目次


製品開発力と事業構想力


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき———アイデアを企業の成長に結びつけるには



第1章◎新商品戦略:バリューチェーンの選択

 ボストンコンサルティンググループシニア・ヴァイスプレジデント ジェームズ・P・アンドリュー
 ボストンコンサルティンググループシニア・ヴァイスプレジデント ハロルド・L・サーキン

 イノベーションの多くがキャッシュ・トラップに陥っている
 イノベーションから利益を生み出す三つのアプローチ
 ポラロイドが落ちた罠
 三つの要因を考慮してアプローチを選択する
 外部環境と自社のスキル
 ワールプールはいかに既存のアプローチを転換させたか


第2章◎イノベーションの潜在価値を評価する法

 INSEAD教授 W・チャン・キム
 INSEAD准教授 レネ・モボルニュ

 イノベーションの成功と失敗の調査研究
 画期的なイノベーションがなぜ失敗するのか
 事業アイデアの成否を評価するツール
 第一のツール:ライバルとは一味違う有用性を顧客に提供する
 第二のツール:戦略的プライシングを実施する
 第三のツール:利益の出るビジネスモデルを構築する
 イノベーションの脅威からステークホルダーを解放する
 章末◎チャールズ・シュワブが生み出したイノベーション


第3章◎イノベーション・ファクトリー:知を創発する組織への転換

 カリフォルニア大学デービス校 経営大学院 助教授 アンドリュー・ハーガドン
 スタンフォード大学 MS&E教授 ロバート・I・サットン

 イノベーター企業のキーマン「ナレッジ・ブローカー」
 ナレッジ仲介のサイクルとナレッジ・ブローカーの実態
 (1) 優れたアイデアを捕まえる
 (2) アイデアを死蔵しないで活用する
 (3) 古いアイデアの新しい使い方を考え出す
 (4) 有望なコンセプトをテストする
 独自のナレッジ・ブローカーを自社の組織に取り入れるには
 章末◎独創的なイノベーション・ファクトリ
 章末◎適切な人材と適切な取り組み姿勢が成功のカギを握る


第4章◎オープンマーケット・イノベーション

 ベイン・アンド・カンパニーディレクター ダレル・リグビー
 ベイン・アンド・カンパニーディレクター クリス・ズーク

 ピットニー・ボウズの戦略的意思決定
 オープンマーケット・イノベーションの四つの効用
 イノベーションの輸出はリスクが高いのか
 オープンマーケット・イノベーションの適否
 開放的でありながら求心力を働かせる
 オープンマーケット・イノベーションを検討する手順
 章末◎オープンマーケット・イノベーションの到来


第5章◎埋もれた技術の市場化戦略

 イノベーション・エクスチェンジ・ネットワーク シニア・インターミディアリー ジョン・D・ウォルパート

 イノベーション・プロセスをオープンにする
 企業秘密ゆえにイノベーションは頓挫する
 イノベーションやケイパビリティを企業間で共有する
 IBM〈アルファワークス〉のオープン・イノベーション
 イノベーション・エージェントの登場
 章末◎仲介者のネットワーク


第6章◎R&Dを顧客に転嫁する事業モデル

 ハーバード・ビジネススクール教授 ステファン・トムク
 マサチューセッツ工科大学スローン・スクール教授 エリック・フォン・ヒッペル

 「カスタマー・アズ・イノベーター」のアプローチ
 顧客ニーズを顧客みずからに解決させる
 CAIツールが市場力学を一変させる
 CAIがもたらす恩恵と課題
 GEプラスチックスのウェブ・ツール
 独占は起こらない
 B2C分野におけるCAIの胎動
 章末◎マス・カスタマイゼーションの限界


第7章◎破壊的イノベーションを事業化させる法

ハーバード・ビジネススクール助教授 クラーク・ギルバート
ハーバード・ビジネススクール教授 ジョセフ・L・バウアー

破壊的技術をコダックは「脅威」と、ドネリーは「商機」と見た
破壊的イノベーションへの対応を誤る理由
新聞業界の蹉跌に学ぶ
成功事例が教える六つの教訓
バランス感覚を失わない
章末◎社内ベンチャーへのアドバイス


第8章◎成功の悪魔

 TCGアドバイザーズ マネジング・ディレクター ジェフリー・A・ムーア

 イノベーション浸透の成長プロセス
 イノベーションのライフサイクル・モデル
 バリューチェーンの主役が交代する
 成功の惰性を克服する
 古いプロセスに潜む悪影響を駆逐する



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著者紹介

Harvard Business Reviewとは
 ハーバード・ビジネススクールは1908年、当時のハーバード大学の理事長であるチャールズ・エリオットの提唱によって創設されました。企業のトップ・マネジメント候補者を養成するという目的の下、実学に力点を置き、「ケース・メソッド」という企業事例をテキストにした演習をすべてのカリキュラムに取り入れています。このようなハーバード・ビジネススクールの教育理念に基づいて、1922年、Harvard Business Reviewは、同校の機関誌として創刊されました。アメリカ国内では29万人のエグゼクティブに購読され、日本、ドイツ、ロシア、中国などで翻訳出版されている、ワールドワイドなマネジメント誌です。


DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューとは
 ハーバード・ビジネススクールと提携したダイヤモンド社は、同校の機関誌Harvard Business Reviewの日本語版として1976年にDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌(隔月刊)を創刊しました。2000年10月からは月刊誌となり、経営戦略をはじめ、マーケティング、財務・会計、金融工学、IT(情報技術)、ゲーム理論、組織戦略、経営学など、時代の先端を行くテーマを取り上げています。


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