自分のアタマで考えよう

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1 最初に考えるべき「決めるプロセス」2 5務部門の担当者が特許上の懸案事項について補足、財務部門は資金調達の選択肢について説明し、海外部門が米国の顧客動向について報告します。 さすが精鋭メンバー! どの調....

1 最初に考えるべき「決めるプロセス」2 5務部門の担当者が特許上の懸案事項について補足、財務部門は資金調達の選択肢について説明し、海外部門が米国の顧客動向について報告します。 さすが精鋭メンバー! どの調査も質が高く、参加者も真剣に耳を傾け、活発な質問も発せられました。普段知る機会の少ない他部署の仕事について初めて学び、大いに勉強になったと興奮気味の若手メンバーもいます。 2時間後に会議は終了。手元のメモを見ながら、司会の企画室長が次回までに必要な作業をまとめました。「では次回、海外部門は欧州市場について報告をお願いします。あと、技術部門は耐久性の観点から補足調査を。それと法務部門には米国での係争案件について最新情報を把握しておいてほしい。それから……」と続きます。 1週間後の第三回会合。ここでも各部門から完璧ともいえる調査報告がなされます。参加者はみな真剣に他部門の説明を聞き、鋭い質問が出たり、散発的ではあるけれど熱心な議論が行なわれたり……。 2時間後、司会の企画室長は手元のメモを見ながら今回も各部門に新たな調査分析を割り振ります。「今回出た案がライバル社の特許侵害にならないかどうかは、もう少し法務部門で突っ込んで調べてもらったほうがいいですね。あと、技術部門にお願いしたいのは……」