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戦略ブレーンBooks
関係性マーケティングと演劇消費

熱烈ファンの創造と維持の構図


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表紙




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第一幕 なぜマーケティングが演劇消費を語るのか
    プロローグ──演劇消費の熱気
      第1節 宝塚歌劇トップスターのさよなら公演
      第2節 劇団樹座の解散公演
      第3節 劇団四季、観客動員数で首位に
      第4節 ディズニーのブロードウェイ上陸
      第5節 劇団ふるさときゃらばんの熱き思い
      第6節 演劇消費のマーケティング含意
    第二場 関係性マーケティングのフレーム
      第1節 関係性マーケティング登場の背景
      第2節 マネジリアル・マーケティングの変容
      第3節 関係性マーケティングのフレームと内実 
      第4節 ホリスティック・アプローチの探索

第二幕 演劇消費のマーケティング
    第一場 宝塚歌劇の顧客囲い込み戦略
      第1節 小林一三の顧客囲い込み戦略
      第2節 宝塚歌劇の顧客囲い込み戦略 
      第3節 宝塚歌劇の発展・進化 
      第4節 宝塚ファンの囲い込み
      第5節 宝塚歌劇の顧客囲い込みの含意
    第二場 劇団四季の顧客誘導のマーケティング
      第1節 劇団四季の軌跡
      第2節 成長拡大路線へ
      第3節 二つの顔:四季株式会社と劇団四季
      第4節 劇団四季のマーケティング戦略
      第5節 劇団四季の課題
    第三場 劇団ふるさときゃらばんの顧客維持マーケティング
      第1節 劇団ふるさときゃらばんの軌跡
      第2節 組織構成と運営形態
      第3節 制作部主導の製品開発
      第4節 劇団ふるさときゃらばんの顧客維持戦略
      第5節 劇団ふるさときゃらばんの課題

第三幕 演劇消費のマーケティングはこう役立つ
    第一場 ロングライフ・ブランド形成のマーケティング
      第1節 ブランド化とは何か
      第2節 ブランド価値とは何か
      第3節 ブランド価値形成の基本構図
    第二場 新製品開発のプロセス・マネジメント
      第1節 新製品開発の千に三つ
      第2節 新製品開発への演劇制作プロセスからの含意
      第3節 新製品開発プロセスの方向性
    第三場 顧客リテンションのマーケティング 
      第1節 顧客の組織化
      第2節 顧客維持の仕掛けづくり
      第3節 セグメント・マーケティングの意味
      第4節 顧客リテンション戦略作成の手続
    フィナーレ──新マーケティング発想法

参考文献



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梗概

「顧客満足」を超えた「顧客歓喜」をつくり出せ。

宝塚歌劇、劇団四季、劇団ふるさときゃらばん、等など、
「演劇は芸術なり」というよりも、「顧客の支持があってこその芸術」と、
商業芸術に徹する人々の,
圧倒的な顧客獲得・維持力の秘密はどこにあるのか。


●生活者の関心が物質的文明生活の享受から生活の豊かさに傾斜している以上、自社製品を生活の豊かさの演出部分に位置づけるべく付加価値を提供する努力を行なわなければならない。
●生活の豊かさの演出部分では、その目的変数を「顧客満足」ではなく、「顧客歓喜」に置くべきである。
●つまり、「顧客満足」は「認知的信頼」と不可分であるが、現代の生活者は認知的信頼による「満足」では満足せず、歓喜・感動による生活の喜びを求めているのである。
●感覚価値・観念価値を中心とした製品提供によって得られる、「満足」を超えた「歓喜」を求めているのである。




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和田 充夫(ワダ ミツオ)
慶応義塾大学教授
●専攻分野:マーケティング・コミュニケーション論、流通論、関係性マーケティング、アート・マーケティング
●主要著書:『関係性マーケティングの構図』(有斐閣、1998)/『新価値創造の広告コミュニケーション』共著(ダイヤモンド社、1997)/『インタラクティブ・マネジメント』共著(ダイヤモンド社、1996)/『マーケティング戦略』共著(有斐閣、1996)/『小売企業の経営革新』(誠文堂新光社、1989)/『ブランド・ロイヤルティ・マネジメント』(同文館、1984)
●昭和42年慶應義塾大学経済学部卒業、47年ミシガン州立大学ビジネス・スクールMBAプログラム修了、52年ペンシルバニア州立大学経営学部博士課程修了、経営学博士の称号を受ける。52年ハーバード大学ビジネス・スクールInternational Individual Studies Programを修了、52年慶應義塾大学ビジネス・スクール専任講師、53年大学院経営管理研究科専任講師、54年助教授、63年同研究科教授となる。



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