目次

 シック シェア70%の軌跡

 「一人勝ち」のブランド・マーケティング戦略


[目次] [解説] [著者紹介] [関連サイト]


表紙




 ↑ページトップへ



第1章 いかにして、シェア70%を獲得したか?


日本の取引慣行を尊重してマーケット参入
郷に入らば、郷に従え
問屋に信頼されたシック
信頼とイメージ戦略
日本人の心をつかんだベルギー
一挙にシェアを獲得するブリッツ——電撃作戦
シェア70%獲得の軌跡
 第一段階:初期導入期間(1963年〜1970年)
 第二段階:商品差別化期間(1970年〜1973年)
 第三段階:ブランド拡張期間(1973年〜1991年)
三つのマーケティング・プライオリティ
電話会議でスピード決定

第2章 データをシャワーのように浴びながら分析せよ!

どこでも買えるカミソリ
身銭を切って買うカミソリ
中年向けのコンビニ
ストアにブランディング
アンチドライ作戦は成功したか?
ヤングをターゲットに大成功
ヤングはおしゃれ
おしゃれはLODIからDIYへ
広告のコスト・パフォーマンス
マーケティング部門にも数値責任
一発勝負はしない
機先を制す
8月8日はヒゲの日

第3章 売り場提案のリーダーシップを獲得せよ!

売り場提案のリーダーシップ
ストア・マーチャンダイジング・レップの役割
レップはデータの洗濯もする
米国のフードブローカー
SOP(シェア・オブ・ペグ)
売り場提案
カスタマー・サポート・チーム
プレゼンテーションを楽しむ
ハイ・コンテキスト文化とロー・コンテキスト文化
説得は簡単ではない
プレゼンテーションの準備
成功するプレゼンテーション

第4章 真の競争力を強化せよ!

ストアにとってカミソリは利益商品か?
陳列スペースは最大の資産
顕微鏡で見る利益貢献度
価格の安さは幸せをもたらす
米国のスーパーマーケットも苦しかった
ECRの誕生
一日を爽快に過ごす
安全カミソリの誕生
キング・ジレット、安全カミソリで億万長者に
機関銃からインジェクター・カミソリ

第5章 人材こそ最大かつ、最強の資産と心得よ!

英語なんか怖くない
クレームは、売り込みのチャンス
国境のない人事異動
人事部は採用の最終決定をしない
教育は管理者から
能力向上のための評価
倫理違反の命令は拒否する義務がある
すべての分野でトップを目指す
シュガーレスガムの草分け「トライデント」〈アダムス事業本部〉
熱帯魚用餌料のシェア80%〈テトラ事業本部〉
シックでシェア70%〈コンスーマー・ヘルス・プロダクト事業本部〉
苦い薬を飲みやすくするカプセル〈カプスゲル事業本部〉
心臓血管系、中枢神経系、感染症の治療剤〈パーク・デービス医薬品事業本部〉
ニューブリードのグローバル企業

第6章 成功を生み出す企業文化

チームでたがいにサポート
組織は目的達成のためにある
キー・アカウント・グループ
リージョナル・セールス・マネジャー
目先重視の特売は、長期的にマイナス
パートナーシップの構築
部長や課長という役職はない
グローバル・リーダーの育成
ベストであること
創造力を大切にしよう
チャンスに機敏に対応しよう
重要な事柄に焦点をあてよう
開放的で素直になろう
真の成功には十分報いよう
権限、責任、褒賞
コーポレート・クリード



 ↑ページトップへ


梗概

シックはなぜ勝ち、ライバルはなぜ破れたのか?

あらゆる業界で外資の参入がすすむ今、「シック」シェア70%の軌跡は、流通業界を超えてベンチマーキングの最適事例となる。



 ↑ページトップへ


著者紹介

西山 和宏(ニシヤマ カズヒロ)

流通コンサルタント。1940年生まれ。1963年明治大学商学部卒業。
現在、商品利益計算センター:株式会社エムエフアイ代表取締役。
食品業界の流通コンサルタントとして、現場指導に従事。現在、個別商品の販売経費および商品利益の計算、これに基づいたカテゴリー・マネジメントの推進を指導。
農林水産省委託事業「DPPシステムの利活用と流通実態調査」「食品流通効率化促進対策総合調査」の各委員長歴任。
論文「DPP(商品利益管理)」「発注ロットとフェイス数」「スペース・アロケーション」「ECR(効率的な消費者対応)」などにより、社団法人全日本能率連盟賞などを受賞。
米国ザビエル大学にて、「カテゴリー・マネジメント」「日本におけるECR」「日本の取引慣行」などについて講演。
ECR(効率的な消費者対応)、カテゴリー・マネジメント、米国流通事情などにかんする執筆多数。
著書:『商品利益管理(DPP)』『カテゴリー・マネジメント』(いずれもダイヤモンド社)

E-mail address:mfikazu@tkg.att.ne.jp



 ↑ページトップへ


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2000 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.