めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った 「商品先物取引」入門 金もプラチナもガソリンも砂糖もコメもトウモロコシもゴムも面白い!

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概要:
世界経済の変動や自然災害などで農産物の価格が高止まり状態にわずか1年半で大豆やトウモロコシが3倍以上も値上がり 2000年以降、価格水準を大きく切り上げて過去最高値を更新したのは原油などエネルギーや工....

世界経済の変動や自然災害などで農産物の価格が高止まり状態にわずか1年半で大豆やトウモロコシが3倍以上も値上がり 2000年以降、価格水準を大きく切り上げて過去最高値を更新したのは原油などエネルギーや工業資源だけではありません。食糧価格も軒並み高騰し、世界食糧危機と称される状況を招いています。農産物価格を高下させる最大の要因は自然です。しかし自然による豊凶とは別に、農産物価格のベースを根底から変える事態が起きているのです。 2008年夏にピークを迎えた穀物相場の騰勢が始まったのは06年初めのことでした。わずか1年半の間に米国の先物市場ではトウモロコシ価格が2・2ドルから7・5ドルに、大豆価格は5・9ドルから15・7ドルへと、いずれも3倍以上の値上がりを見せています。 国内価格には為替変動が反映されますが、同期間の東京商品取引所の先物価格はトウモロコシが1万7000円から5万円へ、大豆が3万7000円から8万1000円へと、やはり2?3倍の値上がりを示しています。工業化が進んだことで価格決定は複雑化してきた 農産物価格高騰の理由は原油同様に複合的です。 その中で06年に発生した、豪州史上最悪の干ばつが大きな理由のひとつであることは間違いありません。しかし原油価格とのリンクも見過ごすことはできません。 収穫物の輸送コスト増大はもちろん、近代の工業化された農業では、農業用機械の使用、肥料や農薬の生産・流通にも大量の燃料が使われているからです。 また先進国で再生可能なエネルギーとしてバイオエタノールの需要が増大し、原料としてのトウモロコシ消費を増大させ、農産物全般にわたる価格の押し上げ要因として作用しました。22