いちばんわかりやすい確定申告の書き方 page 6/10

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16提出期限は例年３月15日　確定申告の提出期間は、例年２月16日から３月15日までとなっています。おすすめは２月中に申告をすませてしまうこと。２月のうちは比較的窓口もすいています。また、還付金がある場合も早....

16提出期限は例年３月15日　確定申告の提出期間は、例年２月16日から３月15日までとなっています。おすすめは２月中に申告をすませてしまうこと。２月のうちは比較的窓口もすいています。また、還付金がある場合も早く受け取れます。　ちなみに、本来は確定申告の必要のない人が還付金を取り戻すための申告書は、１月１日から５年間、提出が可能です。ですから、今回この本を読んで、「あの時に申告していれば！」と気づいた場合はあきらめないで申告を。逆に5年あるからといって、先延ばしにしていると、必要書類などを紛失してしまう可能性が高まります。早めが肝心です。キホン03確定申告の流れを把握する申告書を提出する方法は４つ●おすすめは税務署に直接持参！ポイント提出方法は４とおり都合にあわせて選んで　申告書の提出先は、自分の現住所を管轄している税務署です。それ以外の税務署には出せません。申告書の提出方法は４つあります。　もっとも一般的なのは、税務署に持参する方法です。確定申告期間中は、税務署内に相談コーナーが設けられているので、申告書の書き方でわからないことを質問することができます。相談はせず、窓口に提出するだけの場合でも、簡単ではありますが記入漏れをチェックしてもらえます。なお、開庁時間には税務署に行けない場合は、税務署の「時間外収受箱」に提出することが可能です。　税務署に行くことができない場合は、郵便や信書便で送ることもできます。この場合、通信日付印の日が提出日になります。郵便ならば、消印有効ということです。　また、忙しいサラリーマンなどが申告しやすいよう、広域（還付申告）センターがターミナル駅周辺などに期間限定で設置されることがあります。広域センターでは、どの税務署あての申告書も受け付けていて、自宅住所管轄の税務署に出向かなくてもすみます。　パソコンが自宅にある場合は、インターネットを通じて電子申告（通称「ｅ ‐Ｔａｘ 」）を行うことも可能です。「ｅ ‐Ｔａｘ 」を使えば、申告はもちろん、納税や各種届出書が自宅で可能になります。ただし、利用には事前準備が必要です。記入もれのチェックをしたい人は、直接税務署へ、開庁時間に税務署に行けない人は「時間外収受箱」へ、税務署へ行けない人は郵送やe-Ｔaxでの申告がおすすめです。　万一、提出した書類の誤りに気づいた場合、次の方法で訂正することが認められています。①申告期限内（３月15日まで）であれば、もう一度申告書を書いて提出する「差し替え」となります。②申告期限が過ぎたあとで、申告税額が正しい税額より少なかった場合は「修正申告」となり、「過少申告加算税」や「延滞税」などがかかることがあります。③申告期限が過ぎたあとで、申告税額が正しい税額より多かった場合は、「更正の請求」となります。この手続きは、申告期限から5年（平成22年分以前は1年）以内に行わなければ無効となってしまいます。　それぞれ再提出書類が必要ですから、税務署で確認して手続きを行いましょう。申告書の内容に誤りがあった場合の対処