目次


6色蛍光ペンでわかる経済

「思考パターン別・塗り分け勉強法」で経済・ニュースを理解する


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——「正しい方法」で努力をすれば、必ず得点につながる!

謝辞

第1章 書き込み式「効率的勉強法」のすすめ
  1.「効率的勉強法」とは何か——総論編

   「省くべき無駄とは何か」を意識して勉強する
   目標がはっきりしていないと、効率的にはなれない
   サブノート作りは「勉強」ではなく「作業」である
   合格者、成功者の体験談や勉強法を鵜呑みにしない
   作業時間と勉強時間を分けて考える
   成功者のものまねがスキルアップの第一歩
   好き嫌いではなく、損得で考え実行する
   人まねから、自分の勝ちパターンを作る
   「多回転勉強法」という勝ちパターン
   記憶の衰えは回転数でカバーすればよい
   少ない時間でいかに回転数を増やせるか
   「情報集中」の原則とは、テキストに書き込むこと
   「よく出題される問題=重要な問題」ではない

  2「効率的勉強法」とは何か——経済学編

   そもそも経済学やビジネス書がわからない原因は何か
   資格試験に必要な経済の勉強法とは
   ビジネスに必要な経済の勉強法とは

   コラム 数学が苦手だと経済は理解できない!?

第2章 思考パターン別・6色塗り分け勉強法
  思考パターンがわかれば、経済学はわかってしまう
  現実経済を単純化した「モデル」を使って考える
  思考パターンで理解する「消費の理論」

   思考パターン1◎定義の明確化=まず言葉の意味をはっきりさせる
   思考パターン2◎仮定の設定=「これは○○と仮定します」とシンプルなモデルに置き換える
   思考パターン3◎分析=結論を導く
   思考パターン4◎結論=理論ができ上がる
   思考パターン5◎結論の評価(長所、短所)=現実経済を説明できるか確認する
  思考パターンは、「仮定の置き方」が一番重要
  思考パターンごとに、6色に色分けしよう
  6色蛍光ペンを、どのように塗り分けるのか
  思考パターンは資格試験、特に論文対策に有効
  思考パターンはビジネスでも活用できる!

   1.定義=検討すべきテーマを明確にする
   2.仮定=前提条件次第で戦略は変わってくる

   コラム ワンパターンを崩さないのが鉄則

第3章 6色勉強法でマスターする「経済学のキホン」
  経済学の全体像をつかめばスッキリする
  ミクロ経済・マクロ経済とは何か
  1人1人が正しくても、全員が正しいとは限らない
  全員が同じことを行えば……「貯蓄のパラドックス(逆説)」
  不良債権問題はまさに「合成の誤謬」である
  需要と供給で価格が決まる、昔の正統派=古典派
  不況の時代に登場したケインズ派
  物価や賃金は下がらない!?
  ケインズ理論は不況下の経済をうまく説明している
  財政政策はアクセル、金融政策はブレーキ!?
  ケインズ派の問題点(1)財政赤字の慢性化
  ケインズ派の問題点(2)なぜ価格や賃金は下がらないのか
  古典派とケインズ派の考えを比べてみると
  古典派とケインズ派、どちらが正しいのか


   コラム 理論は「使い分け」が必要

第4章 6色勉強法で考える景気循環と経済成長
  景気対策とは短期の視点での議論
  経済成長とは長期の視点での議論
  経済成長の3つの要因で考える「日本と中国」
  生産能力の面だけから経済成長を考える「潜在成長率」とは
  「構造改革なくして景気回復なし」は本当か

第5章 6色勉強法で理解する日本経済の問題点
  テーマ1 構造改革派 VS. 景気対策優先派

   1.定義 構造改革とは何か
   2.仮定 構造改革派と景気対策優先派の分かれ目は
    仮定(1)日本経済は、どのくらい不況に耐えられるのか
    仮定(2)財政政策は効果があるのか
    仮定(3)構造改革の先送りは、日本経済にとって致命的か
    仮定(4)構造改革の日本経済への影響は
    仮定(5)財政危機は深刻か
   3.分析 財政政策は効果があるか
   4.結論 構造改革を実行すべきか
   5.長所、6.問題点 どちらが現実経済に近いのか
   本来、構造改革派と景気対策優先派は対立しない?

  テーマ1について自分で考えてみよう!

   1.定義 構造改革とは何か
   2.仮定 (1)〜(5)の仮定ごとに考えてみる
    仮定(1)日本経済は、どのくらい不況に耐えられるのか
    「失業の増加」が最大の問題か?

   コラム 完全失業率の求め方

   株価の動向から平成不況を考える
    データのポイント 日経平均とTOPIX
   財政危機は克服できるか
   日本の財政は家計に例えると破産状態!?
   どうして国債は安全な資産なのか
   どうして格付け機関の日本国債への評価は高いのか
    仮定(2)財政政策は効果があるか
    仮定(3)構造改革の先送りは日本経済にとって致命的か

   コラム ケインズの美人投票

    仮定(4)構造改革の日本経済への影響は—長期的には成長力を高めるが、短期的にはマイナスか
   例えて言えば、構造改革は手術
   妥協案は中途半端=最悪となるおそれが大きい
    仮定(5)財政危機は深刻か
   3.分析
   4.結論
   5.長所
   6.問題点

  テーマ2 不良債権問題—早急に処理すべき VS. 早急に処理すべきではない

   1.定義 不良債権処理とは何か
   2.仮定
    仮定(1)日本経済は、不良債権処理による一層の不況に耐えられるか
    仮定(2)不良債権処理の先送りは、致命的な誤りか
    仮定(3)不良債権処理は、短期的には景気にマイナスか
    仮定(4)「借金を返せない企業にはつぶれてもらう」という正義を貫くべきか
    不良債権処理の合成の誤謬
   3.分析
   4.結論
   5.長所
   6.問題点

  テーマ2について自分で考えてみよう!

   1.定義
   2.仮定
    仮定(1)日本経済は、不良債権処理による一層の不況に耐えられるか
    仮定(2)不良債権処理の先送りは致命的な誤りか
    仮定(3)不良債権処理は、短期的には景気にマイナスか
   3.分析
   4.結論
   5.長所
   6.問題点

第6章 6色勉強法で読む世界経済の「明日」
  テーマ1 同時多発テロ後のアメリカ経済——楽観論と悲観論

   1.定義
   2.仮定
    仮定(1)金融政策は有効である
    仮定(2)財政政策も有効である
    仮定(3)経済政策は効果が出るまでに時間がかかる
   経済政策の4つのタイムラグ
   3.分析
   4.結論
   5.長所
   6.問題点

  テーマ2 中国は日本を追い越すか

   1.定義
   2.仮定
   3.分析
   4.結論
   5.長所
   6.問題点
    「現在の勢いで成長すれば」という仮定の妥当性
    問題点(1)「中国の最大の強み=優秀な労働人口の多さ」はいつまで続くか
    問題点(2)政治的安定を継続できるか
    問題点(3)安い「人民元」に固定し続けることができるか

   コラム 共産主義と資本主義

   私の考え いずれ中国は日本を追い越す

  テーマ3 大競争時代は古典派が復活か

   1.定義
    定義(1)大競争とはどういう状態のことか
    定義(2)古典派とはどういうものか
   2.仮定
   3.分析
    分析(1)供給能力を拡大させたときの効果は
    分析(2)財政政策により景気回復するか
   4.結論
   5.長所
   6.問題点

第7章 6色勉強法を論文作成、戦略思考に活かす〈活用編〉
  活用1 6色勉強法を「戦略的思考」に応用する

   戦略的思考とは?
   6色勉強法と戦略的思考は非常に似たもの

  活用2 6色勉強法による企画書・論文の作成

第8章 色分けしてみよう〈実践編〉
  実践1 経済学の色分け(1)
  実践2 経済学の色分け(2)
  実践3 経済見通し『金融経済月報』の色分け
  実践4 ビジネス誌『週刊ダイヤモンド』の色分け

第9章 他の科目の色分け勉強法〈応用編〉
  他の科目にも色分け勉強法が応用できる
  憲法の色分け勉強法
  国際法の色分け勉強法
  財政学の色分け勉強法

第10章 MBAの色分け勉強法〈応用編〉
  MBAとは何か
  MBAを大きく分類すると
  MBA色分け勉強法のメリット
  「経営戦略」の色分け勉強法
  「バランスト・スコアカード集中講義」の
  色分け勉強法
  「消費者行動論」の色分け勉強法
  「確率・統計の基礎」の色分け勉強法
  「多変量解析」の色分け勉強法

おわりに

さくいん



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著者

石川秀樹(いしかわ・ひでき)
1963年生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。新日本製鉄株式会社資金部、鋼管輸出部などを経て、石川経済分析取締役社長、現在に至る。筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(MBA)。国際金融コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))、経営品質協議会認定セルフアセッサー。
国際ビジネスでの経験を基に、経済・金融・経済学に関する執筆、講義、講演などを行う。早稲田セミナー専任講師として、公務員試験、公認会計士試験、不動産鑑定士試験対策の経済学も教える。
著書には、『経済学入門塾』シリーズ1〜5(中央経済社)、『これ以上やさしく書けない経済のしくみ』(PHP研究所)などがある。
http://homepage1.nifty.com/economics/


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