目次


地球のなおし方

限界を超えた環境を危機から引き戻す知恵


[目次] [著者紹介]


表紙




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序 章 地球はすでに限界を超えている

 1 人間の活動を支えきれなくなった地球
 2 地球上のすべてはつながっている

第1章 地球をシステムとして考える


 1 何がシステムを複雑にしているのか?
 2 地球環境を左右するシステムの特徴
 3 地球環境の破壊につながる「行き過ぎ」
 4 行き過ぎを引き起こす加速度的な成長
 5 限界に向かって成長する四つのパターン

第2章 環境の危機をデータで検証する


 1 資源をもたらす供給源と汚染を飲み込む吸収源それぞれの危機
 2 食糧生産の限界をもたらすさまざまな制約
 3 私たちが使える水の量は驚くほど少ない
 4 環境保全に重要な役割を果たす森林が急激に減っている
 5 進行する種の絶滅と生態系破壊の危機
 6 再生できない化石燃料の枯渇をどのように補うか
 7 増え続ける再生不可能な物質の消費量
 8 汚染物質を吸収する吸収源の危機
 9 異常気象をもたらす温暖化の原因は人間の活動にある
 10 多くの限界を同時に超えてしまっているという根本的な問題

第3章 地球の未来をシミュレーションする


 1 現状維持の行き着く先は?
 2 技術や市場の力では環境問題を解決できない
 3 なぜ技術や市場の力だけでは行き過ぎを回避できないのか

第4章 限界を超えた地球を救う方法


 1 限界を超えたというシグナルへの三通りの対応
 2 システムを変えるために「足るを知る目標」に変える
 3 「足るを知る目標」に加えて技術を導入する
 4 運命を左右する改革の「タイミング」
 5 持続可能性へ行動を起こすための指針

第5章 システム思考で問題を解決する


 1 「できごと」の奥にあるものを見る
 2 システムに働きかける効果的なポイント
 3 望ましい方向へシステムを動かすフィードバック・ループ

第6章 私たちの未来を創っていくために


 1 第三の革命「持続可能性革命」への道筋
 2 平和的な変革に向けた五つのアプローチ

あとがき



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著者

ドネラ・H・メドウズ
Donella H.Meadows
ダートマス大学環境研究プログラム助教授として、コンピュータモデルを使って社会、環境、エネルギー、農業などのシステムを研究した。2002年逝去。

デニス・L・メドウズ
Dennis L.Meadows
1970年、ローマクラブより「成長の限界プロジェクト」のディレクターを委嘱される。ダートマス大学で資源および政策策定に関する研究と教育に従事した後、ニューハンプシャー大学教授、国際システム・ダイナミクス学界、国際シミュレーション学界会長を歴任。
現在は、インタラクティブ・ラーニング研究所にてコンサルティングに携わる。

枝廣淳子
Junko Edahiro
(有)イーズ(http://www.es-inc.jp)および(有)チェンジ・エージェ
ント(http://www.change-agent.jp)代表。東京大学人工物工学研究センター客員助教授。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。同時通訳者、翻訳者、環境ジャーナリストとして、環境関係の国際会議、セミナーでの通訳、翻訳出版、執筆、講演活動に携わる。日本の環境情報を
英語で世界に発信するNGO、ジャパン・フォー・サステナビリティー(JFS)共同代表。主な著書に『いまの地球、ぼくらの未来』『朝2時起きで、なんでもできる!』、訳書に『成長の限界 人類の選択』『デーリー先生の「話し方」コーチング』『カサンドラのジレンマ』ほか多数。

特別協賛

株式会社日立製作所
財団法人日立環境財団


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