目次


だれも寝てはならぬ


[目次] [著者紹介]


表紙




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第1部 少年はおののく

スター マリアン・カーリー
ぽた、ぽた、ぽた マロリー・ブラックマン
アンダー・ザ・スキン セリア・リーズ
珍品(ちんぴん)の館(やかた) フィリップ・アーダー
空の船 ジェラルディン ・マコーリアン
動物園のふしぎな家具 デボラ・ライト
シーッ! ブライアン・パッテン
ウサギのチャーリー ガース・ニクス

第2部 これでもかというほどに——


ポッサムの真実 ジェームズ・モロニー
影泥棒(かげどろぼう) マーガレット・マーヒー
はみだし者 エヴァ・イボットソン
海をわたったカエルの話 ディック・キング=スミス
自伝のためのメモ モーリス・グライツマン
チェリーパイ ロス・アスキス
カルロスへ マイケル・モーパーゴ
バブル・トラブル ロジャー・マクゴー
モルモット・レース ジョージア・ビング



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著者紹介

マリアン・カーリー(Marianne Curley)
『オールド・マジック』『ザ・ネイムド』など「ガーディアン・オブ・タイム」三部作(以上未邦訳)の著者。1959年、オーストラリアのウィンザー生まれ。現在は砂浜と森にかこまれたニューサウスウェールズ州コフスハーバーに住んでいる。秘書や教師の職を経て、現在は三人のティーンエージャーの娘たちにかこまれて、ヤングアダルト向けの執筆をしている。

マロリー・ブラックマン(Malorie Blackman)
コンピュータ・ミステリー『ハッカー』(偕成社)でW.H.スミス文学賞を、『ノウツ・アンド・クロスズ』で2002年のチルドレンズ・ブック賞を受賞。若い読者向けの『ウジウィッグ』(以上未邦訳)はBBCで人気のシリーズとなっている。そのほかに『うそつき』(ポプラ社)など50冊を超える著書がある。執筆の半分の時間はテレビドラマや演劇台本の創作にあて、家族とともにケントに住んでいる。

セリア・リーズ(Celia Rees)
『魔女の血をひく娘』『魔女の血をひく娘・2』(以上理論社)、『トゥルース・オア・デア』『ソウル・テーカー』『ザ・カニング・マン』『ザ・ベイリー・ゲーム』(以上未邦訳)などの著者。ワーウィックシャーのソリハルに生まれ育った。現在は同州のレミントンスパーに住んでいる。英語と歴史の教師をしていたが、生徒たちに語った話が好評だったことがきっかけで執筆を始めた。

フィリップ・アーダー(Philip Ardagh)
『あわれなエディの大災難』(あすなろ書房)は主人公エディー・ディケンズが活躍する、ちょっとこわい物語。三部作だが二、三巻は未邦訳。そのほかには『ヒエログリフを書こう!』(翔泳社)や「ゲット・ア・ライフ」シリーズ(未邦訳)などがある。ケント生まれで、現在はイーストサセックスに住んでいる。広告代理店に勤務しているころ執筆をはじめ、現在は子ども向けのフィクションとノンフィクションの両方の作品を書いている。

ジェラルディン・マコーリアン(Geraldine McCaughrean)
『不思議を売る男』でカーネギー賞とガーディアン賞を受賞した。ほかに『ジャッコ・グリーンの伝説』(以上偕成社)、『おばあちゃんの時計』(評論社)、『リトル・エンジェル』(文渓堂)など、おとなから子どもまで幅広い読者層向けの作品を書いている。『ア・リトル・ロウワー・ザン・ジ・エンジェルズ』でウィットブレッド賞を受賞し、再話作品の『ザ・ピグリムズ・プログレス』と『ザ・カイト・ライダー』(以上未邦訳)でブルー・ピーター賞を受賞した。バークシャーに住んでいる。

デボラ・ライト(Deborah Wright)
2002年刊行の二冊目の小説『ザ・レベル・フェアリー』(未邦訳)はシェークスピアの『真夏の夜の夢』の現代版といえる作品で、ティーンエイジャーとおとなの両方の読者層にまたがったベストセラーとなった。最新作の第三作はロマンチックコメディで、近く発刊される。1975年サリーに生まれ、いまも住んでいる。現在、はじめての子ども向けの作品を執筆中。

ブライアン・パッテン(Brian Patten)
子ども向けの『ガーグリング・ウィズ・ジェリー』『ジャグリング・ウィズ・ガービルズ』『ソーイング・フローズン・フロッグス』、おとな向けの『ラブ・ポエム』『アマダ』『ストーム・ダメージ』『グリニング・ジャック』などの作品がある詩人。最新作は2002年末に発表された『ザ・ストーリー・ジャイアント』(以上未邦訳)は大変な評判となった。1946年生まれでロンドンに住んでいるが、執筆はデヴォンでおこなっている。

ガース・ニクス(Garth Nix)
『サブリエル—冥界の扉』『ライラエル—氷の迷宮』『アブホーセン—聖賢の絆』(以上主婦の友社)の三部作でヤングアダルト向け作家としてデビューした。「セブンスタワー」シリーズ(小学館)も好評を博している。1963年、オーストラリアのキャンベラに生まれ育ち、現地の大学で作家養成の講座を専攻する。書店をはじめ出版業界のいろいろな職を経験し、作家となる。シドニー在住。東欧、中近東、アジアの諸国を旅した。

ジェームズ・モロニー(James Moloney)
最初の作品は『クロスファイア』で、そのほかに『グレーシー』『バザード・ブレス・アンド・ブレインズ』『スワシュバックラー』などの作品がある。最新作は『ブック・オブ・ライズ』(以上未邦訳)。1954年オーストラリアのシドニーに生まれ、7歳以降ブリスベーンに住んでいる。作家になる前は学校教師、司書教諭をしていた。

マーガレット・マーヒー(Margaret Mahy)
『足音がやってくる』で外国人作家(ニュージーランド人)としてはじめてカーネギー賞を受賞した。2年後には『めざめれば魔女』でまた同じ賞を受賞。ほかには「フォーチュン団のなかまたち」シリーズ、『ゆがめられた記憶』『空中の王国—九つの愛の物語』(以上岩波書店)、『魔法使いのチョコレート・ケーキ』(福音館書店)などの作品がある。1936年生まれで、子ども図書館の司書をしていた。

エヴァ・イボットソン(Eva Ibbotson)
『ガンプ—魔法の島への扉』(偕成社)、『アレックスとゆうれいたち』(徳間書店)、『フイッチ・ウイッチ?』『ダイアル・ア・ゴースト』、受賞作『ジャーニー・トゥ・ザ・リバー・シー』(以上未邦訳)など、子ども向に幽霊や魔法使い、魔女などの不思議な作品を書いている。第二次世界大戦前の1925年にオーストリアのウィーンに生まれたが、ヒトラーが権力を握ると一家はイギリスに移住した。現在はニューキャッスルに住んでいる。

ディック・キング=スミス(Dick King-Smith)
『ゴッドハンガーの森』(講談社)など動物に関する作品を多く書いている。『子ブタシープピッグ』(評論社)は『ベイブ』というタイトルで映画化された。ほかには『パディーの黄金のつぼ』(岩波書店)、『おねがいはウィッシュボーンで』『おふろのなかからモンスター』『奇跡の子』(以上講談社)など邦訳作品も多い。グロウチェスターシャーで生まれ育ち。いまはブリストル近郊に住む。20年間農業に従事したのち、教師を経て子ども向けの作家となった。

モーリス・グライツマン(Morris Gleitzman)
『はいけい女王様、弟を助けてください』(徳間書店)の作者。テレビドラマの脚本家をしていて、最初のふたつの文学作品『ジ・アザー・ファクツ・オブ・ライフ』と『セカンド・チャイルドフット』は台本をベースとしたもの。ほかには『バムフェイス』『ウォリー・ウォーツ』『トード・レイジ』『ボーイ・オーバーボード』(以上未邦訳)などの作品がある。イギリス人であるが、1969年にオーストラリアに移住した。

ロス・アスキス(Ros Asquith)
イラストレーターであり作家である。コミカルな漫画作品『ドリス』は、ガーディアン紙に長年連載されている。「ティーンエイジ・ウォリアー」シリーズはベストセラーとなった。最新の子ども向け小説は『トリクシー・テンペスト』と『ティーンエイジ・テアラウェイ』(以上未邦訳)。邦訳作品には『アリーテ姫の冒険』(学陽書房)がある。ロンドンに住んでいる。

マイケル・モーパーゴ(Michael Morpurgo)
『ザンジバルの贈り物』(BL出版)など子ども向け著書は九十冊以上。映画化がすすんでいる『よみがえれ白いライオン』(評論社)ほか、『星になったブルーノ—ダンスをおどるクマ』『ケンスケの王国』『やみに光る赤い目』(以上評論社)、『シャングリラをあとにして』(徳間書店)、『ペンギン・ブックス』(中央公論新社)など邦訳も多い。“子どものための桂冠詩人”に選ばれた。デヴォンに住み、都会の子どもに農業体験をさせるための農場を持つ。

ロジャー・マクゴー(Roger McGough)
『いったいこれはなんじゃらほい?』(評論社)、『ムーンシーフ』などの絵本、『スカイ・イン・ザ・パイ』『アン・イマジナリー・メナジェリー』『バッド・バッド・キャッツ』『ピロー・トーク』(以上未邦訳)などの詩作品がある。1937年リバプール生まれ、、ミドルエセックス在住。朗読をする詩人のトリオ_ザ・スキャフォルド”のメンバーとして活躍し、CDもある。1970年代から、詩人として、またラジオ、テレビの司会者としても活躍している。

ジョージア・ビング(Georgia Byng)
2002年に発表された最初の作品『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』は評判を呼び、現在映画化がすすめられている。続編『モリー・ムーンが時間を止める』(以上早川書房)につづくシリーズ三作目の発表が待たれるところだ。絵本の作品もある。ハンプシャーに生まれ、女優から児童文学作家に転進。現在はロンドンに住んでいる。

訳者紹介

安次嶺佳子(あじみね けいこ)
東京生まれ。立教大学社会学部卒。訳書にフォーブス&ブロック『有名人の子供はつらい』(草思社)、ランス・アームストロング『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(講談社)などがある。

内藤文子(ないとう ふみこ)
東京府中市出身。上智大学外国語学部卒。訳書にモロイ『アビーと光の魔法使い』(徳間書店)、パーク『いつもそばにいるから』(求龍堂)などがある。

西本かおる(にしもと かおる)
京都府生まれ。東京外国語大学卒。商社勤務ののち翻訳に専念。訳書にガース・ニクス「セブンスタワーシリーズ」(小学館)などがある。

橋本恵(はしもと めぐみ)
東京生まれ。東京大学教養学部卒。銀行に勤務ののち翻訳に専念。訳書にダレン・シャン「ダレン・シャン」シリーズ、「デモナータ」シリーズ(小学館)などがある。


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