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論理と感性のリーダーシップ

改革を成功させる「見えざる力」


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表紙




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まえがき


第1章 日本企業はどのように変わろうとしているか

事業分野の大胆な再編
消費者や需要家に軸を置き直したビジネスモデルの再構築
高収益体質への転換
透明性のあるスピード経営の実践
■点検のためのチェックリスト——改革の陥りやすい「落とし穴」


第2章 組織改革に不可欠な三要素

1 事態を謙虚に深く捉える
 素朴な疑問を大事にする
 なぜ、なぜ、の問いかけ
 目的と事実をよく確かめる
 何と対話するか
2「鬼」になり、「鬼」を育てる
 「鬼」は隠れている
 「鬼」を育てるポイント
 「持続力」を支えるもの
3 関係者の心を揃える
 良いチームワーク
 「信頼」と「こだわり」
 合意形成のポイント
 リーダーシップとコンセンサス
 衆議を尽くして一人で決める
 従いつつ導く
■まとめ——「組織活力の源泉」


第3章 リーダーシップに求められる「論理」と「感性」

1 課題の形成
 へそは一つ
 大事にしたい“上位概念”
 計画が仕事の質を決める
 目線を合わせる
 主体者の目で見る
 手作りの効率化
 活力の出るリストラ
2 組織の運営
 制度は中立
 大事にしたい“役割”概念
 大事な「運用の精神」
 自他非分離
 チームの勢い
 因+縁=果報
 「閾値」を超える
 成果主義人事制度
 組織の中で個を活かす
 自主自立の精神/105
 グローバルスタンダードと日本的経営
 不合理なことが合理的
3 人材の育成
 自然に育つ仕組み
 事業に精通する
 心の習慣
 企業文化の二面性
 優しさは厳しさを伴ったもの
 仕事は生き物
 気配りが付加価値を生む
 規律は思いやり
4 リーダーの役割
 リーダーとして心掛けておきたいこと
 父権的と母権的
 トップマネジメントの視座
 現場発信型リーダーシップ
 意思決定で大切なこと
 いい加減の法則
 意識改革のポイント
 覚悟に勝る決断なし
 焦りと驕り
 軸のぶれない改革


第4章 リーダーのコミュニケーション心得

 現場との対話
 プロジェクトチームの運営 
 “おせっかい”のすすめ
 実感を率直に話し合う
 ボトムアップの落とし穴
 自分の目、他人の目
 当然のことと思わない
 企画スタッフの戒め



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梗概

人は論理と感性で納得しなければ動かない。
前向きな心を引き出し、改革の共有を可能にする、リーダーシップの条件。


リーダーのコミュニケーション心得

  1. 「絶対信頼」を貫く
    話し合えば必ず分かり合える。少しでも不信があれば理解の深まりなどとても期待できない。
  2. 同じ目線で「共に悩む」
    上から下を眺める視線で指導しようとすると物事の真実は見えてこない。
  3. 「問題意識」を持って臨む
    良い対話ができるかどうかは「この人は語るに足る人だ」と思ってもらえるかどうかにかかっている。
  4. 聞く前から感心する
    きっと良い話が聞けるに違いないと胸をときめかせて臨めば、必ず良い話が聞ける。
  5. 常に主体者意識を持つ
    「議論の軸」を明示する。軸を失った議論は果てしなく拡散し混乱を招く。
  6. 前提と事実をよく確かめる
    基本的な価値観の部分をお互いによく理解しておかないと対話は齟齬をきたす。
  7. 「説得より納得」を心掛ける
    われわれがやってきたことをそこまで評価してくれていたのか、といった心の琴線に触れた部分での理解が、納得を生む源泉である。
  8. ひとりをおろそかにしない
    小さな声や耳障りな声を大切にする気配りと集中力は対話を深める上で欠かせない。



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著者紹介

小阪田 興一(こさかだ・こういち)

昭和 16年 徳島市に生まれる
   39年 京都大学経済学部卒業、(株)日本興業銀行入行
   43年〜52年 日本経営システム(株)出向
平成 2年 (株)日本興業銀行経理部長
   4年 日本経営システム(株)出向、常務取締役
   9年 同社取締役社長、現在に至る



日本経営システム株式会社

日本興業銀行の経営研究部を母胎に、1970年に経営コンサルティング会社として設立された。

【事業内容】
○企業経営にかかわる経営コンサルティング
 (経営計画、組織改革、事業戦略、新規事業開発といった戦略性の高いテーマから、生産、物流、人事制度、業績管理制度、情報システムなど事業運営を支える制度・システムまで幅広く手がけている)
○官公庁、公団等の政策形成、意思決定につながる受託調査、コンサルティング
○その他付随事業として、経営コンサルティング経験をもとにした経営者・幹部対象のセミナーおよび出版

【特徴】
㈰掛け持ちをしない“完全専従方式”
㈪「長所を伸ばす」「一人をおろそかにしない」という基本思想
㈫“徹底した”協同作業

【連絡先】
TEL 03-3274-1391 FAX 03-3275-0514
http://www.jmsinc.co.jp/



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