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いかに「サービス」を収益化するか


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき——サービス志向が高収益を生む

第1章◎サービスの高収益モデルのつくり方

 ハーバード・ビジネススクール名誉教授 ジェームズ・L・ヘスケット
 ハーバード・ビジネススクール教授 W・アール・サッサー・ジュニア
 元ハーバード・ビジネススクール教授 レオナルド・A・シュレジンジャー
 ハラーズ・エンタテインメント上級副社長兼COO ゲイリー・W・ラブマン
 エルム・スクエア・テクノロジーズ社長 トーマス・O・ジョーンズ

サービス・プロフィット・チェーンとは何か
サービス・プロフィット・チェーンの成功方程式
二五のチェック・ポイント
(1)収益性と成長性について
(2)顧客満足について
(3)顧客サービスの価値について
(4)従業員の生産性について
(5)従業員ロイヤルティについて
(6)従業員満足について
(7)社内サービスの質について
(8)リーダーシップについて
(9)個々の指標を関連づける

第2章◎ポスト工業社会のサービス・モデル

 ハーバード・ビジネススクール名誉教授 ジェームズ・L・ヘスケット
 元ハーバード・ビジネススクール教授 レオナルド・A・シュレジンジャー

工業社会の終焉、サービス経済の台頭
サービス産業の新しいモデル
わざと提供される劣悪なサービス
八〇年代のシアーズは旧パラダイムの住人
サービスの経済性をいかに測定するか
新しいサービス・システムをデザインする
サービス経済時代のサービス産業を目指す

第3章◎サービスの一〇〇パーセント保証システム

 ミシガン・ビジネススクール准教授 クリストファー・W・L・ハート

「ご不満の場合には料金はいただきません」
顧客を満足させるサービス保証の条件
保証システムによる副次効果
サービス保証制度が不要となる時
サービス産業のブレークスルーに向けて
章末◎販促効果の最大化

第4章◎リッツ・カールトン:ハイタッチ・サービスの秘密

 HBR誌シニア・エディター ポール・ヘンプ

サービスの真髄はあらゆる業種に通じる
[一日目]リッツをリッツらしく
[二日目]言葉遣いを覚える
[三日目]コツを教わる
[四日目]ちょっとしたアイデア
[五日目]先陣を切る
[六日目]単独飛行
[二一日目]振り返りの日

第5章◎メイヨークリニック:組織は顧客のためにある

 テキサスA&M大学 教授 レオナルド・L・ベリー
 オハイオ州立大学助教授 ニーリ・ベンダプディ

メイヨークリニックの「エビデンス・マネジメント」
患者最優先の価値観こそすべて
語り継がれるエピソード
サービスを公に称えてコミットメントを強化する
コラボレーションを誘発する仕組み
テクノロジーを駆使してコラボレーションを支援する
目に見えるエビデンスを提示する
服装もエビデンスの一つ
章末◎メイヨークリニックにおける調査について

第6章◎海兵隊:MVPが顧客接点を活性化させる

 カッツェンバック・パートナーズLLC シニア・パートナー ジョン・R・カッツェンバック
 マッキンゼー・アンド・カンパニー ビジネス・アナリスト ジェイソン・A・サンタマリア

顧客接点で働く社員が業績を左右する
ミッションや価値観、誇りを一人ひとりに浸透させる
[第一の手法]中核となる価値観について徹底的に教育する
[第二の手法]全員がリーダー役をこなせるように訓練する
[第三の手法]チームとワーキング・グループを区別する
[第四の手法]成績の劣る人間に注意を向ける
[第五の手法]規律を利用して誇りを持たせる
海兵隊の知恵を企業の現場に移植する
章末◎パートナーからリーダーシップを学ぶ  ジェイソン・A・サンタマリア

第7章◎ ハラーズ・エンタテインメント:顧客データこそサービス向上のカギ

 元ハーバード・ビジネススクール教授 ゲイリー・W・ラブマン

優れたサービスがリピーターをつくる
的外れの設備投資
カジノ・ビジネスを拡大する
データベースから戦略をつむぎ出す
本当に必要な顧客を探し当てる
個客ニーズを把握し対応するインフラづくり
エクセレントなサービスはシステムが生み出す
章末◎限界なきサービスの改善

第8章◎ バンク・オブ・アメリカ:サービスのR&D活動

 ハーバード・ビジネススクール准教授 ステファン・トムク

サービスのR&Dは体系的に実施されていない
ポストM&A時代の巨大銀行の課題
現場での実験をどのように設計するか
実験の学習効果をいかに高めるか
ビジネス上の効用と多大な学習効果
リスクと効果を考慮してサービス実験を設計する
章末◎支店ロビーにおけるメディア実験



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Harvard Business Reviewとは
 ハーバード・ビジネススクールは1908年、当時のハーバード大学の理事長であるチャールズ・エリオットの提唱によって創設されました。企業のトップ・マネジメント候補者を養成するという目的の下、実学に力点を置き、「ケース・メソッド」という企業事例をテキストにした演習をすべてのカリキュラムに取り入れています。このようなハーバード・ビジネススクールの教育理念に基づいて、1922年、Harvard Business Reviewは、同校の機関誌として創刊されました。アメリカ国内では29万人のエグゼクティブに購読され、日本、ドイツ、ロシア、中国などで翻訳出版されている、ワールドワイドなマネジメント誌です。

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