目次


自分を変える鍵はどこにあるか

見えない壁を打ち破る方法


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——「役割性格」が強い日本人

序 章 小さな成功の積み重ねが大きな成功を生む

  目指すは「ビッグ・ピクチャー&スモール・ウィン」
  二〇〇三年、阪神優勝の本当の原動力は何か
  企業変革も、小さな成功の積み重ねである
  細かく分解しないからストレスがたまる
  ビッグ・ピクチャーがやる気を引き出す
  ビッグ・ピクチャーはシンプルなものにする
  小さな成果なら、誰でも生み出すことができる
  時代を動かすのは、一人ひとりの小さな積み重ねだ
  「日本で何かを学びたい」という国に、日本はなれるか
  目指すは、「この会社から何かを吸収したい」と思わせる企業
  具体的なイメージを持って取り組む

第1章 あなたは、自分をとりまく壁に気づいていない

  なぜ第一歩が踏み出せないのか
  常識の壁を見つける方法
  常識の壁はこうしてつくられる
  常識は常に正しいか
  自己イメージの壁
  置かれた環境と自己イメージの混乱
  自己イメージの壁の問題は何か
  自己イメージを小さくとらえる人
  論理の壁
  その論理を知っているレベル
  その論理の根拠を知っているレベル
  新たな論理をつくれるレベル
  新たな論理をつくる難しさ
  独自の論理をつくり実践できるレベル

第2章 人間関係がつくる壁

  日本人は他者に同調する傾向が強い
  「変なやつ」と思われたくないために生まれるズレ
  なぜ公的自己意識はゆがむのか
  恥を重視しすぎると何が起こるか
  条件づけがつくる壁もある
  「あいつはこういう人間だ」は正しいか
  社会性が落ちてきている日本人
  共生という考え方

第3章 壁をつくっているのは自分だ

  壁をつくりやすい人の特徴
  達成動機をどうやって分析するか
  達成動機は開発できるのか
  自分の動機を分析する方法
  達成動機と達成行動
  達成行動をどれだけ起こしているかを確かめる
  達成行動は小さな成功でよい
  動機と行動にズレがある場合の問題

第4章 なぜ人を見る目がゆがむのか

  「初頭効果」と「終末効果」
  他者の印象を決めつけていないか
  印象が変わりすぎるのも問題
  相手も自分をゆがめている
  孤立してしまう人
  「考え方」を聞いても相手のことはわからない
  行動を見ると、その人が正確にわかる
  勝手な人間論
  人間に関する持論がある人ほど危険

第5章 どうすれば自分の壁を打ち破れるか

  学習性無力感
  学習性無力感は感染する
  学習性無力感からの脱出
  目標を細かく分ける
  小さな成功を意識する
  原因に手を打つ癖をつける
  状況を整理するだけでも問題は解決できる
  自分でできなければ、人に支援を求めよう
  小さな目標設定がやる気を継続させる

第6章 自分の心の動きを理解する方法

  感情か、知識か
  他者に対する態度の決定
  「他者との関わり」がないと、自分は見えない
  同情と共感
  相手の視点から自分を見る
  正当性を高める
  「正当パワー」は諸刃の剣
  コミュニケーションの攻撃性
  社会性を広げる

終 章 幸せなビジネスライフとは何か

  何のために壁を破るのか
  努力はキャリアアップにつながるか
  キャリアの統合
  バッファーを持つ
  禁止教育の弊害
  成果指向か、プロセス指向か
  セルフコントロール力を身につける
  運による幸福論に惑わされない

終わりに——自分の視点を疑ってみる



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著者

川上真史(かわかみ しんじ)
1962年、和歌山県生まれ。京都大学教育学部教育心理学科卒。産能大学経営開発研究所研究員、ヘイコンサルティンググループ コンサルタントを経て、1997年よりワトソンワイアット株式会社コンサルタント。2003年より早稲田大学第一文学部 心理学教室 非常勤講師を兼任。
コンピテンシーにもとづく人事制度、人材マネジメントに関するコンサルティングや、目標管理制度をはじめとした成果主義的な人事制度の構築、定着を多数の企業において手がける。
著書に『会社を変える社員はどこにいるか』(ダイヤモンド社)、『できる人、採れてますか?』(共著、弘文堂)がある。


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