目次


この情報共有が利益につながる

経営課題に適した4つの実践アプローチ


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

第1章 情報共有の新潮流
 ——データ中心から人中心へ

 1 情報共有は死んだか?

  ◎A社の事例:ナレッジマネジメントの失敗例
  ◎B社の事例:グループウェアの失敗例
  ◎C社の事例:企業情報ポータルの失敗例

 2 ROIを実現する「人中心」の情報共有

  ◎フォード社:10億ドルの経営効果
  ◎「Information Sharing Means Money」:情報共有で経営効果が出る
  ◎視点(1):「Data Centric」から「People Centric」へ
  ◎視点(2):「目的」から「手段」へ
  ◎視点(3):「アート」から「サイエンス」へ

  コラム1 ベンチマーキングによるサイエンス・アプローチの実践

 3 「人中心」の情報共有を実践する3つの方法論

  ◎方法論(1):情報共有をROIにフォーカスさせる「GISツリー」
  ◎方法論(2):ROIを実現する「4つの情報共有アプローチ」
  ◎方法論(3):経営課題解決の「DMAICワークステップ」


第2章 ROIを実現する4つの情報共有アプローチ

 1 アプローチA:情報アクセスの最適化

  ◎事例:東京三菱銀行
  ◎情報アクセスの最適化が解決する課題
    (1)オフィスワーカーの生産性向上

  コラム2 オフィスワーカーの生産性とは何か

    (2)情報作成業務の効率化
    (3)情報収集・利用業務の効率化
    (4)情報アクセスの「アクセル」と「ブレーキ」

  ◎情報アクセスの最適化による解決策
    (1)見える
    (2)捨てる
    (3)分ける

  コラム3 分類されないものは存在しない
   〜フォルダ構造とインデックス構造〜
    (4)使わせる

  コラム4 検索エンジンの功罪〜存在しないものは探せない〜
    (5)見直す
    (6)決める

  ◎情報アクセスの最適化に必要な制度・インフラ
  ◎情報アクセスの最適化による効果

 2 アプローチB:コミュニケーション・フローの改善

  ◎事例:ららぽーと
  ◎事例:ダイヤモンドリース
  ◎コミュニケーション・フローの改善が解決する課題
    (1)全社的なコミュニケーション・情報伝達が非効率になっている場合
    (2)本部=現場間のコミュニケーションはあるが、現場同士のコミュニケーションが発生していない場合
    (3)本部に対して同じような問い合わせが頻発している場合

  コミュニケーション・フローの改善による解決策
    (1)職種別の場の構築
    (2)個人ごとのプッシュとプルの整理
    (3)1対1から1対1+nへ
    (4)問い合わせのFAQ化

  コラム5 効果的なFAQの作成〜アレキサンドリアン・フォーム
  ◎コミュニケーション・フローの改善に必要なインフラ・制度
  ◎コミュニケーション・フローの改善による効果

 3 アプローチC:ベスト・プラクティスの横展開

  ◎事例:戸田建設
  ◎事例:電通国際情報サービス
  ◎ベスト・プラクティスの横展開が解決する課題
    (1)現場ごとに作業のやり方がばらばらで、アウトプットにばらつきがある

  コラム6 リスクとばらつき
    (2)アウトプット全体の底上げを行いたい
    (3)現場のプラクティスを効果的に吸い上げ、組織の枠組みを超えて展開したい

  ◎ベスト・プラクティスの横展開の方法論
    (1)プラクティスの吸い上げ
    (2)標準化・テンプレート化
    (3)ベスト・プラクティスの配信・横展開
    (4)継続的改善

  ◎ベスト・プラクティスの横展開に必要な制度・インフラ
  ◎ベスト・プラクティスの横展開による効

 4 アプローチ D:スキル・ノウハウの流動化

  ◎事例:応用地質
  ◎事例:日本ロシュ
  ◎スキル・ノウハウの流動化が解決する課題
    (1)スキルがばらついている、全体のスキルアップが図りたい
    (2)エキスパートが社内に散らばっているが、全社の総力で対応したい
    (3)ベテランが退職してしまうので、スキルを移管したい(2010年問題)
  ◎スキル・ノウハウの流動化による解決策
    (1)コミュニティ・オブ・プラクティス

  コラム7 第二・第三の組織
    (2)KnowWho
    (3)ストーリーテリング
    (4)体系化

  ◎スキル・ノウハウの流動化に必要な制度・インフラ
  ◎スキル・ノウハウの流動化による効果

 5 適切なアプローチを選ぶ


第3章 経営課題を解決する「DMAICワークステップ」

 成果をもたらす情報共有プロジェクトの進め方

  ◎課題解決のサイクルDMAIC
  ◎情報共有活動のワークステップ
  ◎ケーススタディ

 STEP1 目的・対象の定義(Define)

  ◎ケーススタディ
  ◎全社戦略に基づき、情報共有の目的を位置づける
  ◎業務レベルでの課題を洗い出す
  ◎対象とする課題を絞り込む
  ◎GISツリーをつくる
  ◎解決策の仮説を構築し、GISツリーを完成させる

  コラム8 相関関係と因果関係

  ◎強力な推進事務局を結成する
  ◎トップマネジメントのコミットメントを得る
  ◎ステップ1 チェックポイント

 STEP2 現状測定と解決策の検討(Measure&Analyze)

  ◎ケーススタディ
  ◎KPIを改善するドライバーを測定する
  ◎具体的な解決策を検討する
  ◎KPIの改善目標とROIを設定する
  ◎ステップ2 チェックポイント

 STEP3 パイロット実証(Improve)

  ◎ケーススタディ
  ◎パイロットとは何か
  ◎関係者を巻き込む
  ◎場の使い分け
  ◎活用シーン・運用ルールを設計する
  ◎システム面での準備を行う
  ◎教育啓発・立ち上げを行う
  ◎ステップ3 チェックポイント

 STEP4 本格展開と制度化(Control)

  ◎ケーススタディ
  ◎パイロットを評価する
  ◎横展開を行う
  ◎成果を持続させるための制度化を行う
  ◎支援制度を検討する
  ◎ステップ4 チェックポイント


第4章 自己変革型組織への進化

 1 自己変革型組織へ向けた企業革新

  ◎ピラミッド型組織の老朽化・硬直化
  ◎21世紀の軍隊:ランドウォーリアー
  ◎フォード社の組織再生計画
  ◎自己変革型組織とは何か

 2 自己変革型組織に必要な4つの「ゆらぎ」

   (1)戦略・プロセス——現場主導の継続的課題解決
   (2)組織——第二・第三の組織
   (3)人材——スキルマーケットとT型マネジャー
   (4)情報共有

  ◎自己変革型組織へ向けた企業革新


あとがき



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著者紹介

リアルコム株式会社
情報共有・ナレッジマネジメントによる企業変革を手がける独立系ソリューション企業。コンサルティングとITツールを統合したソリューションによって、顧客企業が「成果を出す」「課題を解決する」ことを徹底して実践する。これまで、東京三菱銀行、ソニー、NEC、三井物産、ニコン、ファイザー等国内外の大手企業をクライアントに持ち、当該市場においてマイクロソフト、IBMと並んで3強(IDC調査)の一角に数えられるリーディングプレーヤーである。

[監修者]

吉田健一(よしだ・けんいち)
リアルコム株式会社取締役。一橋大学卒業。戦略系コンサルティングファーム、ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンにおいて国内外の大手企業に対して戦略立案・企業変革のコンサルティングに従事。その後、リアルコムにてプロフェッショナルサービスグループのディレクターとして、ソニー、NEC、ニコン、丸紅など国内外の大手企業に対する情報共有・ナレッジマネジメントによる企業変革コンサルティングを手がける。主に、情報共有をベースにした全社BPR、企業組織変革を専門としている。


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