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グローバル・ビジネス重点戦略ノート

  日本企業が直面する問題とその解決処方箋


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表紙




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序文——20世紀の日本企業とグローバル化の結果


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第一部 グローバル展開への基本戦略
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 第1章 インターナショナルからグローバルへ
   地域軸による分類 
   進出形態による分類 


 第2章 グローバル企業におけるトップマネジメント
   トップマネジメントのリーダーシップとサポーターの存在 
   ビジョンとアプリケーションの組み合わせ 
   個性の容認、権限委譲への理解とその実現 
   明確な経営変革哲学


 第3章 グローバル企業のコーポレートガバナンス
   なぜ改革が必要か 
   持株会社と分社化 
   カンパニー制 
   ハイブリッド型 
   ボード(取締役会)改革 


 第4章 グローバル企業の組織活性化
   社会資本主義から資本主義型マネジメントへ 
   グローバル展開の組織特性キーワード 
   人材の個性化と多様な価値観 
   求められる人材育成コンセプト 


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第二部 エリアマネジメント戦略
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 第1章 グローバル化とローカル化
   先進国経済のブロック化を読む 
   グローバル企業のインサイダー化コンセプト 


 第2章 エリアにおける統括機能・サポート機能戦略
   地域統括会社/地域本社 
   地域持株会社 
   財務統括会社・金融子会社 
   シェアードサービスセンター(SSC) 
   理想的な地域統括機能の選定 


 第3章 地域戦略におけるサプライチェーンマネジメント
   顧客のクロスボーダー化とその対応 120
   ディストリビューションセンター(DC)と
     ベンダーマネジメントインベントリー(VMI)
   域内生産と現地調達 
   サプライチェーンマネジメントと情報技術


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第三部 グローバルコミュニケーション戦略
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 第1章 グローバルコミュニケーション
   言葉で語る重要性(コンテクスト)
   アサンプションとエクスぺクテーション
   コミュニケーションテクニック 


 第2章 インターカルチャーマネジメント
   個人主義と集団主義 
   権力格差 
   不確実性の回避 
   男性らしさ・女性らしさ 


 第3章 グローバルマネジメントとローカルマネジメント
   グローバルマネジメント実施のための環境 
   グローバルマネジメントの実践 
   オブジェクト型マネジメント 


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第四部 グローバルマーケティング戦略
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 第1章 グローバルマーケティングのプロセス
   海外新市場への参入プロセス
   参入決定前の自社の現状分析 


 第2章 進出地域戦略の決定と参入手法
   進出地域の選定 
   マーケティングリサーチ 


 第3章 マーケティングプログラムの決定
   マーケティングミックス 
   市場成熟度とマーケティング戦略 


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第五部 グローバルM&A
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 第1章 M&Aの現状と今後
   世界的なM&Aの現状と今後 
   クロスボーダーM&Aの今後 


 第2章 グローバルM&Aの戦略と実際
   戦略的M&Aの目的 
   M&A実施の留意点 


 第3章 M&A実施時の具体的プロセス
   M&Aの原則 
   M&Aの具体的プロセス 
   企業評価手法 


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第六部 グローバルファイナンス戦略
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 第1章 国際会計基準への対応
   日本の会計制度改革とグローバル化への影響
   キャッシュフローによるグローバルマネジメント


 第2章 グローバルな経営管理指標
   投資採算性評価 
   企業価値評価 


おわりに——21世紀型グローバル企業の命題とキーワード 


参考文献一覧



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梗概

グローバル展開をする際に必ず遭遇する問題を簡潔にまとめ、戦略再構築、社内環境見直しへの、「実践的」提言をする。

新しい課題は?
試行錯誤の結果わかったことは?


●本書の全体的ロジック

事実1(現状)
・日本企業の海外直接投資額はアジア通貨危機で98年に減少したが、事実展開自体はますます拡大。
・海外における日本人駐在員数もコンスタントに増加傾向。

事実2(必然性)
・現在不振の国内市場は、2007年からの人口減少により更なる低成長時代に突入。
 必然的に日本企業は海外に市場を求めざるを得ない。
・また、国内中心の企業であってもグローバルスタンダード対応の体制が必要。

日本企業の現状における課題
・グローバル・ビジネスに関する組織的ノウハウ蓄積が薄い。
・経営者層の課題は、グローバルな視点での事業戦略と事業ポートフォリオ。
・実務担当者の課題は、マネジメント、マーケティング、ファイナンス。

本書の必然性
・これからの経営者には、グローバルな視野が必要。
・経営企画・社長室等ブレーンは、最先端の戦略を知る必要。
・海外駐在要員・海外担当部門への事前教育が必要。


● 日本企業の海外展開の必然性
・98年度は国内不況に対するリストラ等「守り」にあった日本企業の姿勢が、99年度事業計画ベースでは、「海外進出」「海外市場での販売拡大」をテコにした業績改善策へと変化してきている。
・また、会計基準・IT技術に代表されるグローバル化の波は、否応なしに日本企業を飲み込む。

△日本企業をとりまく環境のボーダレス化
・連結決算、アングロサクソン型グローバル会計基準への対応
・エネルギー90%、食料60%の輸入依存型経済
・国内市場における外資系企業との戦い
・人口減少による低成長時代への突入
・規制緩和に対応するための企業体力向上
・インターネット・ERP等IT技術による情報のボーダレス化
・価格競争力のための海外生産
△ 日本企業は生き残るために海外へ出て行かざるを得ない。



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著者紹介

株式会社 三和総合研究所 国際本部 企業戦略室

国際本部は、三和総研における国際関連コンサルティングの専門部門。
企業戦略室は、同本部で、民間企業向けのグローバル戦略、国際M&A、
グローバル・マーケティング戦略、国際人材育成戦略等を担当。



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