目次



  戦略環境経営 エコデザイン

ベストプラクティス100


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表紙




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主要目次

エコデザイン宣言


第1章 エコデザインからの発想

1節 持続可能社会における企業経営のあり方

2節 エコデザインと企業経営

3節 エコプロダクトとエコマテリアル 

4節 エコデザインの原則と戦略

5節 エコデザインの普及に向けて


第2章 エコデザインによる環境経営

1節 グリーン購入の方法と課題

2節 環境情報としてのエコラベル

3節 グリーン投資と環境報告書

4節 エコデザインの現在と将来


第3章 エコデザインの手法

1節 エコデザインの位置づけ

2節 LCA(ライフサイクルアセスメント)

3節 チェックリスト法とマトリックス法

4節 MIPS最小化法

5節 バックキャスティング法とマクロアプローチ

6節 日本企業におけるエコデザインの進展


◆エコデザイン・ベストプラクティス100

(全12分野)

1 家電

2 OA

3 時計・カメラ・文具・インテリア

4 エネルギー

5 建築・建材

6 食品・衣料・洗剤

7 包装・容器

8 輸送・交通

9 機械・部品

10 素材・塗料

11 工場・プラント

12 流通・金融


第4章 エコデザインの国際地図 

1節 デザイン史におけるエコデザイン

2節 アメリカ、ドイツのエコデザイン

3節 オランダのエコデザイン

4節 オーストリア、スイスのエコデザイン


第5章 地球の限界

1節 環境資源の持続可能利用の失敗

2節 環境容量を超えた世界経済

3節 地球環境劣化の現状と課題


第6章 持続可能社会の実現戦略

1節 環境原則と環境効率

2節 脱物質経済を実現する

3節 資源生産性の飛躍的向上

4節 政治・経済・税制の大転換へ

5節 人類に託されたエコデザイン、21世紀の展望




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梗概


西暦2000年を迎え、企業経営の舵取りは環境経営に向けて大きく旋回をしはじめた。環境経営の根本は、環境効率の向上とエコデザインである。環境効率の向上は、資源生産性を高め、環境影響に対する製品のサービス価値を上げることで達成される。そのためには、エコデザインがどうしても必要なのである。これからは、エコデザインが企業競争で絶対的優位を握る鍵となるだろう。
本書では、まず冒頭に99年2月に開催されたエコデザインの世界会議EcoDesign'99で、著者が発表したエコデザイン宣言を掲載。この宣言は、今日の巨大な環境問題の根源を明らかにするとともに、私たちが目指すべき方向を示唆したものである。
 エコデザイン宣言を受ける形で、本文では、エコデザインからの発想、環境経営のあり方とその実現、エコデザインの手法について詳述。そして、エコデザインの実例として日本企業のベストプラクティス100を紹介し、さらにエコデザインの国際状況を概観し、地球の限界に触れたうえで、持続可能社会の実現戦略を提言している



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著者紹介

山本 良一(ヤマモト リョウイチ)

1946年、茨城県水戸市生まれ。69年、東京大学工学部冶金学科卒業。74年、同工学系研究科大学院博士過程修了、工学博士。74〜76年、マックス・プランク金属研究所客員研究員。78〜80年、ブリティッシュコロンビア大学中間子研究施設μSR国際共同研究。81年、東京大学工学部金属材料学科助教授。88年、東京大学先端科学技術研究センター教授。92年、東京大学生産技術研究所教授、現在に至る。専門は材料科学、持続可能製品開発論、エコデザイン。

専門領域を大きく超えたその行動は海外でも高く評価され、21世紀的なエコデザインの世界的リーダーの1人として、各国の研究者、企業家、政治家とも連携をとりながら、地球環境と共存する世界経済のパラダイムシフトの実現に向けた献身的な活動を遂行している。

編者紹介

DMNエコデザイン研究会

業種横断的なデザイン戦略研究組織であるDMN(ダイヤモンド・デザインマネジメント・ネットワーク)に所属する研究会で、山本良一氏とインダストリアルデザイナーの益田文和氏が主宰するワークショップには多彩な企業メンバーが参画している。2000年度からはエコデザイン開発プロジェクトがスタートする予定。



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