目次


トヨタ式カイゼン入門

基本からやさしくわかる「人づくりモノづくり」


[目次] [著者紹介]


表紙




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● トヨタ式(カイゼン)を一言でいうと

● トヨタ式(カイゼン)を理解するために必要な五カ条

● すぐに始めるトヨタ式(カイゼン)一〇項目


序 章 コツコツと七〇年、ついに世界の経営者の注目を集める

 トヨタ式(カイゼン)は世界に通用する日本生まれの経営方式である

トヨタ式(カイゼン)に完了形はない、いつも現在進行形である
トヨタ式(カイゼン)導入に成功するための三つの経営行動
ねらいをはずすと逆にムダを生むことが多くなるトヨタ式(カイゼン)
トヨタ式(カイゼン)が目指している五つのねらい


第1章 人財集団による経営行動の最後は頂点にたどり着く

 トヨタ式(カイゼン)は徹底的に磨き上げられ、オンリーワン企業を目指す

トヨタ式(カイゼン)をベースにしたCUMS方式とは
トヨタ式(カイゼン)は指導されるものではなく、ともに考え、行動する
ホップ[学び]、ステップ[まねる]から高らかなジャンプ[創造]へ
魅力的だが難しそうだ——トヨタ式(カイゼン)ができる会社、できない会社
孫子の兵法が語る[敵を知り、己を知れば百戦危うからず]——トヨタ式(カイゼン)を学び・まねし、創り上げる目的は何か
会社とはお客様のために付加価値を与える仕事をするところである——トヨタ式(カイゼン)は会社(仕事)をどのように考えているか


第2章 なぜ幅広い注目を集めているのかを探る

 「カイゼンを通してカイゼンを進める人財を育ててくれ」といわれる

富士山は日本一高い山であり、世界にも知られている——遠くから見れば美しいが、そばに行くと岩がゴロゴロ
環境が変われば常識が変わる——トヨタ式(カイゼン)が脱常識の経営といわれるのはなぜか
東洋の文化と西洋の文化の融合——地球を包み込むトヨタ式(カイゼン)
暗黒からの再出発、倒産の危機から学んだしたたかな経営方式——このときトヨタ式(カイゼン)の骨格ができあがった
経営者の知恵と社員の知恵が握手する——トヨタ式(カイゼン)とはトップダウンとボトムアップのハイブリッド経営である
三本の柱から成り立っているトヨタ式(カイゼン)
雨が降っても、太陽光が激しくなっても困らない——需要の変動に柔軟に対応するトヨタ式(カイゼン)
世界のチェンジリーダーに求められるカイゼン
カイゼンを維持し続けるモチベーションリーダー


第3章 なるほど、成功する経営の考え方はこれだけ違う

 トヨタ式(カイゼン)を理解するための九つのバックボーン

自分の城は自分で守ることが勝利への道——トヨタ式(カイゼン)は世界のオンリーワンを目指すためにある
一つひとつの言葉には魂が宿っている——この組織文化(風土)があるから、トヨタ式(カイゼン)の花は大きく咲く
情報と思い(気持ち)は会社の血液、成長企業はタテ・ヨコ・ナナメに流れている——マトリックス組織が全天候型社員を育てる
人間ほど変化に柔軟に対応できるものはない——気づき・考え・考え抜いて行動することを大切にする
時は金なり。ムダなものがあると流れは滞る——すべては徹底的なムダとバラツキの排除から始まる
組織と組織との戦いに勝つ秘訣は団結力——チームワークを重視し、社員の心を一つにする
人間は考える動物である、考える力は無限である——いたるところに「よい品・よい考え」
失敗の数だけ会社が成長するチャンスがある——逃げない・隠さない・二度行なわない
もうこれでよいと思ったとき、会社の成長はパタリと止まる——全員参加でつくり、変わり続けるトヨタ式経営(カイゼン)


第4章 評論家はいらない、問題の所有者になれ

 トヨタ式(カイゼン)導入準備のための一三のキーワード

ベンチマーキング——敵を知り己を知れば百戦危うからず。ライバルの長所・短所を知る
ムダの徹底排除——原価の引き下げだけではなく地球環境との調和
平準化(バラツキをなくす)——工程・人財能力と生産量の平準化が前提
問題に気づき、解決する——指示待ち社員ではなく、考え行動する社員が主役
五回の「なぜ」——真因をつかまなければ、真の問題解決につながらない
自発的にやる——成果が上がる星取表・マルチ人財化・ワーキングプラン
こだわりを捨てる——積み上げられてきた経営常識を捨てる勇気
知らせる、「視える化」する——納得し、自発的に取り組むと生産性が大きく上がる
いつも全体のことを考える——社員の役割は職務の遂行と機能向上を考えること
仕事を自分から取りにいく——仕事に対する攻めの姿勢・リスクを恐れない行動
自律神経と反射神経を活かす——会社の健康と人間の健康はイコールである
感謝する態度(行動)と謙虚な気持ち——先人の知恵・多様な人間関係の知恵の活用
人財に求められる三つの脳力・能力・悩力と体力・心力——一つひとつは高く・バランスよく
職場で開発された知恵や技は職場の財産


第5章 逆に考えると答えが見えてくる。心のクセを捨て、頭をやわらかく

 トヨタ式(カイゼン)の導入に成功する考え方のトレーニング

最終ゴールは会社の体質をカイゼンし最強の原価を求めること
あなたはどこまでできるか。脱常識への挑戦
脱常識のために「物事をひっくり返して考える」
一個一個、一人ひとりを大切に、最小の単位で考える
いつまでに、何を、どのようにやるかの時間と目的を忘れてはいけない
説得ではなく納得——コミュニケーションの手段は多様に、粘り強く
すべては現場に答えがある——間違った仮説からの解答は間違いである
知恵を出すのは社員——心と体の安全・健康を第一に考える
モノ・心・頭の5S——ムダのない動きには戦略・戦術が必要
QC的手法による問題解決技法を共有する
すべてはお客様のために。評価のものさしはお客様


第6章 リスクを恐れていては何も生まれない、ともかくやってみる

 トヨタ式(カイゼン)の導入に成功する行動のトレーニング

自分の力でやり抜く能力をまず身につける。簡単にアウトソーシングしない
小さく生んで大きく育てる。[コツコツ]カイゼン主義の花が開くとき
あきらめないで最後までやり抜く
お金を出す前に知恵を出せ
いつも「もったいない」の心を忘れない
あれもやれば、これもやる——多能工のすすめ
評論家や傍観者はいらない、問題の所有者になれ
知識の集積から知恵の創造へ
踊る会議は時間のムダ——いつまでに(時間)・いくらかかるか(お金)・どのように(手法)
現地現物で考え・行動し・発言する
情報は利用するもの。振り回されるな
提案・報告はA3用紙一枚にまとめる


第7章 問題を視える化し、職場の知恵で解決

 トヨタ式(カイゼン)導入のための基本的手段・手法(1)

「視える化」が解決する三つの課題
「視える化」することによる効果
記録をとる・図解して眺める・比較する
問題・課題を顕在化し、対策を共有化する
生産現場での視える化
問題を隠さない組織風土づくり
カイゼン活動そのものを関係者に見えるようにする
原価を視えるようにすることでトヨタ式(カイゼン)は深まる


第8章 バラツキとムダをなくす標準作業はカイゼンの出発点

 トヨタ式(カイゼン)導入のための基本的手段・手法(2)

標準作業とは
ムダとバラツキの排除は標準作業から
標準作業とマニュアルの違い
製造業における標準作業の仕方
ムダの徹底分析法
標準作業は社員の考える力を養う
標準作業書の閲覧・保存・書き換え
品質基準をつくって限度見本を設定

トヨタ式(カイゼン)言葉の花束㈰ 仕事の効率化編

トヨタ式(カイゼン)言葉の花束㈪ マネージメント編

トヨタ式(カイゼン)言葉の花束㈫ カイゼンの行動・活動編

トヨタ式(カイゼン)Q&A



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著者

若松義人(わかまつ・よしひと)
1937年生まれ。宮城県出身。カルマン(株)代表取締役社長。トヨタ自動車工業入社後、原価、生産、購買部門で大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に務める。84年以降、農業機械メーカー、住宅メーカー等でも「トヨタ生産方式」の実務指導に当たる。91年韓国大宇自動車顧問。92年カルマン(株)設立。西安交通大学客員教授。著書に『トヨタ式人づくりモノづくり』『トヨタ式人間力』『トヨタ式生産力』『「トヨタ式」究極の実践』『トヨタ式改善力』(共著、ダイヤモンド社)など多数ある。


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