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「ブランディング」は組織力である


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表紙




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まえがき——ブランドを生み育てるトライアングル

第1章●コーポレート・ブランドの戦略的価値

  バージニア大学 マッキンタイア商学部教授 メアリー・ジョー・ハッチ
  コペンハーゲン・ビジネススクール教授 マイケン・シュルツ

  P&Gがコーポレート・ブランドに目覚めた
  「戦略の星」によってコーポレート・ブランドを育成する
  コーポレート・ブランディング・ツールキットの活用
  レゴ:戦略の星を整合する
  便利なツールはとにかく試してみる
  章末●コーポレート・ブランド戦略が不要な企業
  章末●コーポレート・ブランドの四つのメリット

第2章●ブランド評価の新手法:ブランド・リポート・カード

  ダートマス大学エーモス・タック・ビジネススクール教授 ケビン・レーン・ケラー

  ブランドの全体像を把握していない
   [特性(1)]顧客が望むメリットを提供している
   [特性(2)]ブランドの関連性が維持されている
   [特性(3)]バリュー・プロポジションに基づいて価格戦略を立てる
   [特性(4)]ブランド・ポジショニングを適正化する
   [特性(5)]ブランドに一貫性がある
   [特性(6)]ブランド・ポートフォリオとブランドの階層を整合させる
   [特性(7)]マーケティング・ミックスを展開する
   [特性(8)]顧客の目に映るブランド像をマネジャーが理解している
   [特性(9)]ブランドを適切かつ長期的にサポートしている
   [特性(10)]ブランド・エクイティの源泉を定期的にモニターしている
  それぞれの特性をうまくバランスさせる
  懸け橋としてのブランド・エクイティ

第3章●ブランド・ポジショニングの最適化戦略

  ダートマス大学エーモス・タック・ビジネススクール教授 ケビン・レーン・ケラー
  ノースウエスタン大学ケロッグ・スクール教授 ブライアン・スターンソル
  ノースウエスタン大学ケロッグ・スクール教授 アリス・ティバウト

  ブランド・ポジションニングのジレンマ
  フレーム・オブ・レファレンス:いかなる位置づけか
  ポイント・オブ・パリティ:最低限必要な要素は何か
  ブランドの差別化のポイント
  差別化の有益性を問う二つのフィルター
  一貫性に配慮しつつ異なる属性を訴えるには
  「はしごかけ」で長寿ブランドを育てる
  章末●ブランド・ポジショニングの五つの落とし穴

第4章●分子モデルのブランド・ポートフォリオ

  ヘリオス・コンサルティング・グループ共同創業者 クリス・レドラー
  ヘリオス・コンサルティング・グループ共同創業者 サム・ヒル

  ますます増えるブランドの連携
  ブランドを階層構造で表す従来型手法の限界
  ミラー・ブランドを分子モデルで表す
  三つの作成ステップと注意点
  分子モデルは顧客の視点を表す

第5章●マルチ・ブランドが顧客を惑わす

  IMD教授 ニルマルヤ・クマー

  P&Gに残る伝説の文書
  マルチ・ブランドは顧客の不利益となる
  ブランド・ポートフォリオを再検証する
  廃止するブランドを決断する
  ブランド合理化の四ステップ
  コア・ブランドを育てる
  章末●マルチ・ブランドの弊害

第6章●ブランドの求心力は社内で醸成する

  オグルビー&メイザー シニア・パートナー コリン・ミッチェル

  最も大切な「市場」を忘れていないか
  社内マーケティングの三原則
  章末●実効的な資料のつくり方

第7章●ブランド・マネジメントの成否は社風が決める

  ハーバード・ビジネススクール教授 ジョン・デイトン

  ブランドの魅力が存分に発揮される時
  トライ&エラーの風土
  意義の共同構築
  ブランドに接する態度がものを言う
  ブランドの心を見ることが肝心

第8章●LVMH:スター・ブランドの育成法

  LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン 社長 ベルナール・アルノー

  創造性に枠を設けない
  LVMH流スター・ブランドのつくり方
  四つの特質と天賦の才
  章末●スター・ブランドのネット戦略は辛抱が肝心



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Harvard Business Reviewとは

 ハーバード・ビジネススクールは1908年、当時のハーバード大学の理事長であるチャールズ・エリオットの提唱によって創設されました。企業のトップ・マネジメント候補者を養成するという目的の下、実学に力点を置き、「ケース・メソッド」という企業事例をテキストにした演習をすべてのカリキュラムに取り入れています。このようなハーバード・ビジネススクールの教育理念に基づいて、1922年、Harvard Business Reviewは、同校の機関誌として創刊されました。アメリカ国内では28万人のエグゼクティブに購読され、日本、ドイツ、ロシア、中国などで翻訳出版されている、ワールドワイドなマネジメント誌です。

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