目次


企業内人材育成入門

人を育てる心理・教育学の基本理論を学ぶ


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

序章 「企業は人なり」とは言うけれど

第1章 学習のメカニズム 人はどこまで学べるのか

 1 学び方にもいろいろある
 2 講義は忘れ去られる運命にある!?
 3 協調学習は仲良しゲームじゃない!?
 4 オトナの学び方
 5 物語を通して学ぶ
 6 誰もがはじめは初学者だった─熟達化
 ◎コラム コーポレートユニバーシティの成果は?

第2章 学習モデル 学び方で効果は変わるか

 1 教育と学習は違うのか
 2 基礎から応用へと進む「学習転移モデル」
 3 マイセオリーづくりを支援する「経験学習モデル」
 4 教育の中身を決めるのは誰か「批判的学習モデル」
 5 学習と仕事の境界線「正統的周辺参加モデル」
 ◎コラム アクションラーニング活用のポイント
 ◎コラム コーチングは誰のためにあるのか?

第3章 動機づけの理論 やる気を出させる方法

 1 やる気の出る研修とやる気の理論
 2 外側からのやる気、内側からのやる気
 3 「やる気のなさ」は学習される? やる気を殺す上司の振る舞い
 4 やる気を高める方法
 5 我を忘れて没頭する「フロー理論」
 ◎コラム eラーニングはいつ、どこで?

第4章 インストラクショナルデザイン 役に立つ研修をいかにつくるか

 1 効果的な研修をつくるには?
 2 研修づくりの第一歩は教育目標の分析
 3 何を指針にどのような教材をつくるのか?
 4 明日のために評価せよ
 ◎コラム ニートとフリーターは救えるか

第5章 学習環境のデザイン 仕事の現場でいかに学ばせるか

 1 学習環境に目を向けろ!
 2 学習環境デザインの理論家たち
 3 学習者のコミュニティを活性化させる
 4 知識創造という考え方
 5 二つのデザインをつなぎ合わせる
 ◎コラム 成果主義の何が問題なのか

第6章 教育・研修の評価 何をどう評価するか

 1 評価はなぜ必要なのか?
 2 形づくるための評価
 3 どのように評価を行うか?
 ◎コラム ナレッジ・マネジメントは「学び」のマネジメント
 ◎コラム リーダーシップ教育ってなんだろう

第7章 キャリア開発の考え方 自分の将来をイメージさせる

 1 なぜ今キャリア開発か?
 2 自分らしさとサバイバル
 3 節目でひと皮むける
 4 その「偶然」からキャリアをつくる
 5 自分にフィットするコミュニティを見つける
 ◎コラム キャリア開発の事例に学ぶ
 ◎コラム 早期離職の本当の原因は?

第8章 企業教育の政治力学 人材教育は本当に必要か

 1 教育は神聖な活動か
 2 企業教育で売上げは上がるのか
 3 外部講師のサバイバル戦略を見極める
 4 研修を受けるのもシゴトのうち
 5 人材育成担当者はどう評価されるのか
 ◎コラム 企業を超えて広がる人と人との新たな結びつき
 ◎コラム メタファーとしての企業文化と企業DNA

終章 人材育成の明日

 ◎ブックガイド 人材育成の基本を知るために

あとがき

索引



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著者紹介

荒木淳子(あらき・じゅんこ)
(株)日本総合研究所研究員。東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍。東京大学大学院人文社会系研究科(社会学)を経て現職。社会学修士、学際情報学修士。企業の人材マネジメント・教育と企業で働く人のための学習環境デザインに関する調査、研究を行っている。共著に『ここからはじまる人材育成──ワークプレイス・ラーニングデザイン入門』(中央経済社)がある。
担当・・・・第3章、第5章、第7章

北村士朗(きたむら・しろう)
熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 助教授。東京海上日動HRAにて、eラーニングの実施・展開、研修プログラムの開発、研修インストラクター、システム管理を担当したのち、2005年8月より現職。インストラクショナル・デザイン分野の教員として、eラーニングを中心に社会人や企業・組織内の教育・学習を中心に研究・指導している。東京大学先端科学技術研究センター客員研究員を兼任し、MOT知財専門人財育成プログラムで、知財専門家に対して「授業法」の指導も行なう。上級システムアドミニストレータ連絡会正会員。共著に『ここからはじまる人材育成──ワークプレイス・ラーニングデザイン入門』(中央経済社)など。個人のWebサイトはhttp://kitamura.cc/ 
担当・・・・序章、終章

長岡 健(ながおか・たける)
産業能率大学 経営情報学部 助教授。慶應義塾大学経済学部卒、英国ランカスター大学マネジメントスクール博士課程修了(Ph.D.)。専攻分野は組織社会学、質的調査法、人材開発論。「実務家の学習」や「プロフェッショナルな実践活動」にかかわる現象について、社会理論、学習理論、コミュニケーション論の視点から読み解くことを研究テーマとする。現在は、個人の学習に対する組織行動・組織文化の影響をめぐるフィールドワークをもとに、人材育成のポリティカルな側面について批判的考察を進めている。また、アクション・ラーニングやプロジェクト型学習といった概念を活用した社会人教育(研修・MBA)、ゲーミングやワークショップといった概念を活用した参加型の学習環境デザイン等、実践活動にも積極的に取り組んでいる。
担当・・・・序章、第2章、第8章

橋本 諭(はしもと・さとし)
(株)浜銀総合研究所研究員。青山学院大学 経営学研究科 博士前期課程修了 修士(経営学)。大学院在学中より青山学院大学総合研究所 特別研究員として研究に従事、同職を経て現職。ICTを中心とし、広く教育・学習を研究。経済産業省Asia E-Learning Network(AEN)に参加し、主にインストラクショナルデザインの研究、eラーニング専門家に対する調査研究に携わる。現在は、企業経営の観点からの「企業における学び」をテーマとしている。共著に『eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン』(東京電機大学出版局)がある。
担当・・・・第4章、第6章



編著者

中原 淳(なかはら・じゅん)
東京大学 大学総合教育研究センター 助教授。東京大学教育学部、大阪大学大学院人間科学研究科、文部科学省メディア教育開発センター助手、マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学 大学総合教育研究センター講師を経て現職。東京大学大学院 学際情報学府 助教授を兼任。大阪大学博士(人間科学)。専攻は教育工学。「手を動かす教育学」をめざす。これまで、数多くの教材、教育用Webサイト、学習ソフトウェア、ワークショップ、研修等を開発・評価。企業のコンサルティング、共同研究も多数行っている。学習効果の高い教育環境の創造が研究テーマ。共編著・共著に『eラーニング・マネジメント』(オーム社)、『社会人大学院へ行こう』(日本放送出版協会)、『ここからはじまる人材育成──ワークプレイス・ラーニングデザイン入門』(中央経済社)など。日本教育工学会論文賞、奨励賞など複数受賞。研究の詳細はNAKAHARA-LAB BLOG(http://www.nakahara-lab.net/)。BLOGは毎日更新中。趣味は食べ歩き、飲み歩き。
担当・・・・第1章、終章


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