めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った 「商品先物取引」入門 金もプラチナもガソリンも砂糖もコメもトウモロコシもゴムも面白い!

めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った 「商品先物取引」入門 金もプラチナもガソリンも砂糖もコメもトウモロコシもゴムも面白い! page 8/10

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経済的に豊かな層がBRICSなどの国々で拡大中牛肉1キロは11キロのトウモロコシに匹敵 食糧危機の原因のひとつには、世界で多くの人々が経済的に豊かになってきたことがあります。その典型的な例が人口大国でも....

経済的に豊かな層がBRICSなどの国々で拡大中牛肉1キロは11キロのトウモロコシに匹敵 食糧危機の原因のひとつには、世界で多くの人々が経済的に豊かになってきたことがあります。その典型的な例が人口大国でもあるBRICSをはじめとする新興工業国の急速な発展です。これに発展途上国の富裕化と人口増加が拍車をかけています。食料の消費は増えるものの生産が追いつかない状態が生じているのです。 もちろん主食となる穀類などの農産品の需要増もありますが、特に「富裕化」というキーワードに着目してみれば、食肉や乳製品といった「ぜいたく品」の消費の増大を見過ごしにすることはできません。 そうしたぜいたく品を生産するためには牛や豚や鶏を育てなければなりませんが、それには膨大な飼料が必要となります。 農林水産省は1キロの牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵を生産するには、トウモロコシに換算して、それぞれ11キロ、7キロ、4キロ、3キロの穀物が必要だと試算しています。つまり肉食や乳製品の摂取が増えればそれだけ穀物が必要になるということなのです。それゆえ世界的な富裕化は農産物価格のベースを下支えする格好で機能することになります。中国はトウモロコシや大豆の純輸入国に転じた BRICSの中でも13億人を超える人口を有し、飛びぬけた発展を遂げてきた中国は富裕化と農産物資源の関係を知るための好材料です。 1998年以降、中国は毎年8?10%を上回るGDP成長率を維持し、経済を急拡大させてきました。けん引役を果たしたのは安価な労働力に支えられた輸出産業です。2010年にはついに日本を抜いて世界第2位の経済大国へと躍り出ています。24