目次



意思決定のための「分析の技術」

最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法


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表紙




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 序 章 分析とは何か 

 第1章 「大きさ」を考える

 第2章 「分けて」考える

 第3章 「比較して」考える

 第4章 「変化/時系列」を考える

 第5章 「バラツキ」を考える

 第6章 「過程/プロセス」を考える

 第7章 「ツリー」で考える

 第8章 「不確定/あやふやなもの」を考える

 第9章 「人の行動/ソフトの要素」を考える

 終 章 コンサルタント能力の全体像と分析の位置づけ

 



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解 説

「分析」には確かな切り口と方法論がある。その技術は、磨き、蓄積し、改善することができる。豊富な事例をもとに、有効かつ実行可能な、全体最適の経営判断を導く戦略思考の枠組みを示す。

○分析の基本は「大きさを考える」「分けて考える」「比較して考える」「時系列を考える」の四つである。

○そして、そのバリエーションとして「バラツキを考える」「過程/プロセスを考える」「ツリーで考える」という工夫が生まれる。

○さらに、自然科学と違って、「人間の問題」や社会の現象は複雑に入り組んだ事象を含み、かつ「ファジーで不確定・不確実な要素」を積極的に取り扱っていかなければならない。それらを取り扱うためには「枠組みの工夫」「データの取り方の工夫」などの実践的な工夫が重要になる。

○現実の分析は、これらの手法を単独に使うのではなく、組み合わせ、併用して、複雑な事象を解明することが要求される。

○それが、勘や情緒的反応に流されがちな判断に合理性の光を当て、正しい結論に導くのに役立つと信じているし、事実、そのような成果を筆者はあげてきたつもりである。



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著者紹介

後 正武(ウシロ マサタケ)

株式会社東京マネジメントコンサルタンツ 代表取締役

○1942年生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営学修士 (MBA・ディスティンクション) 。新日本製鉄、マッキンゼー・アンド・カンパニー(パートナー)、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長/日本支社長を経て、1995年東京マネジメントコンサルタンツを設立。外資系の高額フィーを支払えないが真に改善・革新を必要とする会社に対して質の高いコンサルティングサービスを提供することを目指す。

○事業戦略、販売・マーケティング戦略、収益改善計画、研究開発戦略、組織革新などの戦略系コンサルティングに豊富な実績を有し、大企業から中堅企業まで幅広い企業層に対してコンサルタント活動を行なっている。そのかたわら、コンサルタント会社の立て直し、社員の能力開発・教育訓練に携わった経験をもとにセミナー等で講師を務め、実務の体験に基づく具体的で成果重視の指導が受講者の好評を得ている。

○主要著書

『経営参謀の発想法』『経営参謀が明かす論理思考と発想の技術』(以上プレジデント社)、『ニューアメリカンイデオロギー』(サイマル出版、共訳)、『成熟期の差別化戦略』(プレジデント社、共著)。ほか論文多数。



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