目次


顧客を知り尽くし 顧客を満足させる法


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


まえがき———組織の力としてのCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)

第1章◎カスタマー・コンピタンス経営

 ミシガン大学 ビジネススクール教授 C・K・プラハラッド
 ミシガン大学 ビジネススクール教授 ベンカトラン・ラマスワミ

産業界のシステムを変えた顧客の存在
企業ネットワークに顧客を取り込む
コンピタンスの源泉としての顧客
顧客の経験を管理する
顧客はパートナーであり、ライバルでもある
カスタマー・コンピタンス経営を支える組織体制
変革に必要となる軸となるリーダ


第2章◎カスタマー・エクイティこそ真の企業価値

 ノースウエスタン大学 ケロッグ・スクール教授 ロバート・C・ブラットバーグ
 ハーバード・ビジネススクール教授 ジョン・デイトン

カスタマー・エクイティの最大化が事業成長のカギ
顧客獲得と維持の投資バランスを最適化
カスタマー・エクイティを最大にするためのアプローチ
 (1) 最も価値の高い顧客にまず投資せよ
 (2) プロダクト・マネジメントからカスタマー・マネジメントへ転換せよ
 (3) 追加販売やクロス・セリングでカスタマー・エクイティを増大させよ
 (4) 新規獲得コストを下げる工夫をせよ
 (5) カスタマー・エクイティを用いてマーケティング活動を検証せよ
 (6) カスタマー・エクイティとブランド戦略を連動させよ
 (7) 顧客維持の難易度を常にモニターせよ
 (8) 新規獲得と顧客維持は別のマーケティング組織に担当させよ
章末◎顧客獲得投資の最適レベルを算出する
章末◎顧客維持投資の最適レベルを算出する


第3章◎CRM「失敗の本質」

 ベイン・アンド・カンパニー パートナー ダレル・K・リグビー
 ベイン・アンド・カンパニー 名誉ディレクター フレデリック・F・ライクヘルド
 ベイン・アンド・カンパニー パートナー フィル・シェフター

CRM導入企業の五五パーセントが何ら成果を上げていない
八年間の調査が明かすCRMへの誤解
CRMに潜む四つの落とし穴
完璧を求めるには繰り返しの失敗が必要
CRMの成功は顧客戦略との整合にかかっている
章末◎まず顧客戦略より始めよ


第4章◎CRMの成否を占う四つの質問

 ベイン・アンド・カンパニー パートナー ダレル・K・リグビー
 ベイン・アンド・カンパニー パートナー ダイアン・レディンガム

CRMの捲土重来
 Question(1) それは戦略的か
 Question(2) 痛点はどこか
 Question(3) 完璧なデータが必要か
 Question(4) 次は何に取り組むのか
技術も戦略に従う
章末◎マクドナルドの「イノベート」の失敗


第5章◎新富裕層のマーケティング

 アクセンチュア インスティテュート・フォー・ハイ・パフォーマンス・ビジネス研究員 ポール・F・ヌーンズ
 スタンフォード・C・バーンスタイン リサーチ・アナリスト ブライアン・A・ジョンソン
 アクセンチュア チーフ・アナリスト R・ティモシー・S・ブリーン

P&Gはマス・マーケティングで好業績を実現した
世帯所得分布の大変化
新富裕層向けにマーケティング手法を再構築する
三つのコア領域で変更を施す
新しいニッチへのリーチ
上下の浸透効果が大量消費を促す


第6章◎ARPROモデルの活用法

 ノースウエスタン大学 准教授 ジャクリーン・S・トーマス
 INSEAD 准教授 ベルナー・ライナルツ
 コネチカット大学 経営大学院教授 V・クマー

マーケティングを「利益創造システム」と考える
ダイレクト・マーケティングの落とし穴
選択バイアスを調整したARPROモデル
最適水準をわずかに外れただけでもその代償は大きい
章末◎マーケティング予算の最適配分はいくらか
章末◎収益性の決め手


第7章◎顧客接点をシステム化する

 マーケット・スペース共同創設者 ジェフリー・F・レイポート
 マーケット・スペース共同創設者 バーナード・J・ジャウォルスキー

顧客接点から競争優位を生み出す
なぜサービス・インターフェースを改革すべきなのか
サービス・インターフェースの四次元
顧客接点の革命
企業の顔
章末◎ロボットはどんどん人間に近づく
章末◎ファースト・ダイレクト:九〇パーセントの顧客満足度と一〇〇パーセントの維持率


第8章◎カスタマー・フォーカスへの挑戦

 ノースウエスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント教授 ランジェイ・グラティ
 ノースウエスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント講師 ジェームズ・B・オールドロイド

カスタマー・フォーカスを志向した一七社の物語
 (1) 情報共有の連携
 (2) 連続的な連携
 (3) 相互協力の連携
 (4) 総合的な連携



 ↑ページトップへ



著者紹介

Harvard Business Reviewとは
 ハーバード・ビジネススクールは1908年、当時のハーバード大学の理事長であるチャールズ・エリオットの提唱によって創設されました。企業のトップ・マネジメント候補者を養成するという目的の下、実学に力点を置き、「ケース・メソッド」という企業事例をテキストにした演習をすべてのカリキュラムに取り入れています。このようなハーバード・ビジネススクールの教育理念に基づいて、1922年、Harvard Business Reviewは、同校の機関誌として創刊されました。アメリカ国内では29万人のエグゼクティブに購読され、日本、ドイツ、ロシア、中国などで翻訳出版されている、ワールドワイドなマネジメント誌です。

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューとは
 ハーバード・ビジネススクールと提携したダイヤモンド社は、同校の機関誌Harvard Business Reviewの日本語版として1976年にDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌(隔月刊)を創刊しました。2000年10月からは月刊誌となり、今後も経営戦略をはじめ、マーケティング、財務・会計、金融工学、IT(情報技術)、ゲーム理論、組織戦略、経営学など、時代の先端を行くテーマを取り上げています。


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.