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気候変動 +2℃


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表紙




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まえがき

この本の見かた


[地球ヒストリー]

[1900-52] 初めての警告
[1953-55] 大気汚染との戦い
[1956-58] 地球観測時代の幕開け
[1959-61] 二酸化炭素が増えている!
[1962-64] いつでも夢を。高度成長に酔っていた時代
[1965-67] 科学者の連携が始まる
[1968-70] 地球大の意識の芽生え
[1971-73] 『成長の限界』の波紋
[1974-76] 地球の歴史を解き明かせ
[1977-79] 止まらない砂漠化
[1980-82] 「気候ジャンプ」の衝撃
[1983-85] 南極上空にオゾンホール発見
[1986-88] 時代の転換。ニュースになった温暖化
[1989-91] 海を汚したのは誰?
[1992-94] 地球サミット──持続可能な発展の模索
[1995-97] 市民の力と京都議定書
[1998-2000] 過去半世紀で最大のエルニーニョ発生
[2001-03] 100年後の気温上昇
[2004-06] 多発する自然大災害


[温暖化インパクト]

1℃上昇すると、 珊瑚礁が白化する。
1.5℃上昇すると、 水不足人口が急激に増加する。
1.5℃上昇すると、 グリーンランドの氷床が融け始める。
1℃〜2℃上昇すると、 異常気候現象が増加する。
2℃上昇すると、 西南極氷床が融け始める。
2℃上昇すると、 多くの地域が沿岸の洪水で被害を受ける。
2℃上昇すると、 マラリア患者が増加する。
3℃上昇すると、 陸上の生態系に大きな影響が出る。
3℃上昇すると、 海洋大循環が停止する。
5℃上昇すると、 メタンハイドレートが崩壊する。


[未来を変える取り組み]

[1]市民風車 自然エネルギーへの転換。市民が支える風力発電
[2]軽油代替燃料 畑で作る燃料──てんぷら油で車が走る!?
[3]ネイチャーテクノロジー 自然のすごさを賢く活かす
[4]生分解性素材 植物から生まれたプラスチック
[5]海洋温度差発電 小さな南の島がエネルギー大国になる!?
[6]グリーンベルト運動 女性たちの手でアフリカの大地に緑を取り戻す
[7]洪水対策 自然災害に弱い地域を強くする
[8]都市環境の改善 車に依存しすぎた都市生活の見直し
[9]カーシェアリング 「所有」から「共有」へ。人と車の新しい関係
[10]ソーシャルアクション 日本全国770万人の行動と実感
[11]環境情報ツール 宇宙から見た地球を手のひらへ
[12]環境市場の活性化 エコプロダクツの普及が切り札
[13]環境共生型の街づくり 研究、交流、実践。新しいエコ村の登場
[14]実践的環境教育 森へ還し、森から学ぶ自然塾

[コラム]

[1]気温上昇1℃、2℃、3℃で何が起きる? 原沢英夫
[2]温暖化、鳥獣虫魚は知っている! 増田啓子
[3]気候ターゲット2℃ 山本良一
[4]引き返すことのできなくなる時点はいつか 山本良一
[5]“脱6%削減志向”への転換 ピーター・D・ピーダーセン
[6]温暖化と経済損失 岩坂健志
[7]どれだけ歩かなければ世界は一人前になれないのか 西岡秀三
[8]気候変動とうまく付き合う方法 伊藤公紀
[9]気候シミュレーションは未来へのメッセージ 江守正多

[解説]

コンピュータシミュレーションによる温暖化予測 ─結果から何が読み取れるのか─
気候変動研究の未来 まだわかっていないこと、もっと向上できること 伊藤公紀
気候変動 +2℃ キーワード集

あとがき ライオンのたてがみを引っ張る無邪気な子ども 山本良一

参考文献
写真クレジット
コラム執筆者



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責任編集

山本良一
東京大学生産技術研究所教授
東京大学工学部冶金学科卒業。工学博士。文部科学省科学官、エコマテリアル研究会名誉会長、日本LCA(ライフサイクルアセスメント)学会会長、グリーン購入ネットワーク名誉代表など、多くの要職を兼務。著書に、『地球を救うエコマテリアル革命』(徳間書店)、『戦略環境経営エコデザイン』、『サステナブル・カンパニー』などの他に、『1秒の世界』、『世界を変えるお金の使い方』(以上ダイヤモンド社)の責任編集を担当。


編集/文

Think the Earth プロジェクト
「エコロジーとエコノミーの共存」を目的に、企業とNPOを結ぶインターミディアリー型のNPO。新しい発想のものづくりで地球を考えるきっかけをつくり、情報発信を行なっている。手がけた書籍に、写真集『百年の愚行』(紀伊國屋書店)、『えこよみ』(ブロンズ新社)、『1秒の世界』(ダイヤモンド社)、『世界を変えるお金の使い方』(ダイヤモンド社)などがある。
http://www.ThinktheEarth.net/jp/


編集協力

独立行政法人 国立環境研究所
1974年国立公害研究所として発足、90年に国立環境研究所に改称、2001年より独立行政法人。環境問題を幅広く総合的に扱う日本の中核的な研究所。研究の対象は、地球温暖化、オゾン層破壊、大気汚染などの公害、化学物質による人の健康や生態系へのリスク、 廃棄物の処理やリサイクル、生物多様性保全など多様な分野に及ぶ。http://www.nies.go.jp/


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