目次
表紙

オープン・アーキテクチャ戦略
ネットワーク時代の協働モデル

國領二郎
四六判 上製
248ページ
本体価格 2200円
37282-9
1999年発行

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目次



第1章 経営戦略としてのオープン・アーキテクチャ

 多様な情報を結合させて価値を増大させる戦略
 情報技術とビジネスモデルの共進化
 オープン・アーキテクチャ時代のビジネスモデル

第2章 情報化時代を動かす三つの要因

 時代はなぜオープン・アーキテクチャへ進んでいるのか
 [第1の要因]機械系システムの能力向上と人間の認知限界
 [第2の要因]情報の非対称性の逆転と顧客の発信する情報をビジネス化するモデル
 [第3の要因]情報の非物財的な特性の表面化

第3章 協働組織化メカニズムのイノベーション

 オープン・アーキテクチャ戦略の誘因と貢献のメカニズム
 ネットワーク経済に見る無償デジタル財の論理
 インターネット技術を築いた奉仕モデル
 商業的な意図を持った無償供与の戦略
 新しい協働メカニズムの探索

第4章 サプライチェーンの再編[水平展開型ビジネスモデル]

 オープン・アーキテクチャを切り口とした多様なビジネスモデル
 情報産業における水平展開型ビジネスモデル
 日用品市場における水平展開型ビジネスモデル
 水平展開型ビジネスモデルと情報の結合

第5章 「関係性」のマネジメント[顧客参加型ビジネスモデル]

 購買をめぐる情報の流れの変化
 大量の情報を手にする顧客と購買代理業の成立
 顧客間インタラクション:情報を発信し、交換する顧客
 価値を生産する顧客

第6章 結合の場を提供するビジネス[プラットフォーム・ビジネスモデル]

 プラットフォーム・ビジネスの提供機能
 「信頼」のプラットフォーム
 「ことば」のプラットフォーム
 「信頼」と「ことば」をつくる会社(1)株式会社プラネットの場合
 「信頼」と「ことば」をつくる会社(2)株式会ミスミの場合
 プラットフォーム・ビジネスが示唆するもの

第7章 ネットワーク型経済に挑む日本の進路

 日本の強みを生かす戦略再構築
 「モジュール化の思想」と「最適化の思想」の融合
 参加型の価値創造で世界をリードする
 ネットワークの可能性は無限大


付論1 電子商取引のドメイン
付論2 顧客間インタラクションの特性



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梗概

ネットワークの発展は新しいビジネスモデルの構築を促し、企業経営に無限の可能性をもたらします。本著は、ネットワークによって日本の社会と経済に活力を取り戻すことを志す企業人に、「情報経済」の本質を見る視点と、それを踏まえたネットワーク・ビジネスの設計思想を提案するものです。情報化時代を動かす諸要因と協働組織化のメカニズムを解明し、オープン・アーキテクチャ戦略が進展していく時代の流れを解説します。


 

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著者紹介

國領二郎
(こくりょう じろう)

慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授兼慶應義塾大学ビジネススクール助教授。
1959年生まれ。82年東京大学経済学部経営学科卒業後、日本電信電話公社入社。86年よりハーバード・ビジネススクールに留学し、88年ハーバード大学経営学修士(MBA)、92年ハーバード大学経営学博士(DBA)を取得。93年より現職。主な著書に『オープン・ネットワーク経営』(日本経済新聞社)がある。

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関連サイト

國領研究室のホームページ
http://www.kbs.keio.ac.jp/kokuryolab/index.html


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