目次



 中国茶の楽しみ

 雑学ノート


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表紙




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はじめに——清い香に誘われて


第1章 中国茶ことはじめ——あれこれ

    [一] 烏龍茶・鉄観音はマイナーな中国茶——メジャーは何か
    [二] 中国茶とワインの共通項——ヌーボーとヴィンテージ
    [三] 「畑・収穫時・茶名」の構造解明
    [四] 銘茶はいくつある——どんどん生れる銘茶の秘密
    [五] 獅峰と東山と武夷山と凍頂と
    [六] 中国茶の中心は杭州
      ——西太后の一八本の茶木。落札価格は五〇?一五万円
    [七] おいしいお茶の採れる場所は——よいお茶には産毛がある
    [八] お茶はお金が好き、権威が好き——香港から上海へ
    [九] 工夫茶(茶藝)はマイナーないれ方・飲み方
   [一〇] 工夫茶を生んだ文人たちは、ものぐさ、酒飲み
   [一一] 銘茶、必ずしもおいしからず
   [一二] なぜ日本では炒らずに蒸すのか——「深蒸し」のなぞ
   [一三] 日本の煎茶はいつ、どうして飲み始められたのか
      ——隠元とお茶漬けと海苔
   [一四] どうして日本では「よいお茶は低い温度で」入れるの
   [一五] じつは荒茶がうまい
      ——「なぜ日本人はカラカラのお茶が好きなの」
   [一六] 「ピコー」と「スーチョン」は福建省出身
   [一七] 祁門、東方美人、工夫、そして○紅
   [一八] ジャスミン茶は花びらがないことで決まる
   [一九] 陸羽もこだわった「水」は、自宅の水道で可
   [二〇] 「お菓子を出したいのですが」という困った質問
   [二一] 食事と合うお茶はむずかしい——いや簡単
   [二二] 「お茶は健康によいのでしょうか」には答えません
   [二三] 「一煎目は捨てるのですか」——ほとんど捨てない事実
   [二四] 「鳳凰単叢」はファンが多いが、探すのが大変
   [二五] 茶飲料ブーム、中国にも
   [二六] 道具に凝るわけではないのですが、どうしても話題にはなります
   [二七] お茶で酔ってみたくて……



第2章 中国茶の基礎知識
    [一] 六種類プラス一種類のお茶区分
    [二] 茶道具の基礎知識
    [三] 工夫茶のいれ方、おいしいいれ方
    [四] 家の器を使って、自由にいれる
    [五] どんな本で勉強するか
    [六] 日本のお茶舗・茶館リストを評価する
    [七] 日本語の通じないお茶舗で中国茶を買う
      ——上海・黄山茶葉有限公司の本店にて
    [八] お茶の保管は、三要素



第3章 私たちが浸る極上のお茶
    [一] 九一歳のおじいさんが作る「文山包種茶」
    [二] 次世代に伝統の技術を残したい
      —— 10代の若者たちが挑む「武夷岩茶」
    [三] 見た目ではぜったい買わない
      ——上品、優雅、うっとりの「茉莉砕茶」
    [四] 獅峰を超えた峰で摘み、芽だけで作ったまだ見ぬ「龍井茶」
    [五] 究極といわれたらこのお茶
      ——宋代の製法を再現した「高山烏龍茶」



あとがきにかえて——残り香は……



付録【中国茶銘茶リスト】
   種類別リスト
   産地省別リスト
   五十音順リスト



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梗概

口を、喉を楽しませ、心を洗う、至福の味わい

入門から知られざる至高の味わいまで、奥深い中国茶の楽しみのすべて。
種類別のおいしいいれ方、茶芸の手順、道具の使い方も。



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著者紹介

成田重行(なりた しげゆき)

1942年東京生まれ。66年東京経済大学経済学部卒業。70年立石電機(現オムロン)株式会社入社。91年常務取締役、92年ヒューマンルネッサンス研究所社長を経て、97年よりヒューマンルネッサンスコーポレーション (オムロン100 %出資の子会社)代表取締役社長に就任、現在に至る。
数年前に中国茶に目覚め、傾倒。年間100回を超す出張にも茶器・茶葉を持参するなど、中国茶を日常の友としている。また、中国国際茶文化研究会名誉理事、浙江省樹人大学客座教授を務める。
著書に、『茶聖陸羽』(淡交社) 、『中国茶 雑学ノート』(共著・ダイヤモンド社) などがある。


工藤佳治(くどう よしはる)

1948年函館生まれ。72年学習院大学法学部卒業。出版社勤務を経て、現在、・ゼンケンヘルス(全研グループ)勤務。
生来の「味」への興味が中国茶へも波及。中国茶の味、香りの多彩さにぞっこん惚れ込み、探究が始まる。「XiangLe 中国茶サロン」(中国国際茶文化研究会日本支部)の監修者・講師として活躍中。中国国際茶博覧交易会顧問。
著書に、『世界のお茶、ふだんのお茶』(共著・晶文社) 、『中国茶 雑学ノート』(共著・ダイヤモンド社) などがある。


兪 向紅(ゆ しゃんほん)

1968年上海生まれ。上海で大学卒業後、92年来日。通訳、翻訳にたずさわる一方、中国茶文化の研究や楽しみ方の啓蒙を行なう。「XiangLe 中国茶サロン・上海」で、中国在住の日本人向けに中国茶を楽しむ活動も行なっている。
幅広い人脈、旺盛な好奇心から、中国茶のみならず、中国料理をはじめとする食の領域でも非凡さを発揮。



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