ブックタイトルタオを生きる

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概要

タオを生きる

2現リアリティ実というものを言葉で表現することはできません。言葉には限界があるのです。現リアリティ実を名詞や動詞、形容詞に押し込めようとすると、瞬間瞬間の流れが切断されます。語ることができるものは、不変の道タオではありません。なぜなら、語ろうとすることは、時間の中にもちこむことになるからです。まさに名前をつけようとすることそのものが、時間の中に留めることになります。いかなるものであれ、いったん名前をつけられたら、もはや不変ではなくなるのです。「不変」というのは、「自由」という意味です。制限をもたず、時間や空間の中にない。妨げられることなく、生きるもの。名前をつけるということは、幻想の世界ないしは夢の世界をつくりあげているあらゆる個別のものの起源です。すべてであるものの一部を切り離し、それを「木」と呼ぶのは、「最初の名づけることから、幻想が始まる    語ることができるものは、不変の道タオではない。01