目次


松下ウェイ

内側から見た改革の真実


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき

第1部 夜明け前

第1章 取り残された松下

 ◆──一九九〇年代、日米の「彼我の差」
 ◆──組織を覆う閉塞感
 ◆──自力再生は可能か
 ◆──二〇世紀末の松下の課題

第2章 中村邦夫の軌跡

 ◆──四〇代後半で米国へ
 ◆──優先順位が見えてきた
 ◆──改革の素案『デジタル革命』
 ◆──サービスが収益を生む
 ◆──FF式石油温風器事件の試練
 ◆──改革の狼煙を上げる


第2部 基本理論

第3章 サッカーボール理論

 ◆──「サッカーボール経営」の原点
 ◆──「ムーア時間」での経営判断
 ◆──指標はシンプルに二つ
 ◆──キャッシュ化速度が価値創出に寄与
 ◆──企業診断のポイント
 ◆──自社の属するゾーンを確認する
  (1)死滅ゾーン
  (2)停滞ゾーン
  (3)リスクゾーン
  (4)機会ゾーン
  (5)パフォーマンスゾーン
 ◆──サッカーボール指標とムーア時間
 ◆──二極化は止まらない


第3部 V字回復

第4章 改革のアウトライン

 ◆──残された時間はわずか
 ◆──利益構造の見直し
 ◆──経営陣の再活性化
  トップ自ら直接支援できる体制に
 ◆──改革の構造:「創生21」「躍進21」
 ◆──組織の合理化:ドメインカンパニー制
 ◆──二〇〇一年、災厄の年
  危機を逆手に火をつける
  残すべきものは何か
  退却はしない、前進あるのみ
 ◆──子会社の統合・再編
 ◆──販売部門の改革
  垂直立ち上げの実践
  海外市場のテコ入れ
  「テクノストーリー」計画
 ◆──取締役会の改革

第5章 成長基盤の改革と育成

 ◆──投資目標の設定
 ◆──ダウンサイド・リスクの抑制
 ◆──「超・製造業」に向けたIT革新
 ◆──自前主義の終焉
 ◆──セル生産方式
 ◆──サービスを製品に組み込む
 ◆──グローバルな売上高構成の見直し
 ◆──共通の企業文化を構築する
 ◆──女性の役割

第6章 ブランド改革と製品再編

 ◆──ブランドの改革:Panasonic ideas for life
 ◆──パナソニックセンター:ブランドへの貢献
 ◆──製品の再編:「V商品」と「ユニバーサル・デザイン」
  ブラックボックス技術がカギ
  ユニバーサル・デザインの採用
 ◆──タフブック
 ◆──プラズマディスプレイ
  非現実的な挑戦か
  プロセスをいかに簡素化するか
 ◆──デジタルカメラ
 ◆──ななめドラム式洗濯乾燥機
  成熟市場にゆらぎを起こす
 ◆──カーエレクトロニクス
 ◆──半導体

第7章 改革の検証と残された課題

 ◆──松下のサッカーボール・オペレーション
  在庫・歩留まり曲線
  生産能力・歩留まり曲線
  生産能力・時間曲線
  市場シェアとムーア時間
  キャッシュフローの改善
 ◆──世界同時発売・垂直立ち上げ
 ◆──グリーン化:地球環境への対応
  松下電工の子会社化
 ◆──携帯電話の失敗
  二つの打撃
  北米市場での挫折
  ブレークスルーはあるか


第4部 旅立ち

第8章 明日の松下

 ◆──外部リスク
 ◆──松下の未来


謝辞



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著者

フランシス・マキナニー(Francis McInerney)
ノースリバー・ベンチャーズ マネージング・ディレクター
イギリス生まれ、カナダ育ち。トロント大学で経済学を学ぶ。
1988年までノーザン・ビジネス・インフォメーション(NBI)で副社長を務める。NBIを成功させマグローヒルに売却後、NBIのコンサルティング業務を指揮するため、1990年までマグローヒルに在籍。経営コンサルティング会社、ノースリバー・ベンチャーズを創業、現在に至る。30年にわたり日本企業へのコンサルティングを行なっており、日本通として知られる。
主な共著書に『日本の弱点』『賢明な企業』(以上NTT出版)、『スピードの経営革命』(三笠書房)がある。

訳者

沢崎冬日(さわさき・ふゆひ)
株式会社エァクレーレンにて翻訳に従事。東京大学文学部卒業。経済、経営、国際政治などの分野を中心に活動している。
主な翻訳書にラッセル・ロバーツ著『インビジブル・ハート』(日本評論社)、ロバート・J・シラー著『根拠なき熱狂』、ドン・コーエン/ローレンス・プルサック著『人と人の「つながり」に投資する企業』、セス・ゴーディン著『オマケつき!マーケティング』『マーケティングは「嘘」を語れ!』、ジェラリー・A・クレイムズ著『ジャック・ウェルチ—リーダーシップ4つの条件』(いずれもダイヤモンド社)ほか多数。


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