目次



  日本型ブランド優位戦略

「神話」から「アイデンティティ」へ


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表紙




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主要目次

まえがき

序章 ブランドの神話づくり——ストーリーのブランド戦略

第1章 ブランド・アイデンティティ戦略

第2章 「製品としてのブランド」と知覚品質

第3章 組織連想とCI戦略

第4章 ブランド・パーソナリティー戦略

第5章 シンボルとしてのブランド戦略

第6章 マルチ・ブランド戦略とチャネル

第7章 ブランドの構築と広告戦略

第8章 グローバル・ブランドの競争戦略

終 章 日本型ブランド戦略の再生 ——アイデンティティのブランド戦略



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梗概

このブランド(企業)はなぜ強いか。

長期的な競争優位の源泉を明らかにし、日本企業における強いブランドの開発と管理の要
件を示す。ブランドの今日的役割と日本企業におけるブランド・マネジメントのあり方を
問い直す必読の実践ブランド論。

●本書のブランド・アイデンティティ概念ないしアイデンティティのピラミッド構造
理論は、消費者が購買・選択の対象とする製品に付与された「製品としてのブランド」か
ら出発しながら、それを提供する企業という「組織としてのブランド」ないし「人格とし
てのブランド」「シンボルとしてのブランド」が存在しているということ、そして、その
各々が製品ブランドのマネジメントに解消されない独自の戦略領域を持っており、これら
のマネジメントが製品ブランドのパワーを高めるうえでますます重要になるということを
主張するものである。この考え方は、個別製品ブランドの育成やそのマネジメントが主た
る関心事であった欧米型のブランド・マネジメントの見直しを迫るものとなる。

●そのように統合的にとらえられたブランド・アイデンティティの理論枠組みは、こ
れまでのわが国に特徴的であった企業ブランドを軸にしたブランド体系管理にも有益な支
援ツールを提供する。「超企業ブランド—企業ブランド—レンジ・ブランド—個別製品ブ
ランド」という垂直的な形でのブランド構造の連携・再編、さらにそれと錯綜する形で進
められているブランドのポートフォリオの策定は、実はブランド・アイデンティティのピ
ラミッド構造が分化・自立化した形で行なわれるべきであると考えられる。

●トータルな目で今日におけるわが国のブランド戦略や21世紀に向けたべきブラン
ド戦略のビジョンを考えたときに、ブランド・アイデンティティを軸にそれを再生すべき
であるというのが本書の結論である。 《本文より》



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著者紹介

陶山 計介(スヤマ ケイスケ)

1950年岡山県生まれ。73年早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博
士後期課程を経て82年関西大学商学部助手。現在、同教授。博士(経済学)。専攻はマー
ケティング管理論。主な著書に『マーケティング戦略と需給斉合』(中央経済社)などが
ある。

梅本 春夫(ウメモト ハルオ)

1952年大阪市生まれ。75年滋賀大学教育学部卒業。?大広に入社、現在、同社大阪本社マ
ーケティング局第2アカウントプランニンググループ・チーフディレクター。関西大学商
学部非常勤講師を兼務。主な著書に『戦略的ブランド管理の展開』(中央経済社、共著)
などがある。



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