はじめに——— 売上げばかり見ずに部下の顔色を見よう

プロローグ——ココロのケアで会社が元気になった
　　　投資やコンサルティングの効果が出ない
　　　社員の半分が病んでいた
　　　早めのケアで欠勤率が下がった！
　　　ココロのケアで社長も笑顔に

第1章　組織としてのココロのケア
　　ココロのケアは始まったばかり
　　　精神障害の労災認定が増えている
　　　法律はできたけれど……
　　　ココロを癒すための四つのケア
　　　病気を「克服」するのではなく「予防」する
　　　「〇次予防」がキーワード

　　ココロを癒すことの効果
　　　離職率が下がれば会社は儲かる
　　　若手社員を辞めさせてはいけない
　　　こんなにあるメンタルケアの効果

　　ココロのケアはプロに任せる
　　　社内運営のケアが抱える問題点
　　　外部のプロに任せることのメリット
　　　成果があらわれるには時間がかかる
　　　社長さんからの感謝の言葉

第2章　ストレス、その傾向とケア対策
　　無限にあるストレスの元
　　　人間関係が最大の「ストレッサー」
　　　ストレスの大きさは「公式」で決まる
　　　ストレス反応は「行動」「身体」「精神」にあらわれる
　　　ストレスが体の抵抗力を弱める
　　　「不定愁訴」「心身症」もストレス反応
　　　ココロを疑う前に体をチェック
　　　ココロのケアの落とし穴
　　　ストレスが「知」「情」「意」に悪さをする
　　　「視野が狭い」もストレス反応の一つ
　　　職場であらわれるストレス反応
　　　優秀な人ほどうつになる

　　ココロを癒す「カウンセリング」
　　　ココロを軽くするカウンセリング
　　　ストレスを自覚することが最初の一歩
　　　カウンセラーはパフォーマンス・キーパー
　　　ストレスが引き起こす「考え方のゆがみ」
　　　ストレスへの免疫力を高める三つの“護心術”
　　　癒したあとの「エンパワーメント」

第3章　会社を元気にする実践テクニック
　　「経営のプロ」より「ココロのプロ」を
　　　経営者自身も疲れている
　　　ココロのケアは「設備投資」
　　　「肥料」より「根づまり」を直す
　　　コンサルティングとカウンセリングはここが違う

　　さあ、ココロのケアを始めよう
　　　システム導入の流れ
　　　啓発よりルールづくりが先のケースも
　　　残業対策が成功のカギ
　　　社内のキーパーソンを探す
　　　“ココロのバリア”を取り除く
　　　運動と栄養のスペシャリストも活用
　　　新入社員研修の大きな効果
　　　管理職ならではの悩み
　　　部下のこんな態度は要注意
　　　カウンセリングを受けさせるのも上司の仕事
　　　様子が気にかかる部下を隠さないで
　　　異動させるのは最後の手段
　　　休職を阻む三つのバリア
　　　復職に欠かせない「話し合い」と「調整」
　　　復職でも大切な上司の役割
　　　復職のモデルケース

　　より効果的なケアのために
　　　人事部の新たな役割
　　　必要なら会社のシステムも変えるべき
　　　ココロのケアにもコスト意識をもとう
　　　「教育」「PR」もカウンセラーの仕事

第4章　社内カウンセリングのススメ
　　社内カウンセリングのモデルケース
　　　相談内容は仕事に限らない
　　　イライラしたらカウンセリング
　　　カウンセリング内容はいっさい秘密
　　　一対一からグループワークまで

　　ビジネスマンに便利な「ウェブ・カウンセリング」
　　　カウンセラーが選べるウェブ・カウンセリング
　　　本社も支社も同じサービスが可能
　　　悩みを文字にすることの大きな効果
　　　進化するウェブ・カウンセリング

　　カウンセリングのケースノート
　　　case 1　仕事に適応できない新入社員
　　　case 2　理想と現実のギャップに悩む中堅社員
　　　case 3　部下の教育に悩むチームリーダーの女性
　　　case 4　部下の退職に落ち込む課長
　　　case 5　営業マンを増やし続ける経営者

エピローグ
　　　EAPがアメリカを元気にした
　　　「EAPコンサルタント」という新しい役割
　　　時代とともに変化するEAP
　　　EAPの本当のゴールとは

あとがき