目次



 プロフィット・ゾーン経営戦略

真の利益中心型ビジネスへの革新
 原書名 THE PROFIT ZONE : How Strategic Business Design Will Lead You to Tomorrow's Profits


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表紙




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序 文


●第1部 変化し続けるビジネスの世界で成功するために


第1章 市場シェアの死

    
収益性に直結しない市場シェア
    量的成長の経営か、価値成長の経営か
    非プロフィット・ゾーン
    誤ったビジネス・デザインによる成長は価値を破壊する
    リインベンター
    顧客中心、利益中心の思考が導く市場シェア
    ビジネス・デザインの再構築
    終わりなきリインベンション
    収益性に関する暗号の解読


第2章 真の顧客中心のビジネス・デザイン

    
真の顧客中心思考とは何か
    顧客中心思考が非常に困難な理由
    価値連鎖の逆転
    経営幹部の時間を再構築する
    顧客の優先事項を解読する
    沈黙された優先事項〈システム経済性に関する暗号解読〉
    顧客に対する視野を広げる
    顧客との継続的な対話
    明日の優先事項の予測
    次なるビジネス・デザインの構築


第3章 利益はいかに生じるのか

    
利益中心のビジネス・デザイン
    1.顧客開発/顧客ソリューション利益
    2.製品ピラミッド利益
    3.マルチコンポーネント利益
    4.スイッチボード利益
    5.時間利益
    6.ブロックバスター利益
    7.利益増殖モデル
    8.起業家利益
    9.専門化利益
    10.インストール・ベース利益
    11.デファクト・スタンダード利益
    利益を生み出す他の方法
    組織文化と収益性の心理
    顧客別の収益性分析
    高い「資産集約度」がもつリスク
    収益性の保護〈戦略的コントロール・ポイントの構築〉
    ビジネス・デザインの価値


●第2部 リインベンター企業の成功事例


第4章 顧客ソリューション型のビジネス・デザイン──ジャック・ウェルチによるGEの革新

    
ナンバー1もしくはナンバー2になる
    ワークアウト
    ソリューションの販売
    知識を応用する企業


第5章 三人のマネジャーのストーリー──誰もがリインベンターになれる

    
中小企業の革新的ビジネス・デザイン〈マッデン・コミュニケーションズの事例〉
    ミドル・マネジャー主導のビジネス・モデル革新〈CBI社の事例〉
    現場担当者によるビジネス・モデルの革新〈ある製薬会社の事例〉


第6章 製品ピラミッド型のビジネス・デザイン──ニコラス・G・ハイエク率いるザ・スウォッチ・グループ

    
業界全体の革新を先導した「スウォッチ」
    ニコラス・G・ハイエクの原点
    メッセージをもったユニークな時計の開発
    スイス時計業界の盛衰
    「バースデー・ケーキ」型の製品ピラミッド構造
    「スウォッチ」の斬新な顧客獲得戦略
    ビジネス・デザインの持続的な革新
    ハイエクから学ぶべき教訓


第7章 価値連鎖のビジネス・デザイン──ロベルト・ゴイズエタによるコカ・コーラの革新

    
ボトラーとの関係を改革する
    高プロフィット・ゾーンへの集中投資
    価値連鎖の管理
    グローバル市場の制覇
    リスクとの戦い
    永続するコカ・コーラとペプシの競合


第8章 スイッチボード型のビジネス・デザイン──チャールズ・シュワッブによる財務サービス業界の革新

    
財務サービス業界におけるシュワッブの顧客中心思考
    付加価値ディスカウンター・モデル
    ファイナンシャル・プランナーとの新たな関係
    シュワッブの「ワンソース」
    一歩先を行くビジネス戦略
    成功を生み出すロジック


第9章 二歩先を行くビジネス・デザイン──アンドリュー・グローブ率いるインテルの時間利益モデル

    
スピードと価値創造の両立
    初期の成功
    オペレーション・クラッシュ
    量ではなく価値の追求
    ユニークさの創造
    価値連鎖全体での影響力を高める
    消費者リレーションシップの確立


第10章 利益増殖型のビジネス・デザイン──マイケル・アイズナーによるディズニーの革新

    
収益性のある映画制作会社モデル
    ブロックバスター・モデル
    利益増殖型のビジネス・デザイン
    次なるリインベンション


第11章 スピンアウト型のビジネス・デザイン──ジョージ・ハッソポーラス率いるサーモエレクトロン

    
サーモエレクトロンが見出した初期のプロフィット・ゾーン
    価値創造マシンとしてのスピンアウト型のビジネス・デザイン
    スピンアウト型のビジネス・モデルの成功要因


第12章 スペシャリストのグローバル・ネットワーク・ビジネス・デザイン──パーシー・バーネヴィク率いるABB

    
スペシャリストのグローバル・ネットワーク
    顧客中心の組織を創造する
    時間、顧客、そして利益
    未来の機会空間


第13章 スタンダード創造ビジネス・デザイン──ビル・ゲイツ率いるマイクロソフト

    
最初の成功〈PC-BASICの開発〉
    クロス・プラットフォーム戦略
    DOSによる勝利
    ウィンドウズの成功
    スタンダード創造ビジネス・デザインの設計
    アプリケーション市場におけるウィンドウズ革命
    企業のコンピューティングとエレクトロニック・ホーム
    パラダイム・シフトの管理〈インターネット〉


●第3部 プロフィット・ゾーン経営戦略の実践


第14章 ビジネス・デザインの革新とプロフィット・ゾーン

    
ビジネス・デザインの革新と価値成長
    売上高利益率増加のパラドックス
    大きな誤り
    ターゲットの固定化


第15章 自社のプロフィット・ゾーンを見出す一二の質問

    
自社をプロフィット・ゾーンへ移動する
    1.自社の顧客は誰か
    2.顧客の優先事項はどのように変化しているか
    3.自社の顧客となるべきなのは誰か
    4.自社は顧客への価値をどうすれば増加できるか
    5.自社はどうすれば顧客のファースト・チョイスとなれるか
    6.自社の利益モデルはどのようなものか
    7.自社の現在のビジネス・デザインはどのようなものか
    8.自社の現実の競争相手は誰か
    9.最も手強い競争相手のビジネス・デザインはどのようなものか
    10.自社の次なるビジネス・デザインはどうあるべきか
    11.自社の戦略的コントロール・ポイントは何か
    12.自社の価値はどれくらいか
    終わりに


訳者あとがき



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梗概

高収益ビジネス領域をいかに開拓するか!
市場シェア優先思考を捨てよ。「利益」と「顧客」を中心にしたビジネス・デザインの革新が、明日の高収益を約束する。『BusinessWeek』誌が激賞し、全米ロングセラーを続けるビジネス戦略書の決定版!



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著者紹介

エイドリアン・J・スライウォツキー(Adrian J. Slywotzky)

ハーバード大学卒業後、同校のロー・スクールとビジネス・スクールで修士号取得。ボストンに本拠を置く戦略コンサルティング企業CDI社(現在は、マーサー・マネジメント・コンサルティングと合併)の創立メンバー。専門は企業の成長戦略。前著『Value Migration』(1996年)で一躍注目を集め、97年には「Worldwide CEO Summit」にゲストスピーカーとして招かれる。『ハーバード・ビジネス・レビュー』『ニューヨーク・タイムズ』などを中心に執筆活動を展開。

デイビッド・J・モリソン(David J. Morrison)

プリンストン大学およびハーバード・ビジネス・スクールで修士号取得。スライウォツキーと同じくCDI社の創立メンバー。多くの業界の一流企業でコンサルタントとして活躍し、マイクロソフトなど「フォーチュン500」企業で戦略セミナーを行っている。


訳者紹介

恩蔵直人(おんぞう・なおと)

1959年神奈川県生まれ。早稲田大学商学部卒業。同大学院を経て、現在は早稲田大学商学部教授。専攻はマーケティング。著書に『競争優位のブランド戦略』(日本経済新聞社)『セールス・プロモーション』(共著、同文舘)『マーケティング戦略』(共著、有斐閣)等。他にも論文多数発表。

石塚 浩(いしづか・ひろし)

1959年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業。同大学院修了後、広島県立大学助教授を経て、現在は文教大学情報学部助教授。専攻は経営学。著書に『現代経営』(共著、白桃書房)、訳書に『攻撃戦略』(共訳、ダイヤモンド社)等。他にも論文多数発表。



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