目次


「愚直」論

私はこうして社長になった


[目次] [著者紹介]


表紙




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序章 試練を糧にせよ
 目の前の仕事に打ち込めば、成果は後からついてくる

  高い「マインド」を持っているか
  「熱意」と「経験」が成長を決める
  仕事の「スコープ」を広げる働き方

第1章 仕事の閉塞感
 日本企業の技術者だった私がMBAに挑戦した理由

 1 理想と現実の落差

   名門・松下電器への就職
   不本意な配属先
 2 閉塞感の幕開け

   地味な仕事に追われる毎日
   研究に専念できない環境
 3 現実逃避の誘惑

   焦燥感との戦い
   胸に刻み込んだ言葉
 4 溶接機事業部で何を学んだか

   ビジネスパーソンの背骨をつくる
   技術者として次のステージへ
 5 米国流ビジネスへの憧れ

   特別プロジェクト室の仕事
   強烈なカルチャーショック
   組織は「おにぎり」を目指せ
 6 MBA留学という選択肢

   海外という「スコープ」を求めて
   MBA受験の方法
 7 地道な猛勉強の成果

   TOEFL攻略の顛末
   エッセイで自分を売り込む
   ハーバードからの一本の電話


第2章 人格改造講座
 ハーバード・ビジネススクールへの留学で手に入れたもの

 1 留学初日から味わった挫折感

   ボストンで始まった海外生活
   いきなりの自信喪失
 2 ハーバード・ビジネススクールの過酷な授業

   「経営者としてどう判断するか?」
   落第候補生に選ばれて
 3 困難に打ち勝つための闘い

   予習に明け暮れた毎日
   戦友たちとの共闘
 4 額に飾った卒業証書の重み

   人事を尽くして天命を待つ
   一人きりの祝宴会
 5 「人格改造講座」で学んだこと

   自分の考えを主張する積極人間に
   MBA取得に価値はあるか
   目標を持って挑戦する


第3章 実力主義の世界
 戦略系コンサルティング会社の徹底した「アウトプット」主義

 1 成長できない無力感

   松下電器への復職
   悩みと退職の決意
   自分の環境は自分でつかむもの
 2 経営コンサルタントへの転身

   ボストンコンサルティンググループとは
   入社を決意した面接官の一言
 3 徹底した実力主義

   ボストンコンサルティングの仕事
   戦略思考の泥沼
   自分の価値を示したプロジェクト
 4 コンサルティング業界で広がった「スコープ」

   圧力釜の中で鍛えられた頭の使い方
   コンサルティング会社の四つの価値


第4章 外資系の文化
 外資系コンピュータ会社で体験した異質の企業風土

 1 テクノロジー業界への回帰

   もう一つの卒業式
   パソコン業界の戦国時代
 2 アップルコンピュータの自由闊達な企業文化

   「その他」担当部長の仕事
   「マッキントッシュ互換機」の実現
   販売現場に立つ喜び
   マネジメント意識の覚醒
   「心で売る」営業活動
 3 エキサイティングな体験

   産業構造の変化をつかむ視点
   大変さと楽しさは両立できる
 4 職場の閉塞感を打ち破る

   コンパックコンピュータの驚き
   米国本社のお荷物的な職場
 5 赤字事業からの脱却

   コンシューマPC事業の惨状
   一点突破の戦略
 6 日本独自仕様パソコンの夢

   不退転の決意で米国本社へ
   始めて味わった大成功の美酒
 7 マネジャーとしての働きがい

   パソコン市場の相場師
   理想の職場づくりを求めて


第5章 社長という職業
 巨大合併の混乱の中で日本HPの社長となって

 1 HP・コンパック合併の動揺

   寝耳に水の合併報道
   コンパック本社の不安
 2 巨大合併を成し遂げた力

   合併までの道のり
   「HPウェイ」から「+HPウェイ」へ
 3 合併効果を高めるために

   わずか五年で社員数二四倍へ
   混乱の中での船出
   PCサーバ事業の顧客離れ
 4 日曜日の社長就任要請

   次期社長候補の一人に
   会長からの社長就任要請
   選ばれた唯一の理由
 5 いよいよ社長就任!

   まず外見から変える
   全社員への就任メッセージ
 6 社長という職業

   「ハッピー」の創出が社長の役割
   社内コミュニケーションの活性化
   「お客様第一主義」の徹底
 7 これからの日本HPと私

   これからの日本HP
   社長としての夢


第6章 激動時代の働き方
 経営者としての立場から語る、これからの人材像

 1 私の仕事観

   なぜ私たちは働くのか
   成果は後からついてくる
 2 日々の仕事をどう進めるか

   仕事は自ら創るもの
   「現場百回」の姿勢を持つ
   勝負どころを見きわめる
   価値観の異なる人とあえて交わる
 3 仕事の悩みをどう克服するか

   悩みを構造的に整理する
   転職は慎重に考える
   身近な助言者を見つける
 4 変化の時代にどう働くか

   普遍的な実力を身につける
   「T字型」人間になれ
   スピード感を高める
 5 これから求められる人材像

   「マインド」こそがすべて
   リーダーの資質とは何か


あとがき



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著者紹介

樋口泰行(ひぐち・やすゆき)
日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長。
1957年兵庫県生まれ。80年大阪大学工学部電子工学科卒業。同年松下電器産業入社。91年ハーバード大学経営大学院(MBA)卒業。92年ボストンコンサルティンググループ入社。94年アップルコンピュータ入社。97年コンパックコンピュータ入社。02年日本ヒューレット・パッカードとの合併にともない、日本ヒューレット・パッカード執行役員インダストリースタンダードサーバ統括本部長。03年同社代表取締役社長就任、現在に至る。


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