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いい質問は、人を動かす。

「質問力」を高める56の具体例


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表紙




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まえがき
  会話上手は、質問上手。「話し方」より「聞き方」。

第1章 夢より、グチを聞こう。

  質問で、その人の力量がわかる。
  プロフィールを最初に聞くと、興味のないことがバレる。
  質問力のある人は、1つしか聞かない。
  古畑任三郎の質問は、質問の形をとっていない。
  「ホンネを簡単に語らない」という前提で、質問する。
  コーヒーを頼んだ時には、名前を聞かない。コーヒーが届いたら、名前を聞く。
  「イエス」と「ノー」の間の「そうかもしれない」を聞く。
  「君は将来、何がやりたいの?」と聞くオヤジが、一番嫌われる。
  夢よりも、グチを聞く。
  気持ちを聞く質問から、共感が生まれる。
  相手が切り出すまで、そのことに触れない。
  尋問は、コミュニケーションではない。
  1対1の場合は、メモをとらずに聞いていく。
  会議では「誰が答えたか」なんて、忘れてしまう。
  「最近の若い女性は…」より、「個人的な質問なんですけど…」と聞かれたほうが、答えやすい。
  質問こそが、コミュニケーション。

第2章 いい質問で、「自分探し」ができる。

  まず自分が裸になると、相手も脱ぎやすい。
  いい質問に出会うことで、自分探しができる。
  自分で仮説を考えてからでないと、いい質問はできない。
  信じないと、尋問になる。信じるから、質問になる。
  「仲が悪いんですか」ではなく、「仲がいいんですか」と聞こう。
  考えよりも、エピソードを聞くほうが、その人の考えがわかる。
  悩みでせっぱ詰まっている人には、関係ない質問を投げてみる。
  体を動かしながら聞くと、ホンネが出る。
  整理するのではなく、想像して、質問する。
  質問されることで、記憶は鮮明になっていく。
  「考える」のは、釣りだ。質問が、釣り針につけたエサになる。
  黙ることも、質問だ。
  反復することが、さらに突っ込む質問になる。
  いい質問から、ヒット商品は生まれる。ベストセラーのタイトルは、質問になっている。
  推理小説の主人公は、探偵ではなく「質問者」。
  質問が、人の心に風を起こす。
  問題意識がなければ、質問は生まれない。
  すぐれた質問は、正解が無限にある。

第3章 「考える」とは、自分に質問すること。

  質問が、最大の愛情表現になる。
  「考える」とは、自分に質問することだ。
  スポーツは、自問自答である。
  質問することで、相手が自力で考える方法を教える。
  具体的な質問が、いい質問だ。
  行動しなければ、具体的な質問ができない。
  満足度の高い講演は、質問時間が長い。
  「指名されたらこう話そう」という準備をさせる。
  理解度の低い人ほど、「高度っぽい質問」をしてバレる。
  質問が出たら、プレゼンは成功する。
  質問上手は、「質問され上手」だ。
  聞きにくいことほど、ダイレクトに聞く。
  質問は、仲よくなるためにある。
  「そうかな?」と聞く人は、質問する資格がない。
  「なぜ?」では、質問ではなく、詰問になってしまう。
  サービス精神のある人は、質問がうまい。質問は、サービスだ。
  質問は、命令よりも、効果がある。
  「それがどうした?」より、「それで、それで」。
  質問は、チームワークを生み出す。おとなしい人に質問をふることで、合コンは盛り上がる。
  質問を5回繰り返すことで、物事の本質がわかってくる。

あとがき

  質問がなくなることが老化だ。大人になると、質問がなくなる。



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著者紹介

中谷 彰宏(なかたに・あきひろ)
1959年4月14日、大阪府堺市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。
著書は『大人のスピード仕事術』『大人のスピード勉強法』『お客様がお客様を連れて来る』『一日に24時間もあるじゃないか』ほか多数。



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