

付録1 理論的背景について
付録2 研究手法について
付録3 既存の大企業における新規事業開発
付録4 セントりーノに関する戦略形成プロセス

監訳者あとがき

原注

索引



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著者紹介

ロバート・A.バーゲルマン(Robert A. Burgelman)
スタンフォード大学経営大学院のエドムンド・W.リトルフィールド経営管理論教授であり、同学部企業幹部研修プログラムのディレクター。ハーバード・ビジネススクールのマービン・バウワー・フェローを経て、1981年よりスタンフォード大学で教えている。
ベルギーのアントワープ大学卒業(応用経済学)、コロンビア大学大学院にて社会学の修士号および組織経営学博士号を取得。専門は、企業進化における戦略の役割、社内企業家、技術と技術革新に関する戦略経営など。彼の共著である、Strategic Management of Technology and Innovation, 3rd ed. (New York: McGraw-Hill-Irwin,2001)は、この分野の代表的な教科書となっている。その他、学術誌やビジネス誌へ多数の論文を発表している。また、世界的企業の幹部研修プログラムやセミナーでの実績も多く、複数の企業の取締役やアドバイザリー・ボードも務める。


監訳者紹介

石橋 善一郎(いしばし ぜんいちろう)
株式会社ディーアンドエムホールディングスの執行役CFO。上智大学法学部卒業。スタンフォード大学にてMBA取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程金融戦略コース在学中。米国公認管理会計士、米国公認財務管理士、米国イリノイ州公認会計士、および、公認内部監査人。IMA日本支部会員。富士通、富士通アメリカ、およびコーポレート・ディレクションを経て、インテルで14年間勤務。インテル米国本社での製品事業部におけるファイナンス担当コントローラ、日本法人のCFOなどを務める。
(第6章、付録Ⅳ、原注担当)

宇田 理(うだ おさむ)
日本大学商学部助教授(2006年10月より)。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は、経営史(Business History)。経営史学会幹事。東洋大学、横浜市立大学などでも教えている。著書に『個を尊重するマネジメント』(中央経済社、2002年、共著)、『米国シガレット産業の覇者』(千倉書房、2006年、共著)がある。
(第12章、付録Ⅱ、原注担当)


[訳者紹介]

高橋 意智郎(たかはし いちろう)(第1章、付録1担当)
実践女子大学人間社会学部専任講師。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。早稲田大学産業経営研究所特別研究員。専門分野は、国際ビジネス(International Business)。

杉浦 正和(すぎうら まさかず)(第2章担当)
早稲田大学ビジネススクール教授。早稲田−南洋ダブルMBAプログラム兼任。京都大学卒。スタンフォード大学MBA。日産、ベイン、マーサー、シティバンク、早稲田大科健機構MOT研究所教授等を経て現職。

菊池 隆(きくち たかし)(第3章担当)
東工大 COE「インスティテューショナル技術経営学」教授。東大文卒・スタンフォード大学MBA。商船三井、A.T. カーニー等経験。 専門は無形資産論。著書『ロジカル・ブランディング』(2005年、日本評論社)

楠瀬 啓介(くすのせ けいすけ)(第4章担当)
(株)コンサルティングアソシエイツ所属コンサルタント。早稲田大学政治経済学部卒業。スタンフォード大学MBA取得。産業カウンセラー。メーカー勤務を経て、種々のビジネス・トレーニング・プログラム開発に従事。

柿本 和哉(かきもと かずや)(第5章担当)
富士通株式会社マーケティング本部所属。同志社大学経済学部卒。ハーバード大学院MPA取得。富士通、富士通アメリカで海外マーケティング、業務提携、CS向上の仕事に携わる。

馬場 高志(ばば たかし)(第7章担当)
富士通アメリカ バイスプレジデント。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。ペンシルバニア大学ウォートン校にてMBA取得。富士通海外事業本部、グローバル戦略室などで、製品マーケティングと事業開発に携わる。

吉田 裕子(よしだ ひろこ)(第8章、グローブの序文、まえがき担当)
GEメディカル・システムズ米国本社並びに日本法人の経理部で勤務。その後インテル日本法人の経理部に移籍し、経理部長を勤めた。津田塾大学学芸学部英文学科卒業。高校教師を経て、ワシントン大学にてMBA取得。

板越 正彦(いたごし まさひこ)(第9章担当)
インテル株式会社 事業開発本部 デジタルヘルス事業部長。東京大学文学部心理学科卒。サンダーバード大学院MBA。JSR、国連教育科学文化機構、インテル米国本社で事業企画管理の仕事に携わる。

安田 健子(やすだ かつこ)(第10章担当)
株式会社カーギルジャパン経理部所属。米国公認管理会計士。 IMA日本支部会員。神奈川県立外語短期大学英語科卒。株式会社リクルートにて、財務会計・管理会計・事業企画に携わった。

安川 陽二(やすかわ ようじ)(第11章前半、付録㈽、日本語版へのまえがき担当)
東京大学経済学部卒。スタンフォード大学経営大学院博士課程中退。日本電気株式会社を経て、Communication Intelligence Corporation社でバイスプレジデントとして勤務した。

三木 晃彦(みき あきひこ)(第11章後半担当)
レノボ・ジャパン株式会社取締役管理・財務担当。米国公認会計士および米国公認管理会計士。JUSCPA会員。IMA日本支部会員。慶応義塾大学経済学部卒。日本IBM(株)を経て現職。


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